第74回国民体育大会関東ブロック大会(本文ほぼなし)

船橋アリーナ


千葉県で関東ブロック大会開催となると,これまでは国体にしても天皇杯皇后杯にしても,千葉国体の会場だった東金とか大網白里とかとにかく房総半島遠いぜ,な立地が多かったのですが,ありがたいことに船橋アリーナでした。船橋と浦安なら行ける。千葉より近い。ありがたい。流山も千葉と考えるとほんとに千葉県広い。


今年は本国体が茨城開催なので,茨城県を除いた7都県での関東ブロック大会。成年男子は,いつもより1枠少ない2代表。2010年ぐらいから国体意識してますが(9人制がなくなって6人制のみになった2011年から本戦16チームになったんだっけ),東京国体のときも東京を除いて3枠だったので,2代表は淋しい。減った1枠は北信越に行ったもよう。たしかに北信越5県で1代表も酷といえば酷(中国だって5県で1代表だし,ゆえにずっと広島だけども)。そういう「ちょっと不公平な感じ」の境目は枠を持ち回るのかもしれません。それならそれで。


7チームから2代表なので,組合せは変則。A代表は東京・栃木・埼玉・山梨の勝ち抜きトーナメント,B代表は神奈川,群馬,千葉の1回戦総当たり。いずれも3セットマッチ。


関東は国体も天皇杯もさくさく。九州ぐらい凝ってくれてもいいんだけどなー。


船橋アリーナ比較的行きやすいとはいえ絶対的に所要時間はかかるわけで,10時試合開始に間に合わせるのは難しい。第2試合が始まるころに到着。


今年はプログラム(名簿)の販売があった。1000円と少々お高め。だけど,去年は販売開始前から長打の列で早々に売り切れて入手できなかったし,そもそも一般販売が一切ない年も多いので,1時間遅刻でも残部があっただけでありがたい。それだけ刷ったから高くなったんだろうから,ぜんぜんいいの。

A1:東京都2-1栃木県


第2セットを栃木が取って「フルった」というのが移動中の情報。少しぐらい観られるかと期待したものの,第3セットはあっさり東京が取ったようで,着いたらちょうど第2試合のアップが始まるところだった。栃木は栃木クラブ+宇都宮大。東京はFC東京若手。


リベロが,小森。

B1:神奈川県2-0群馬県


こちらはリーグ戦なので。神奈川は富士通。昨季末でかなり選手が減ったのでそれほどベンチアウトの余裕はないがその数少ない登録外者が小林で,リベロは尾木。小林がどっか傷めてるっぽくて,ぎりぎり感。いつぞやの年(神奈川開催だった)のまーくんリベロユニ事件を思い出す。あれは芳賀が条件でひっかかってアウトだった。今年は志波が神奈川で出られるけど,1年違ってたら尾木がリベロやってる場合じゃなくて,とややこしいことになっていただろうねえ。


群馬は名簿の所属が樋口のぞいて全員「群馬県選抜」で所属不明なれど,中心は群馬バレーボールクラブの面々かな。そこに,樋口(堺ブレイザーズ)とか熊切(国士舘大)とか成田(中院大のほう)とか。


志波に関しては「第2セットのさいごちょっと出たよ。ドリブルは取られなかった」というありがたい報告を聞く。ううう。

A2:埼玉県2-0山梨県


埼玉:1林 2佐藤 5石井 10川畑(4米山) 7小島(8阪本) 6浜田(12前田) L11川崎


山梨:5小林 1有野 7鬢櫛 4塩澤 10猪股 11野村 L6田村


埼玉県は埼玉アザレア+隠し球米山達也サントリーサンバーズ)。ふだんのアザレアと同デザインのユニフォームだけど背番号はシャッフル。よねたつは第2セットに川畑にかわって出てきた。


山梨県は山梨教員+山梨大+THK甲府+山梨学院。


第1セット終盤でピンサで前田が入って,はましょーとごにょごにょ相談してて,トランジションのセットを前田がはましょーに上げる,みたいな,期待通りのことをしてくれた。ありがとうありがとう。

B2:千葉県2-0群馬県


自分が着いたときに行われていた「Bコートの2試合目」は少年男子のB1で,それも千葉-群馬だったので,「え?ユニフォーム? 少年?成年? ???」ってなった。関東はいつもややこしい。当日はパンフにコートごとの試合割り当て表があったがそれでも戸惑う。ややこしいといえば,少年の代表決定はめちゃめちゃややこしい変則になっていた(7分の4)。東京が観たかったのだけど,東京だけ土曜に試合がなくて日曜のみ。ほかの6県は土曜に1試合ずつ。


群馬:8武田 9成田 1金澤 2樋口 13小林 5熊切 L7小沼


千葉:7小野 8金澤 5タナカ 2福池 12松下 4中村 L6高橋


群馬,樋口はサイドで武田と対角。OPが熊切。相変わらず細い。細いのに打球がエグい。神奈川は樋口のサーブでかなりやられていたと聞くが,そこは千葉。


千葉は順大。例によって背番号シャッフル。そのシャッフル具合が実に分かりづらい。名簿は番号昇順でもなく厳密な学年降順でもない(きほん的にはいつもの番号順だったが,なぜか最後が福池)。


金澤(順大のほう)は初めて見たかな。1年生っぽかった。


そして,同じ名字で名前もよく似ている金澤2人,てことは,双子(か同学年兄弟)対決でしたかね。席が遠くて顔がわからないし,きょうだいと気づいてなかったから絡んでたかもみてなくて,惜しいことをした。そこは名簿で気づこうよって話だけど。


帰路に,きょうだいで高校が違うケースは多いが県まで違うときょうだいと気づきにくいという話が出た。これぐらい名前にツインズ感があれば,そうかもな,とは思うけど,それでも。*1喜入さんちみたいにいとこってケースもある。


群馬って,成田くんもいるし,以前は鎌田くんもいたし,なんだろう,双子に縁があるのだろうか。


そんなかんじで群馬も内容悪くなかったけど,そこは,まあ,千葉で。

Aコートの3試合目:少年の山梨県1-2栃木県


フルで栃木が勝ったんだけど,たいへん面白かった。第1セットを山梨がまあまあの差をつけて取って,第2セットは栃木。第3セットも栃木。


山梨は選抜だけどほぼ日本航空。スタメンはぜんぶ日本航空だったかな。


栃木も選抜で,こちらも足工大改め足利大附属が中心だけど,MBの渡邊が作新,リベロの飯野が県立宇都宮。


山梨の上村が全体的に身長低めな航空の中ではまあまあ高くて,拾って打ってセンターブロックに跳んでの,エースでマルチでジェネラリストないかにもキャプテンなキャラクター。MBのケナン・石原対角と上村の3人でやたら複雑なコンビバレーを展開。上村がセンターブロックに跳んだり,MBの2人がサイドから打ったり。攻撃は上村+前衛MBメインで,佐藤(左打ちOP)と前島(上村の対角)はリベロと3人でレシーブ重視。という編成。


偏見だけど高校カテゴリらしいし,あまりちゃんと観たことはないのにどことなくとっても航空っぽかった。


面白いし幻惑的なんだけど,幻惑は1試合ずっとは続かなくて,第3セットぐらいになると時間差を完全に見切られてて,マイナスのほうも使わないとテンポ的には囮にならなくなってて,それでも左右幅使ってはいるんだけど,囮捨てればブロック2枚つけるわけで,という感じで。栃木のほうが体格良かったし(5番益島6番柳澤。がっしり系)ボールに力もあった。


栃木の序盤は,学校違うからか渡邊へのトスがさっぱりあってなくてMB使えなくて,ほかのアタッカーもスパイクミスが多い感じで全体的にちぐはぐで調子が悪かったけれど,試合が進むにつれて試合にコンディションがあってくるというか。ブロックにかけて拾ってふたりのどっちかのスパイクで点が取れる,良い感じに。リベロもよく拾っていた。


漫画みたいだな,って思いながら楽しく見ていた。Bコート4試合目の神奈川-埼玉も面白かったっぽかったんだけど,Bコート遠かったので,そちらはほとんどみてない。

A3:東京都2-0埼玉県


成年関東A代表決定戦。


埼玉:1林 2佐藤 5石井 10川畑(4米山) 7小島 6浜田 L11川崎


東京:16手原 22宮原 18栗山 13柳町 19佐藤 29井上 L23小森


埼玉は石井がすごく良かったし,林のサーブも走っていた。宮原・佐藤・小森で受けてるので,間隙を突きやすいわけで,ノータッチエースも何本か。


東京は,佐藤がサイド。第2セット米山が出てきて,サーブでだれを狙うかしらとわくわくしていたら,ちょうど前衛レフトにいる佐藤が滅多打ちにされた……


米山は黒鷲旗で引退してから3か月少々経つがブランクを感じさせず,ましてV2(下位?)のアザレアに入るとまったく異次元だった。手原がスパイクを顔で受けるなどもあり。


第2セットは埼玉行けるかなーって思ったんだけどね。最後は25-23だったかな。惜しかった。とはいえ,とはいえ。


柳町見たさにがんばって船橋まで行った部分はあったので,柳町を観られてたいへん嬉しかった。むずかしいポジションだけど期待していますのよ。

B3:神奈川県2-1千葉県


成年関東B代表決定戦。


神奈川:16米澤 7加藤 4柳田 11浅野(3田中) 10岡村 18長谷山 L19尾木


千葉:7小野 8金澤(3亀山) 5タナカ 2福池(11岡本) 12松下 4中村 L6高橋


試合間があきすぎる神奈川に不利なのでは,という話もあったが,第1セットはあっさり神奈川。V2のチームが関東1部に勝てるのか,という話もあったが,第1セットはそんなふうには見えなかった。


神奈川(富士通)は柳田がキャプテンで,岡ちゃんのぞいてスタメンはふたりよりも年下ばかり。一気に若返ったし,ほんとにいよいよ柳田と浅野がチームの中心で顔という感じが強い。


なので,先輩後輩対決の構図にしか見えず。先輩の意地じゃん後輩に負けてらんないじゃん先輩がんばれにしか見えず。つまり楽しそうだった。なんとなくね。


が,第2セットOPに岡本が入ったあたりから,遠目なので何がどうなったのか良く分からないのだけれども,千葉がえらく良くなって,これは長い試合になりそうだ,と感じた。


神奈川も粘って,28−30,で千葉が取ってフルセット。


第3セットは長いラリーとサイドアウトの応酬。すごくボールが繋がってすごく盛り上がって,めちゃめちゃ面白かった。


19-19ぐらいで神奈川がとととっとブレイクを重ねて抜けて。


でも,紙一重の差,だったと思う。面白い試合だった。やっぱり3枠欲しい。

*1:高校は,群馬(国士舘)のほうが前橋商業で,千葉(順大)のほうが足工大附属。中学は同じ。

令和元年度(2019年度)天皇杯・皇后杯東京都ラウンド

東京電機大学中学高等学校


久しぶりの都予選観戦。47の都道府県ラウンドのラスト。


場所はいつもの電大ふぞく。体育館は空調は入っている。フロアはそこそこ効いていたようだが(それでも13点での給水タイムはあった),あたたかい空気は上にのぼるので,観覧エリアは32℃をこえていた。


男子7チーム。女子に至っては大学のみで4チーム。エントリ数少ないなあ。なんか,ねえ……参加チーム数の多い県もあるのだけれど。


男子は法政が毎年出ている印象だったけど,今年は出なかった。


例によって遅刻して行ったので観た試合のみ。手ぶら(カメラもメモ帳もなし)。出場選手もわからない。

桜美林大学2-0三菱UFJ銀行


ぎんこう観たかったけど第1試合10時開始だったので諦めた。第2セット龍くんがトス上げてたと聞いて,いやでも,10時開始はつらい。

専修大学2-0東陵東京クラブ

日本体育大学2-1桜美林大学


この試合の第3セット途中ぐらいで到着。桜美林は東日本インカレのときからまた背番号が変わっていたかもしれないし変わっていなかったかもしれない。


1部(7位ではあったが)と2部下位の対戦だったが,一見してそこまでの大差ではない。


日体大は3年生がいない様子。逆に東日本インカレでベンチアウトだった4年生がコートに立っている。道井,仲本,西の3人が並んでいた。


ちょうどこのとき隣のコートで女子の日体大桜美林B(2チーム出していた)が行われていた。


男子もエントリ数が少ないが女子はもっと少ない。青学対日体大の代表決定戦となり,青学が都代表となった。


東日本を制した青学が都予選に回っていたのが意外だった。いや,女子のブロックラウンド推薦枠の数を把握していないのだが。


桜美林日体大が男女揃ってエントリしていたので,「青学男子もエントリすればよかったのにー」と言っていたのだが,もしエントリしてたら関東1部のデータ班が来てただろうね,などという話を。関東1部をなぎ倒して準優勝したが,もちろん対戦してない,会場も違うとかのチームも少なくないわけで。

専修大学2-0東京海上


シード位置にいたまりんちゃんはこれが初戦。おおむね,先月の全日本実業団と同じ顔ぶれだったかな。高橋,廣瀨,立木,太田,岩本,上田,でリベロが濱中・阿部のスイッチ。だとおもう。慶應率高め。


岩本は自分のなかで「アタッカーだけどリベロやってる選手」イメージが強く,ゆえに岩本がアタッカーだけどアタッカーやってて濱中がリベロやってるのが見慣れない。


動きを見てもスイッチリベロするなら岩本のほうがフィットしそうだけど,はまーは肩の具合がなんだかどうだかと風の噂をきいたので(三郷でちょっとアタッカーしてたけども),そういういたしかたない事情があるのだろう。


専修は4年生がベンチアウト(登録外)。むしろ,日体大4年生出てるんだ,と思ったぐらいで。MBは1年生の25下鶴28増田の対角。サイドは東はいたけどベンチで,中村啓人と中村太陽or藤中,みたいな感じだった。あとは,久保下,久保,大林。第2セットは颯志がOPだったかな。


専修の1年生は春のパンフに載っていないので困るざんす。登録が間に合わなかったのではなく,たんにパンフのページ割を間違えた(専修の2p目が幻と消えた)んじゃないかと疑っている。

専修大学2-0日本体育大学


うろおぼえスタメン


日体大: 6道井 1仲本 5西 31水野*2(2s-33武藤) 17小田 28川口 L16市川*3


専修大:14久保下 16中村啓 8谷 10久保 19藤中?*4 25下鶴*5 L20大林


奇しくも春リーグ6位対7位の対戦。4年生のいない専修大対3年生のいない日体大。主力のスタメンを2人欠く点はおあいこ。


日体大は,3年生がいない,だけでなく,1年生を試合に出そうという意図が窺える。


勝敗は別として,第2セットの起用及び配球には腹に据えかねる部分があるのだが。


第1セットが水野,第2セットが武藤。第1セットの水野が1年生らしくコートで声出したり先輩にからみにいったりしててかわいいなって思って,プレーはあんまり記憶にない(目立って悪かったということはけしてない)けど,第2セットはスタートから武藤になった。


武藤は桜美林戦の最後(たぶん)ちょろっと小田に交代してアウトサイドのポジションに入って,この試合ではOP。それならそれでもいい。武藤もまた1年生のおしごとな感じで微笑ましかったのだが,


全くと言っていいぐらいトスが上がらなかった。ボールに触るのはサーブとブロックだけ,と言って過言でないぐらいに。


合わないのか,いや,そもそもアタック打数がないものに合うも合わないもない。専修は久保や中村(啓)のミスも多いけど入ると効果の高いサーブでごりごり日体大のレセプションを削る。仲本はバックアタックも入るが小田が後衛のときは,スパイカーは仲本1人。それだけ絞れれば,ディフェンスできる。


そういう試合展開で専修が20-17ぐらいまでリードしていたけれど,そこから日体大が追いついた。フルセットに持ち込めれば日体大に目もあろうと読んでいた。


そんな最後の最後,デュースからのアドバンテージ取りかえされてからのレセプションアタックで初めて(さすがに初めてではないと思うが印象として初めてぐらい),苦しい場面で苦しいトスを,武藤に上げるかね。セオリーはOPのエースに託す場面だったけど,このセットそんなんちゃうかったやん。しかも,たしか小田前衛やったやん。それまでOPに上げそうな場面でも小田の前衛レフトだったやん。


うーん。


試合全体で観れば,専修の調子が悪くなくて,第1セットのさいごらへんでサーブで殴って決めた久保が今日のエースじゃな,とは思うし,第2セットのその最後の場面もサーバーは久保だった。強いサーブが入って崩した。中村啓も,東が入るのと比べるとかなり攻撃ピーキー感はありつつも,それはそれで悪くなかった。柏田・谷に比べるとMBの打数少なめな印象は受けたがそれも追々解消されたし,日体大の攻撃が単調だった部分はあれど大林中心にディフェンスが硬かった。


天皇杯って目的が難しい部分はあって,とくに今年度はファイナルラウンドが3月だから,ファイナルに残ったとしてファイナルに4年生は出(られ)ない。なのに3年不在(理由は不明)4年エントリな日体大は,3月のファイナルのために戦うという位置づけではなかった(もしくは,そう位置づけられなかった)と思うので,


でもまあ,うーん……いささか釈然としない感じは……否めず。これがいつか,今年の冬でも3年後の冬でも,に,繋がると良いなあと。

「超」観戦術


余談だが,数日前から,山本隆弘氏の「バレーボール超観戦術」を読み進めている。興味深いが難しいので遅々として進まない。第2章ではローテーションごとのサーブの狙いどころが図入りで解説されている。頭の中で人を動かすのに時間がかかる。


専修のS1(レセプション)ローテーションが面白かった。一般に,S1はライトの選手(セッターをポジション1としたときの4の選手)がレフトから,レフト(セッター起点にポジション2)の選手がライトから打たねばならない,ゆえに苦手とするチームが多い,とされるのだが,専修はS1のレセプションアタックでも久保がライト,中村がレフトに移動して打つ。そのために,レセプションのフォーメーションは極端にゾーン1付近に人が集まっていた。


第1セット試合開始,日体大専修大ともにS1スタート,日体大道井のサーブ,が,わちゃわちゃかたまっているゾーン1を狙う。誰が受けていたかは覚えていないが,ややレセプションが苦手そうな中村(啓)の前狙いだったか,久保下が前に出るのを塞ぐような久保がライトに行くコースを邪魔するような,そういうコースに実によくコントロールされた(道井うまいなーって思った)速めのまっすぐなのが飛んで来て,それでたしか0-3ぐらいまで日体大がリードしたと思う。その後もS1は専修にとって難所になっていた。


なぜスタートローテーションをS1レセプションの頻度が最大になるように組んだのかわからんのだが,ほかに理由もあるのだろう。第2セットはS6サーブスタートにかえて,だからということもないけれど,セットの入りはずいぶん楽になっていた。


また,ブロックとディグの関係についてもさらっと触れられている。具体例というよりも基本的な考え方なのだが,そのつもりで観るとたしかに,レシーバーはそんなに無闇に動いてなくて,いる位置にボールが飛んでくる。のがわかった。たしかに,打たれた瞬間にコース考えて移動して上がるような打球のスピードではない。


本は本として読んでいるときは人の動きを想像しづらくて難しいし,実際に観戦するときに本に書いてあったことを思い出して意識して観るのも難しいのだけれど,少しずつ見方が広がっていくと楽しいだろうと思う。


本の中で「ローテーションごとの攻撃の選択」という話が振られているので,それはぜひ秋のどこかでやってみたい。メモを片手にそれだけに集中して観ないと無理そう。


www.kanzen.jp

*1:公式サイト表記。日本ウェルネススポーツ専門学校,と思うのだが。

*2:とわっ子

*3:全体的に前後逆かも。

*4:中村太陽だったかも

*5:宮崎っこ

FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4-star東京大会・4日目

潮風公園


男女準々決勝,準決勝


約1年ぶりにビーチバレーを観に行きました。ビーチは通算3度目。


本稿は「なつやすみのにっき:(ほぼ)はじめてのびーちばれー」です。専ら自分用の覚え書き。事実確認してない。そして,競技や試合については無知ゆえ何も書けない。


試合開始は9時半ぐらい(女子の8がけ)だったが,早起きも長時間の観戦も体力的に厳しい。男子準々決勝の2試合目(11時開始予定)に間に合えばいいなと思いながら,実際には開始予定時刻ごろ家を出て,12時半ごろに到着。したら,2試合目の2セット目途中だった。会場ではチケットを買って中に入らないとメインコートの進行具合はわからない(チケット売り場のスタッフにきいてもわからない)親切な設計。

立地


行政区分上は東京都品川区。お台場です。2020東京大会のビーチバレーボール競技の会場。今大会はオリンピックのリハ的な位置づけも兼ねていたようす。


最寄りはゆりかもめの「台場」駅。駅直結はホテルぐらい。駅を挟んで公園の反対側に大きめな複合商業施設(アクアシティ)あり。とはいえ,場所が台場なので近そうでもけっこう遠そうで,時間があれば行こうと思っていたが,その時間はとれなかった。コンビニも銀行ATMもない。コンビニは,フジテレビの中かな……。涼しい最寄りの売店となるとニッコーかヒルトンの中,になるのだろうか。


公園までは駅から徒歩約5分。まっすぐで歩道も広いしあまり広くない道路を1つ横断するだけなので近い。公園入り口から試合会場までは公園の中を数分歩く。途中にトイレと自販機。まっすぐ進むだけなら何もないけど脇に木立の歩道があったかな。遊歩道の先,ちょうどメインコートの奥あたりに公園事務所(ビジターセンター)があるはずだが,気づかなかった(立ち寄らなかった)。


公園の入り口すぐにテントが設営されていて,ボランティアスタッフさんぽい人がわらわらいて,冷感タオルを配布(水も用意していてすぐに浸してもらえた),そのほか,巨大ミストシャワーと救護テント(エアコンつきテント)が設置されていた。大会の雰囲気と少し違うと感じたが,あとで報道記事で読んだところ,それらが,来る東京五輪の暑さ対策として今大会で試みられていたことのようだった。

会場の暑さ対策の取り組みについて


試合会場までべらぼうに遠かったので,オリンピックでもあのへんの場所にあるのだと具合が悪くなったときに何の役にも立たないが,実際には,会場付近に設営されるのだといいなあと思った。以上。


幸い,当日は薄曇り時々晴れ。台風が近づいていて風は強いぐらいだったので,日が射したときこそじりじりと熱いが,それ以外はとても過ごしやすかった。一時雨が降ったが本降りというほどでもなく(いちばん降っていた時間帯はまだ外を歩いていた),猛暑下での大会運営シミュレーションとしては観戦条件が良かったと思う。来年暑くないことを祈るしかない。

会場設営


歩道を抜けた草地の広場が会場。会場入ってすぐにサブコート(無料で観られる)。右手(西。海岸方面)の道沿いにスポンサー企業や品川区のブース,グッズ販売テント。左手(東。当日券売り場大会インフォメーション方面)の道沿いに,飲食屋台(飲み物が1,食べ物が1)とミズノ他こちらも企業の物販テント。

飲食は,だいたい500円600円で,焼きそばたこ焼き炒飯。かき氷。ビールとハイボールと,ソフトドリンクはウーロン茶とジンジャーエールあったかな,……あとなんだったかな。スタグルを楽しむというほどではないが,近隣に食べるところが全くないのでありがたかった。そのほかスポンサーのガラナ飲料のメーカーがガラナとペットボトルの水を150円で売っていてこれらにお世話になった。


サブコートは入り口正面のほかに海のほうに3面あったが,土曜日は入り口正面のもののみ使われていた。


メインコート(有料)は客席スタンドが高くて,タダ観は許さない強い意志を感じた。前売り3000円,当日券4000円。スタンド席はベンチ側(南)を除くコートの三方向に設営。背もたれのないベンチ椅子,座る部分は木質っぽい樹脂っぽい感じの素材(伝われ)。


ベンチ側が大会のオフィスで,エアコン付きプレハブ(!)の建物,2階デッキがたぶんVIP席(ここはオープンエア)。そのほか,選手用のテントとか椅子とか更衣室とかが別にあった様子。


放送席とチームスタッフ席はメインコートの西エンド最上段。日が傾いてからは西エンドは放送席などで影できていてありがたかった。準決勝からなのかな,フジテレビNEXTで放送があったみたい。そんな感じ。


それと,会場の端に仮設トイレが男女各20ずつぐらい設置してあった。

自分の風体


涼しさを第一に,植物素材のつば広帽子,麻のブラウス,ロングスカート(裏地が暑かった……),素足にサンダル。麻かなにかのストール。いつものショルダーバッグと,サブに防水バッグ。色柄の取り合わせを考慮しなさすぎて,道中の町中がかなり居たたまれなかった。


帽子は,買うときには候補のなかからつばが広いほうを選んだつもりだったが,使ってみると物足りなかった。肩幅まで欲しいところ。女優帽。もちろんそれはそれで保管やらの取り回しが悪いので現実的ではないのだけれど。

持っていったもの


氷水を入れた水筒,サングラス,扇子(使わなかった。うちわ配布されてたし,風が強かった),レインポンチョ,保冷剤を布でくるんだもの(これもあまり使わなかった。冷感タオルも貰ったし,南魚沼の雪パックの無料配布もあった),塩タブレット,日焼け止め。途中で水のペットボトルを買っていった。

あれば良かった


クッション。1日座っていたらお尻が痛い。


目薬。なくても良かったんだけど気分の問題。風が強かったので,目に何か入ったらどうしようというおそれがあった。でも,風が強いわりには砂,巻き上がっていなかった。


虫除けスプレー。蚊に好かれる体質のわりに全く刺されなかったので,これも気分の問題。スポンサーのアース製薬さんがブースで虫除けシート(?)のお試しをしていたようなのだが,自分が通りかかったときはよくわからなかった。


長袖の羽織り物。ストールは持って行っていたが肘から先が出てしまう。直射日光に露出しないにこしたことはない。それに,日が暮れてからは風が強く肌寒いくらいだったので,防寒のために。

メインコートの演出


対戦カードや得点経過を示すビジョンが対角線上に2台,それとは別に,場内カメラのリアルタイム映像やリプレイがうつる大型ビジョン(準決勝の途中で撤収していた)が1台。このカメラがしばしば客席を抜いてくる。フレームインしたくないので戦々恐々だった。セット間に流れる音楽に合わせて踊ってると抜かれてDancecomのフレームがつく。夕方以降はアルコールの入った陽気な人が増えて,けっこうあちこち踊ってた。楽しそう。


試合ごとに進行役のMCが2名。日本語MCと英語MCという分担だったが,準々決勝までは,日本語のみMCと日本語も話せる英語MC。準決勝は,英語のみMC(カナダから来た)とマルチMCという体制だった。


選手入場時やタイムアウトなどの進行案内は当然として,主な役割は場内の盛り上げ(つまり客の煽り)。試合前にはコールの説明と練習(?)をし,試合中は,コールの先導。時折,客席スタンドに上がってセット間やタイムアウト時に客いじり(インタビューなど)もしていた。


ラリーが終わると短い音楽が入る。得点の内容に応じて,MCの先導でコールが入ることもある。


コールは,18/19シーズンのサントリーのホームゲームのアレ。強打スパイクが決まったとき(なんだっけ),ブロック(もんすたーぶろっく),サービスエース(えーすえーす)のやつね。あと,追加されたと説明されていた「レインボウ」と「トリック」を,それぞれかんたんな振りつきでコールする。


そっとしておいてくれ,好きに観させてくれ,という気持ちもなくはないものの,どう考えてもそういうシチュエーションではない。夏で,屋外で,ビーチ(の近く)で,酒がある。乗ったほうが楽しいと思います。


ただ,自分がビーチに疎いがゆえなのか,MCさんがもうちょっと選手紹介してくれてもいいなあとは。どんな選手でどんなペアなのかぜんぜんわからないわけ。名前と国しか。


女子準々決勝の2試合目を担当したMCさんだけは,それぞれがどんな選手かを,試合中に触れていた。今何歳で,オリンピックに何回出ててそのうち何回メダルを取って,という程度のもので,これをインドアの日本代表に適用されたらきっと自分は文句をたれるんだろうと思うけれど,それさえも何もなかったほかの試合に比べて,ぐっと立体感を持って試合を観ることができた。プレーや得点に触れるときも国名だけじゃなく選手名を言っていて,彼がもともとビーチのMC経験が豊富なのかどうかは知らないけど,担当する試合の出場選手(トーナメントだから直前までわからない)について準備していたことが好感だった。


夕方からナイター照明が入り,準決勝の前には,光るスティックも入り口で配布された。とくに全員で光らせてどうこうする,ということではなかったので,自分は使わず持ち帰った。昼間の流れる雲も良かったが,暑さが和らぐ夜が観戦には好適だった。

観た試合


1時前から8時ごろまで7時間,5.5試合+インターバルのエキシビション*1を観た。21点3セットマッチなので,比較的さくさく進む。ずっと集中して観ていたわけではなく,バレーはBGVな時間帯も少なくなかった。


過去2回もまじめに観ていたとは言いがたいので,ほぼ初見,で,わからないことだらけだが,世界トップクラスの選手たちの試合を近場で観られたのはお得感があった。


さきにも書いたが,そういう「知らんけどなんかすごい選手らしいよ」「今観ているものはレベルが高いのね」「これは貴重な機会なんだな」といった価値を与える(示す)ことは,ふらっと観に来た初見者の観戦満足度を上げるためには有効だし,満足して帰るためには必要な要素とおもう。ふらっと観に来た初見者は,自分が接している試合を観ただけで「すごい」とは思えない。判断能力と判断材料がないから。オリンピックは,大会自体が価値を担保している。


優勝したノルウェイのモール/ソロムのペアは強すぎた。1番をつけてるモールがブロックの鬼で,準決勝戦,21点2セット(ストレート勝ち)のうち何本キルブロックがあったかね,あまりに頻発したので早々に数えるのを放棄した。


だんぜん強かった。どんどん開いていく点差を観ていればそれは自明,というか,こちらは,その結果を以て「強い」と判断・理解している。なぜ強いのか,プレーのどういうところが良いのかは,観ていてもわからないので,もったいないというか悔しいというかじれったいというかかなしいというか。つまり,判断能力と判断材料がない。


帰宅後に世界ランク1位と知った。自分の圧倒的な準備不足は否めない。


準優勝したドイツのペア(イラス/フルーゲン組)をつい応援していた。準々決勝も準決勝もブラジルのペア相手に第1セット落としてからの逆転勝ちという。準決勝のセルーチ/フィリオ組との対戦は,入りが悪くとくに序盤はミスも多かったが,なんだろうね。追い込まれてから粘ってなんとかセットを取って試合も取っちゃうところが楽しかった。会場も大いに沸いた。


この準決勝戦はほんとにすごくて,それに限らず,女子の準々決勝と準決勝も,もうどこの誰が,とかは覚えていないけれど,サーブがえぐくてエース量産していたり,ボールが繋がったり,選ぶコースがすごかったり(そこに打てる技術という意味でも),コートの端ぎりぎりに決まったり,そしてみんなむちゃむちゃかっこいい。


とっちらかってしまったけれど,なんなら翌日の決勝も,という気持ちにはなった。でも体力面を考慮して自重した。


「座ってるだけだから」と油断していたが,自覚しているよりはたくさん疲労していた。帰りの電車で睡魔に負けるぐらいには。自覚するよりも早めに行動すべきなのがアウトドア。そして,おそらく暑さと海風にさらされて乾燥したと思われる顔の肌荒れは,数日経っても恢復のきざしが見えない。

*1:ビーチサッカー代表選手によるフットバレー。お気楽エキシビションなのにボールコントロールがめちゃめちゃハイレベル,試合はぐだぐだだったけど魅せるプレー満載でとても楽しかった。

全日本6人制バレーボール実業団選抜男女優勝大会(本文なし)

三郷市総合体育館


一昨年以来の観戦。去年の松本まではさすがに行けぬ。


二連覇していた富士通は今年は出場せず。TwitterのTLには田中さんの結婚式の様子が。


例によって派手に遅刻。TXの三郷中央,行きやすくはない。駅から歩くのが億劫だったのでタクシーに乗って,だいたい2試合目の終わりか3試合目頃に到着。


暑さ対策を完璧にして行ったのに逆に冷房が効きすぎていて(ちょうど客席の後ろの通路にクーラーがありガンガン冷気が出ていた。旧型の強力なやつで微調整という概念が無いい)途中からあまりの寒さに気もそぞろになっていた。おまけに得点板が1つしかなく,見える側は空席があまりなくて見えない側に座っていたので試合の進行も良く分からなかった。


ちらっと観られたのは,クボタ,アイシン,ぎんこうちゃん,まりんちゃん,ゼルバ,JUWA,トヨタ車体大阪ガス。遠いコートでヴィアティンとかボンズとか。*1。奈良ドリーマーズや君津のグループは別会場だった。


アイシンはこの夏チーム名を「アイシンTealmare」とし*2,マスコットキャラクターもつくって,今時っぽい(パソコンからはやや見づらい)デザインの公式ホームページもできた。これはVリーグ参入を視野に入れていそうと勝手に期待。


今年はこれまで観戦機会がなくて,久しぶりに観たら日大の菅原が入っていた。おお。あと,セッターが林じゃなかった。うろ覚えだが新人の北山from至学館だったかな。若々しい爽やかなチームで好感度が高いのだが,入ったグループも不運でゼルバと銀行に負けて1勝2敗のグループ3位,決勝トーナメントには進めなかった。ゼルバとはフルセットの接戦で第3セットもデュースになって手に汗握る白熱の紙一重だったので,取りきれなかったのが残念だった。そこで勝ってたら,と言っても仕方ないのだが。とはいえ,1試合目(対銀行)を観ていた人からは,銀行にあっさり負けててあんまり良くなかった,と聞いた。


ゼルバも久しぶりで,見知った顔は少なかったのだけれど,そこに元ぼんずが何人かいて,混乱。グループ戦全勝。


三菱UFJ銀行は,この日若い早稲田OB(つまり加賀と中野)が揃って不在。やや明治み強め。田島が田島。


佐藤さんが二十代後半の大人の魅力が増したところに赤いユニフォームを着ている姿が,初めて見たか2度目かわからないけど,あらかじめ知っててもなお新鮮な驚きがあって,見る度にどきどきした。飯田と並んでるのはなんだかすごく不思議な絵だった。91と96だからもうこれっぽっちもかぶってない。


着いたときにちょうどトヨタ車体-東京海上の試合の2セット目佳境だったかな,で,車体がストレートで勝った。車体めんずがたいそう喜んでいて,そういえばここ数年の東部決勝リーグで車体が勝った記憶が無いな,と思うなど。宮田くんがいなくなって淋しい。


まりんちゃんは,はまーがリベロユニで阿部とスイッチ。クボタ戦かJUWA戦かどっちかではサイドで出ていた,ような気がする。年々慶應色が強まってる気がする。気のせいか。


JUWAちゃんも久々で楽しかった。東海大の橘くんが入ってた。


クボタがメイン目的だった気がするのだけれどクボタを見る頃には寒さに震えていたので,あー,赤松だなー。セッター巧いなー誰よって仲田かそらうまいわ,強いなー。みたいな感じになっていた。


なので,本文なし。

*1:豊田自動織機伊藤忠もいたのだがおかもとさんごめんなさい案件発動。

*2:造語の前半が英語で後半がイタリア語なのでカタカナとスペルとの関連を覚えづらいのですがそれはそれ。

埼玉東レ交流戦

@川越


2年ぶりに行ってきた。当日券売り場で埼玉の推し選手を言えば当日券を前売り価格で買えるという謎システムにのっかり,700円。マッチデープログラムが300円。スタンドアリーナともに同一価格の自由席だったとおもうが,スタンドの端っこのほうで観ていた。なぜなら大遅刻していたので。


試合は3セット固定だったのかな。埼玉が2−1で勝った。第2セットの途中で着いたので,何をしに行ったのかよくわからない感じにはなった。駅からバスで向かったのだが40分以上かかり,財布にものを言わせるべきだったと少し後悔した。


試合後のバレーボール体験(?)が楽しかった。こういうのって通常は,地元の小学生チームがあらかじめ決められていて,短いバレーボール教室をやる(東日本インカレのときみたいな)仕立が一般的だと思うのだけれど,今年は,言うなれば単なるコート開放だった。


選手たちが各自ボールを出して,人々がぐるぐる順番にレシーブしていく感じ。埼玉の選手は「古いユニフォームを着る」ルールだったようで,埼玉の旧デザインのユニフォームの選手もいれば,大学時代のユニフォームの選手もいれば。大学時代のユニフォーム楽しい。


埼玉だけでなく東レの選手もやってくれて,中には円陣パスをしているグループもあったし,梅野と小学生男子とは,足でパスをしていた。


自分はそんな催しがあると知らずにスリッパ履きだったが,ほかの観客も似たようなものだったので,混じってきた。東レ側コートにいたので,せっせと各選手の列をめぐり,半分ぐらいの選手のボールは受けたと思う。みな相手をみて手加減してくれるのだが,中には容赦ない選手もいて,個性が出ていて面白かった。


一通りボールを使った時間が終わった後,埼玉の選手は長机を並べてサイン会。東レの選手はチームの集合時間までそのままてきとうにファン対応をしてくれた。つまり即席のゆるい「写真撮影会(その前後の短いおしゃべりと差し入れも可)」と化し,わたしも場の雰囲気に便乗して,とある選手待機列の後ろに並び,大変珍しいことにツーショットを撮らせていただく暴挙に出た。緊張していたのでおしゃべりなどできるはずもなく,でも,いいの。


2年前の熊谷はとにかく暑かったが,川越は涼しかった。冷房のありがたみをひしひしと感じる。

2910点(3割負担)

ばれーのはなしじゃないです。婦人科方面のはなし。


自分の身体のことなので,自分だけで決めれば良いことではあるものの,あまりにプライベートすぎてこういうところに書くことではないように思えて書かないでいたのですが,執筆環境も整ったし,たまには。15年前ならためらわなかった。年齢を重ねるにつれ頑固で偏屈で臆病になる。


悪い話でも怖い話でもないです。


昨日(月曜日)のNHKの朝の情報番組「あさイチ」で「生理の新常識」という特集をやっていて,なんともタイムリーだと思ったものでした。


過多月経の治療で,ミレーナ入れ(てみ)ました。ごくごく最近。バイエル製薬が出している子宮内黄体ホルモン放出システムというもの。見出しの2910点はその点数です。これに再診料やら抗生剤やらが加わり,保険適用3割負担で当日の支払額は10550円。事前説明で15000円でおつりが来るぐらいと聞いていた通り,件の「あさイチ」でも費用は1万円前後と言っていたので,だいたいそんなかんじなんだと思う。あらかじめわかってはいたけれど3000点を超えると支払明細書がけっこうなインパクト。去年の11月に受けた子宮内膜ポリープ掻爬手術の手術費用(の当日払った分)よりも高かった。


ありがたいことに身体はかなり頑丈なほうで,これまでの人生で大怪我を負うこともなく大病を患うこともなく,病院ともほとんど縁が無い生活を送っている。入院経験もいまだになく,手術も昨秋のそれがおそらく人生初だった。


その節は,初めての全身麻酔含めて自分にはオオゴトでそれなりに大騒ぎしたけれど,世の中とくに病院にお世話になる人はもっと大変な人のほうが圧倒的に多い中で5分かそこらのかんたんな手術にことさら大変だったと言うのは心苦しく,それで,黙って(ないけど)いたわけです。


今,書いてるけど。


事の起こりは何年か前(5年か6年ぐらい経つかしら),胃痛を覚えて内科だか消化器科だかを受診して血液検査と経鼻内視鏡検査を受けた折,胃は綺麗だけど貧血がひどいよ,と言われ,3か月ぐらい鉄剤を飲んだ。


一度数値が良くなったあとはひどく悪化することはないものの,2年ぐらい経つと健康診断で標準値をわずかに下回ってひっかかる。鉄剤なので気軽に処方してもらって2週間ぐらい飲んで復活。


そんなこんなで去年の夏と秋の間ぐらいのころ,疲れやすくなっていたので貧血を疑い,いつものパターンで鉄剤を貰ってもいたちごっこなわけで,ふと思い立って,婦人科に行ってみた。


たまに行く婦人科は担当医が決まっている方式ではないうえたまにしか行かないのでいつも出たとこ勝負。前回かかったときのドクターにけんもほろろに扱われたので(理由はわかる。Drは悪くない)びくびくして門をたたいたら,その日のDrがとても良い人だった。受付時間ぎりぎりに飛び込むめんどくさい客の「なんか貧血っぽいんですそんでどうも生理重いほうっぽいのでそのせいかもと思って……」とかなんとかもごもごよくわからない訴えを聞いてくれ,子宮内膜が一般的な厚みよりもかなり厚いことがわかり(「そりゃ重いわ」と言われた。つらさをわかってくれたことに涙が出たものだ),そんなこんなで子宮内膜ポリープが見つかったので,まずはポリープを取りましょう,という話になったのが去年の秋。


話が長いな。


ポリープ取ってもまだしんどかったら器質性過多月経と言って……と,そこでミレーナをすすめられた。


大人になると学校で教えてくれるわけでもないので,自分から能動的に情報を取りに行かないと知識がアップデートされない。まして,病院に縁が無い生活を送っていればなおさら。保険適用されるようになったのが2014年からという新しい薬のことをわたしは知らなかった。


ポリープを取ったら出血量は激減した。当社比で激減。それでも,まだ,うんざりするのに十分。術後1か月ぐらいの検診で「この先どーしましょうね」という話をしつつ,Drから説明を聞いても販売元のホームページやら口コミやら見ても,わかるようなわからんようなで不安が拭えず保留していたのだけれど,そうこうしているうちにまた貧血気味になり瞼ぺろんとめくったらへんな色だわ,びびって術後6か月後検診かたがた受診したらDrに「顔黄色い」言われるわ。血液検査の結果は標準値内下限ギリぐらいで,例によって(検査結果を聞きにいったときのDrは件の泣けたDrとも手術及びその後お世話になっているDrとも別の人で,いろいろ面白かったけれどそれはさておき)「別に悪いことないけど一応薬出しとく?飲む?」ぐらいの,いや,もうぜんぶがめんどくさいわ。


と言う流れでここに至る。


自分としてはけっこう迷ってけっこう大きな決断をしたつもりでいたのに,実態がめちゃめちゃカジュアルでびっくりした。「じゃあ,今ちょうど在庫あるから取り置きしとくから,こんどの生理が始まったら電話して,日程決めましょう」という。事前の検査とか処置とかないし,手術のときのような同意書もないし,持ち物の確認やら説明やらやらもないし,麻酔もかけないし,「少し休んでもらうので早めに来てください」程度。


カジュアル。


そのかわり,まあまあ痛かったです。そして,合うかどうかは神のみぞ知る。ここで経過観察(経過報告)をする予定ではないけれど,なんかあったら書くかもしれません。


うまくいかなくてもお金が返ってくるわけじゃないので,生活が楽になるといいなあと,そればかり。

デスクライトがやってきた

続「電話機を買い換えた話」。


リビングの壁沿いに机を設えている。机と言っても,抽斗2つに天板を渡したもの。3年前の引っ越しで「りびんぐだいにんぐるーむ」なるものができるにあたり,某大手家具屋にちょっぴりホテルライクな感じでとオーダーしてアレンジしてもらった。需要はあるようで,ちゃんとそういう家具ユニットがあった。


奥行45cm程度であまり大きくはないが,小型のノートパソコンでちょこちょこ書き物をするには十分。ただ,照明を背中に壁を向いて座ることになるので,暗かった。ノートパソコンのバックライトがあるので実務上は大した問題にならないのだけれど,参照資料の閲覧には不便だし,何より,どうも,雰囲気が出ない。


なので,デスク用のスタンドライトが欲しいと思っていたのだけれど,良いなと思うものはべらぼうに高かったり,手頃な値段でこれと思うものがなかったり,いずれにしても急ぐものでも必需品でもないのでおおむね忘れていたりして,後回しになっていた。先月机の一画を占めていたFAX兼用機を撤去して少し広くなったのを機に,ようやく,空いたスペースにデスクライトを置くぞ,という機運になった。


今年の誕生日はお泊まりをしなかったので,誕生日プレゼントになるのかな。夫がいくつか見繕って,部屋のほかの家具の雰囲気にも合うウォルナットのシンプルなデスクライトを見つけてくれた。


まあ,これが,ただの木の棒を組み合わせただけのLEDライトのくせにけっこうなお値段で,誕生日プレゼントにしちゃ高額なんだけど,引っ越したころに目をつけていた北欧方面のデスクライトよりはリーズナブル(比べてはいけないやつ)。世の中,高いものがおしゃれとは限らないけれどおしゃれなものは総じて高い。


通販で買って先週家に届いていたので,今日,設置してもらった。部屋全体の光量を落としても手元が明るい。間接照明風に使うと,ぐっと雰囲気が良くなった。


これですっかり疎かになっている執筆が捗る,か,どうかはわからない。ただ,向かいたくなる机の雰囲気はないよりあったほうが良い。あとは壁に長押か棚をつけてごちゃごちゃしがちな机の小物を待避させたい。これも3年来の野望だが,いまだに壁の石膏ボードに小さな穴を開ける勇気が出ない。


ぼんやりとした「なんかすてきなお部屋」が整わないうちに年が経ち,傷とか埃とか経年劣化とか,物も増えるし,自分も片付けや掃除をさぼるようになっていて,どうしても入居当時のきれいさは失われていくのだけれど,こうやって少しずつ手を加える楽しみがあるのも,それはそれで。

東日本大学選手権・5日目(3位決定戦・決勝戦)

北海きたえーる


前日に10時第1試合開始のアナウンス。


第1試合として男女3位決定戦を同時に行い,3位表彰→特設コート設営→女子決勝戦→男子決勝戦→表彰式・閉会式の順。


関東主管(東京開催)のときは男子3決→女子3決→女子決勝→男子決勝だったとばかり思っていたが,2017年以降この方式が続いているようだ。各チームの帰路を考えればやむを得まい。今年は表彰式・閉会式が1645ごろからだった。観客にとっては焦る必要はないけどゆっくりする時間はないぐらいだったので,最後までいたチームやスタッフはそれなりに時間を気にすることになったのではないかしらん。


そういえば,決勝戦は北海道学連(?)がyoutubeライブ配信をしていたようなのだが,あまり事前に周知されていなかったようなのが残念。

女子3位決定戦 筑波大学3-1東北福祉大学(25-20 23-25 25-22 25-22)

男子3位決定戦 中央大学3-1明治大学(26-24 29-27 15-25 26-24)


明治:2鎌田 23安井 9池田 1小松 15三輪 13上林 L14瀧田/21鳴尾


中央:16伊藤 15鍬田 4水野 1牧山 23佐藤 8平井 L13土岐


中大,セッター牧山,OP伊藤。のうえでの,S4スタート。前日伊藤セッターはS1スタートだったのに,紛らわしい。


その伊藤が弾けた。中野とは違うタイプのOPで,力強いサーブと,高さとスピードと強さのあるスパイクで,圧倒した。でも,受ける印象はごりごりパワフルヒッターではなく,どことなく朴訥なのか飄々なのかクールでクレバーなのか天然なのかわからない,ちょっとふしぎな感じ。


そして初スタメンだったのかなー。わからないけど,1年生の佐藤(from市立船橋)が,すっごく良かった。特に序盤。次第にスタミナが切れてきたのか明治が対策してきたのかサーブやスパイクの精度が下ってはいったが,ポジション5を勤め上げた。背番号23ってだけでわくわくするのに,そのわくわくがさらに増す活躍だった。第1セット最後の2本連続のサービスエースは圧巻だった。


中大のサーブは博打要素が高く(つまりミス率が高く),それが準決勝対青学戦の敗因の一つでもあったが,3位決定戦ではサーブが武器となり試合を制した。第1セットは佐藤の2連続,第2セットは水野。最後はいずれもサービスエースだった。セットの途中も,サーブで崩し,明治おスパイク精度を下げさせて繋いだボールを,伊藤なり鍬田なりが決める。春リーグとは異なるスタメンで,選手層の厚さを感じさせた試合でもあった。東日本インカレは,春リーグとは違う布陣や選手が見られるのが楽しみの一つであるが,中大の,とくに伊藤と佐藤は強く印象に残った。


試合前に,山岸がいない状況でもスタメンじゃないって気持ちの上でどうなんだろうなんて話をしていたのだが,3位決定戦は牧山がスタメンだった。途中(おそらく大差で落とした第3セット。途中で全員スイッチがオフになった)バックアタックへのトスが短いのか前なのかで踏んだりふかしたりが続いたこともあったが立て直したし,終始高さのある攻撃ができていて,ちくしょう強いじゃねーか,と唸った。


敗れた明治は,4セット中3セットデュースというタフな試合のデュース3つを全部取り切れなかった。試合への入りが悪かったなりに第1セット17-21から追い上げ,23-23からブレイクして先に24-23としたが,サイドアウト後の佐藤のサーブにやられた。2本とも小松と鳴尾の間を狙い,2本目は飛びついたけれど弾き飛ばされた。


第2セットも序盤ビハインドで17点で追いつき20点で逆転したが,チャンスにミスを連発し自滅に近い落とし方をした。池田のサーブで22-20と2点差をつけて中大タイムアウトのあと,なんかミス(メモに全く読めない殴り書きがあり,なにやら怒りを感じたらしいことしか伝わらない)。24-23で松本ピンサが効いて自コートに返ってきたボール,つまり決めれば取れるところでダブコン。そして,25-24でもディグが高く上がったブレイクチャンスで,お見合いで落とした。


うわー,書き出してみると酷いなー。そんで鍬田サーブまで回って中大がブレイクしてアドバンテージ,27-28から水野のノータッチエース。だった。


第4セットも以下同文で,やはり後半に明治が追い上げてもつれてデュース,平井サーブで崩して最後は鍬田が決めた。ここはミスで落としたという感じではないので,後味は悪くないものの,とはいえ追いついて一度は23-22と一瞬リードも取った。フルセットいけるかも,の期待をしただけに,悔やまれる。


終盤の粘りの良さを覚えていられれば良いのものを,取れそうだったものを落とした風に記憶がすり替わって残っちゃうからしんどい。


杞憂ならば良いのだけれど,心配になるね。いろいろと。でもいろいろやるなら夏のうちで,夏にいろいろあっても冬に結実するなら,何もなくて実を結ばないより良いと思う。よ(所詮外野の気楽さ)


今大会ピンサで出た千葉のサーブがとっても良かった。トスで横回転をかけて左打ちのスパイクサーブがコートの外に曲がっていく。ちっこいので,まわりがわちゃわちゃいじる。すごくかわいい。しかし,唯一困ったことには神園と見間違える。どう見てもぜんぜん似ていないのに,いつも間違える。なぜ。たぶん美香保の旗係も見間違えた(27のパンツ穿くのはあんまりだ)。

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中央大ー明治大

女子決勝戦 青山学院大学3-0順天堂大学(25-22 25-6 25-23)


青学がぐいぐいと。第2セットは順大がはまってしまってびっくりする点差になってしまった。全体的には青学強いな,だったけど,順大が追いついて盛り上がったり。


順大のアップゾーンがかわいかった。得点すると,男子でお馴染みの「ちゃちゃちゃっ ヤー!」っぽいのを振り付き決めポーズ付きでみんなでするの。

男子決勝戦 青山学院大学1-3筑波大学(25-23 23-25 17-25 20-25)


筑波:13吉田 14坂下 8小澤 25西川 27垂水 20阿部 L12山口


青学:8望月 6中道 9中西 13小田島 18山田 1渡辺 L14長田


筑波大は準決勝と同じ,吉田・西川MB対角で小澤がOPに入るフロントオーダー。


第1セットを青学が取ったが,第2セットからはさすがの筑波。


第1セットの筑波は,レセプションが返っていないわけでもないのにMBのスパイク打数がほんとうに少なかった。西川も吉田もアタック得点1*1。西川は打数も1本か2本かという少なさだった。


青学のブロックが必ず2枚つき,ワンタッチボールを拾う。長田の守備力は抜群に高い。競った展開を,25-23で青学が取った。


しかし,第2セット以降,筑波は高さを出したスパイクを,青学のブロックの上から打ち込むようにかえていった。タッチアウトを狙っても青学は拾う。でも,青学,ブロックは良いチームだけれど,絶対的な高さは,さほどでもない。


大会ベストスコアラーを取った垂水のとんでもない高さよ。サイド主体と言っても,坂下小澤垂水の3人ともバックから打てる(助走に入る)。それらの時間差に惑わされることなくちくちくとブロックはがんばっていたが,高いところから余裕を持って打ち下ろすスパイクは容赦なかった。


筑波が第2セットを取ってタイスコアとし,第3セットにはMBの2人へのトスも上がるようになる。とくに試合後半に進むにつれて西川の打数が増えた。そして青学のブロックも1枚に。西川はスパイク賞を取り,(三輪の個人賞のチャンスがああああ)。


得点をあげた選手として垂水と西川の2人がとても目立った決勝戦だった。「1年生がのびのびやってるけど,のびのびやれてるのは上級生のおかげだよね」という状況は,まさに2年前2017年の秋,当時1年生の村山・宮浦がスタメンになって早稲田の連覇が始まったときに感じたことだった。1年生2人を活躍させてベストスコアラーとスパイク賞の個人賞を取らせ,優勝した筑波は秋以降どうだろう。ますます強くなる予感しかない。そして,その村山・宮浦と松井監督をユニバ代表で欠き,おそらく不本意極まりない結果になった早稲田との火花が早くも楽しみである。


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これに続く高橋結人と山口拓海の抱擁も胸が熱くなるものだった。


2位の青学,第3セット以降は要所で筑波との地力の差を感じる展開にはなったが,見せ場は見せ場としてあり,とても面白い試合だった。チームの中心は東京がめっちゃ強かった時代の駿台+東亜OBだが,こちらも1年生の山田亜藍(from:高川学園)が力強く安定して計算できるアタッカーで,なるほど1部昇格の鍵は亜藍だったのかな,とも。旋風を巻き起こしたおかげで,秋リーグにビギナーズラックは使えない。長きに渡る「2部の門番」に終止符を打って1部に乗り込んでしまったからには,それでもやるしかない。やるしかないのよ。表彰式後にささっと私服に着替えていた青学めんずのスタンスはむしろ好き。入れ替え戦に勝てない1部にはなかなか勝てないって勝手に思い込んでいたけれど,コロンブスの卵は立った。

個人賞

  • ベストスコアラー賞:筑波大#27垂水優芽/筑波大#5川上雛奈
  • スパイク賞:筑波大#25西川馨太郎/東北福祉#5並木芙由
  • ブロック賞:中央大#8平井海成/青山学院#12山中宏予
  • サーブ賞:筑波大#8小澤宙輝/筑波大#13高間来瞳
  • セッター賞:青山学院#8望月祐/青山学院#18花澤佳奈
  • レシーブ賞:筑波大#14坂下純也/青山学院#5宮下聖果
  • リベロ賞:青山学院#14長田康矢/青山学院#8立石優華
  • 敢闘選手賞:青山学院#1渡辺周馬/順天堂#9野嶋華鈴
  • 最優秀選手:筑波大#12山口拓海/青山学院#5宮下聖果

男子最終結


優勝:筑波大学(8年ぶり8回目)


準優勝:青山学院大学


第3位:中央大学


第4位:明治大学


ベスト8:日本体育大学日本大学専修大学東京学芸大学


男子筑波の東日本インカレ優勝は2011年以来の8年ぶり,全日本インカレを入れても2012以来の7年ぶり。タイトルは2016年春リーグ以来。


準優勝の青学は春終了時点では2部1位。第1シード第2シードが揃ってベスト8圏外という波乱の大会となった。

最終日雑感


北海道学連のみなさま運営お疲れ様でした&ありがとうございました。鹿と北海道シルエットがデザインされたスタッフポロシャツ,かっこよかったです。


広い広いきたえーるの観客席に,表彰式まで残っている観客の数は少なかった。東日本インカレの表彰式はいつもそんな感じで,セレモニーの華々しさよりも「ああ,これで終わりだなあ」という最終日の寂しさが色濃い。


ただ,今年は,閑散とした中にも,穏やかで明るい雰囲気が漂っていた。優勝した2チームはもちろん,準優勝の2チームが,それぞれ,ちゃんと(という言い方は変だけど)喜べていたように見えたから。


トーナメントの表彰式は2位のチームにとっては負けた直後に表彰されることになる。銀メダルをかけられる表情に悔しさや不納得がにじみ出る。でも,今年は,自分の思い込みかもしれないが,少し,雰囲気が違った。


青学男子の準優勝は公式Twitterによると創部史上最高成績だったそうだ。これまでの最高位,確認してはいないが,自分が見て記憶にある範囲では東日本インカレのベスト8だろうか*2。直近は一昨年2017年,準々決勝で筑波にストレート負けだった。*3


女子準優勝の順天堂はこの春リーグは2位とのことで,けしてダークホースではなかっただろうが,男女同一会場開催の東日本インカレ/全日本インカレのベスト4では初めて名前を聞いた。フライト等の都合か,表彰式には8人しかいなかった。


準優勝,悔しくないと言ったら嘘だろう。でも,シーズン前半の大会で好成績を残せたことの喜びと後半への希望が開けた,そんな表彰式だった。


閉会式後順番にオフィシャルの集合写真を撮っていたのだが,青学は,ちょうど主将が後ろでテレビ(かな?)取材を受けている間に撮影されてしまった。あれはない。ない。許すまじ某テレビ。主将本人以外誰も気づかなかったのか,それとも,チームは気づいていたものの時間がなくてよしとしたのか。後者に違いないとむりくり自分をなだめる。


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青学男子,表彰式の前。自由だ笑


諸々終わり撤収が始まったフロアの隅で,筑波男子が学生19人だけで円陣を組んで「桐の葉」を斉唱した。金メダルを首から提げ,がっしりと両の肩を組む。「醒めて立て男子ぞ我等」,高等師範学校から続く歌詞は現代の価値観と必ずしも合うものではないけれど,その誇らしい光景はとても眩しかった。


「波乱」と総括してしまいそうにはなるが,男子は終わってみれば関東が8強総取りだった。ここ数年,関東1部内の実力差はさほど大きくない(リーグ戦の前半終わって全勝/全敗が少ない)し1部2部の入れ替わりも頻繁だが,他3学連との差は広がっているように見える。


わたしがぼちぼちだいがくばれーなるものを見始めたころは,関東も東北もほぼ一強で,そのかわり,と言うべきではないが,インカレでベスト8に入ることもあった。今年の東日本インカレで見た3チーム(東海札幌,東北学院,仙台大)は,組合せの妙もあったとはいえ,関東1部を倒して上位に食い込むイメージがわきづらかった。もちろん,絶対はないけど。


学連内で拮抗せずに1チーム独占になるのは絶対違う(望ましくない)と思っている。関東に集まりすぎなのかどうかはわからない。自分は関東に住んでいて関東を贔屓しているので,良い選手を関東で見たいし,関東最強でいてほしい。ただ,去年の全日本インカレの福山平成大のような,嬉しいんだか悔しいんだか,いや,めっっちゃ悔しかったわ。という,学連同士のぶつかり合いの楽しさをもっと見られるともっと楽しいのになあとは,とくに東日本インカレにおいて感じるところではある。


「西日本5学連」は今年も「without関東学連」で開催されるのかな。東西対抗をやらなくなったから,関東選抜でチームを組むことがなくなった。関東の選手たちが関東としてまとまって戦うところも,観てみたいんだけどなあ。どうせ9学連にとって関東は邪魔者なんだろうとか関東はチーム側もそんなつもりはなさそう,なんて,ひねくれてしまう。年代別代表はコンセプトが違うのでまたぜんぜん別の話。


札幌は,気候も良く食べ物も美味しく,町中も公共交通機関も便利だけどごちゃごちゃはしていなくて,過ごしやすかった。札幌から梅雨まっただ中の蒸し暑い東京に帰ってきて,楽しみだった旅行と大会が終わってしまって,次は何を楽しみに日々を過ごせばいいのだろう。今大会では第1シードも第2シードも,見られなかった。そんなつもりじゃなかったからトーナメントの最初の方は他を見ようとしてしまう。彼らを次に見る機会が秋リーグと思うと気が遠くなる。でも,秋は早く来て欲しくはない。秋が来たら冬が来て冬が来たら終わってしまうから。

*1:自分調べで見直してもいないのでものすごく不正確。以下同。

*2:同じくTwitterアカウントによると,少なくとも東日本インカレの最高位はベスト8らしい。全カレはわからん。

*3:この日は濃い1日だったようだ。 http://cana.hatenablog.jp/entry/20170624/p1

東日本大学選手権・4日目(準決勝)

北海きたえーる


現在17時20分。晩ごはんの前にいちどホテルに戻ってきました。熱いうちに熱い物を。でも,30分もないので,順次書き足します中。


準決勝は11時半第1試合開始。女子がAコート,男子がCコートで各2試合。明日3位決定戦があるので今日いるチームは明日もいる。特設コート×4試合のほうが嬉しいんだけど。アナウンスとか呼び込みとか欲しいんだけど。

青山学院大学3-1中央大学(25-20 21-25 25-23 25-21)


青学:8望月 6中道 9中西 13小田島 18山田 1渡辺 L14長田


中大:16伊藤 15鍬田 8平井 11中野 2富田 4水野 L13土岐


セッター伊藤の挑戦。土曜日になったら人が増えるなんてことはなかった。


オーソドックスな組み立てになるのは仕方が無い。梅本がユニバ代表のため不在,というのも相まって,MBの打数は少なめだった。コンビバレーではなくていねいにトスを上げて,アタッカーの力量で勝負する,そういうスタイルを選択したものと思う。


たまに謎采配はあった。OPの中野が下がるときにリリーフサーバーで牧山を入れ,ワンブロで都築。牧山サーバーはまだわかる。中野は気持ち良いサーブを打つが,気持ち良くアウトにすることも多いので。でも,伊藤はこの試合中もブロックポイントが多く,前衛で穴になる身長でもなく,交代枠を2つ使ってしまう理由は,ちょっとわからなかった。


伊藤のセッターを良いとか悪いとか論じるのはなんか違う(けして悪いとか駄目とか言いたいわけではない)。とはいえ,バックアタックのアタックライン踏み越しや,被りぎみで打ったスパイクのスパイクアウトといった中大のエラーが青学を助けていたのも否めない。それらのスパイクフォルトの原因をトス帰するのは乱暴すぎるしそんなつもりもないけれど。少なくないサーブミスも,ワンプレーでブレイクできる機会を逃してしまうし,どうしても気持ちがずっこけがちになるし。


富田だしな。って,そんな富田が好きなんだけどさ。


ちゃんと観るのは初めてだった青学。MBの渡辺周馬は「ポジション渡辺」気味の選手で,安心感も安定感もある。対角の中西も渡辺に比べると目立たないが,良い左打ちのMB。


サイドは,大会中いろいろ出たり出なかったりだったようだが,今日は中道・山田の対角で小田島がOPだった。1年生の山田亜藍とリベロの長田が高川だったか。高川対決観たかった……じゃなくて。


レセプションの入り方やブロック・スパイクの入り方は,テンプレート通りではなく,状況に応じて色んな選手がいろんなポジションに入る。コートの中でそれを判断し指示を出していたのは中道のようだった。


上背もないし,アタック決定率のアベレージでも中大より下回っていそう(わからんけど)だけれど,素早い状況把握とその対応,そして望月の安定したトスとで試合を物にした。月並みすぎる表現だが,「全員バレー」。


春高のスター勢揃いという顔ぶれに印象操作されているのかもしれないが,高校っぽいな,という感覚は受けた。


試合展開としては,セットカウント1-1で迎えた第3セット,終盤までもつれ,どちらかというと中大がリードしていたのを,20点過ぎてから青学が追いつき,逆転で取った。これが大きかった。そのときの青学コートの喜びかた。第4セットもやはり終盤まで競っていたが,第3セットと同じく,中西のサーブのローテーションでブレイクを重ねて逆転した。


去年の冬の福山平成大学もそうだけど,トーナメントは短期決戦で勝ち上がれる夢がある。きっと筑波のアナリスト勢が丸裸にしてきただろうけど,さらにその上をいけると楽しいと思う。

明治大学2-3筑波大学(22-25 25-21 21-25 30-28 11-15)


明治:2鎌田 23安井 9池田 1小松 15三輪 13上林 L14瀧田/21鳴尾


筑波:20阿部 13吉田 14坂下 8小澤 25西川 27垂水 L12山口


最後は,体力だった,と,思う。いつもそう。主義として断乎として練習量とか言いたくないんだけど。でも,明治はおそらく体力の限界を超えていた。


明治は比較的トーナメントにはくじ運も含めて強いほうで,リーグ成績にかかわらずベスト4に入ることは多い。それなのに決勝戦が果てしなく遠い。2013年の優勝以来,東日本全カレいずれも,決勝戦から遠ざかっている。


いつもそう。バナナでも投げ入れたかった。いや,ここは羊羹と言うべきか。知り合いに試合前にはご飯が食べられない(食べないほうがいい)って人もいるしそれもわかるけど,こういうダブルヘッダありの連戦の大会での試合中の補食というか筋肉疲労の軽減って,どうすればいいんでしょうねえ。


ということを,準決勝敗退の度に書いてるような気がするのよねえ。


筑波はエバデダンが今大会ベンチアウトということに関係しているのか,それとも“MB1”*1等に挑戦でもしているのか,かなり変則的な布陣。この大会でいくつかバリエーションを試している様子だった。


準決勝第2試合,決戦の火蓋が切り落とされ,筑波のスターティング6は,吉田がMBに入り西川と対角を組む。小澤がOP。坂下・垂水のアウトサイド。の,フロントオーダー。リベロは両MBの後衛に入っていた。


観る者を混乱させるのみならずやる側も混乱する。自チームサーブのとき(つまり目玉通りに並ばないといけないとき)に一二度,坂下が小澤に「そっちじゃなくてそっち」と指示をしていた。


筑波は第1セットを取って,第2セットで大きく布陣を変えてきた。西川→阿部→小澤→坂下→吉田→垂水のサーブローテ。バックオーダー,小澤・垂水対角,坂下がMBで吉田がOP。


理解が及ばない。そして,それこそ(青学じゃないけれど),ポジション通りのセオリー固定の動きをするわけもない。前衛でのブロックシフト(誰がまんなかで跳ぶか),そのあとのスパイクの位置(誰がどこから打つか),レセプションの陣形(誰が取るか),そしてリベロの出入り(基本的に西川と小澤の後衛で,小澤のところは2ローテぶんだったか,吉田の後衛にも入っていたか)。当然「坂下がセンターだからセンターブロック」ってことでもないし,西川もサイドから打てるし,ローテーションはぐるぐる回るし試合はどんどん進む。把握しきれない。


把握しきれないうちに筑波がセットを落とし,第3セット以降は第1セットのかたちで固定された。しかし,第1セットのかたちでも変則であることに変わりはない。見ている側としては,ものすごく興味深くて面白かったけれど,そこだけ観ているわけもなく,関心の主眼は勝敗の行方で,ボールの動きから人の動きから得点経過からと観るべきところが多すぎて,本当に疲れた。


プレーするほうは頭だけでなく身体もフル回転で,明治は第4セットにはとっくに限界が来ていた。サイドアウト率の低い展開で,18-15と後半に3点差ついたときには3-1で終わるだろうという見立てもあった。


そこから明治がリリーフサーバーの千葉のサーブで崩して一気に追いつき,長いデュースの末フルセットにもつれ込んだ。セット終盤デュースになってからの明治の粘りは舌を巻かんばかりであったが,正味の部分では筑波のミスに因るところが大きく,5セット目に良い形で入れたのは筑波のほうだった。


明治がスタミナ切れで肩で息をし足が動かなくなっているときにも,筑波の運動量は落ちていなかったが,要所でスパイクアウトが連続して出てしまうのが,筑波の弱点と思う。なんとなく。一方の明治は池田が調子がよく,とくに崩すサーブが効いていた。攻撃は,困ったときのMB頼み傾向は変わらないのだが,安井三輪が良く決めていた。後半には繋ぎがうまくいかない感じになっていたが,それでもボールを繋いでリバウンドを取ってとハードに動こうとしていた。


面白い試合だった。すごく面白い試合だった。最終セットは気力で稼働している感じが否めなかったが,面白かった。タフな試合を筑波が制した。筑波の複雑極まりない選手起用をやり遂げ,戦い抜いたことも含め感嘆しかない。だいたい「かっこいい」しか言ってなかった。小澤もそうだし,西川もだし,そして,なんといっても垂水。垂水くんほんとにめちゃめちゃかっこよかった。


第5セットになってもまだ坂下に「そっちじゃなくてこっち」されてる小澤がおかしかった。大丈夫か。


筑波大も,シルバーコレクターになっていて,優勝からはしばらく遠ざかっている。青学との対戦,地力も選手層も筑波に分がある。ひとつタイトルを取って,今年後半に弾みをつけたい。

小学生バレーボール教室


試合後に,小学生チーム4チームぐらいのバレーボール教室をしていた。進行はたぶん道内の小学生組織(団体?)の指導者さんで,手慣れた仕切り。見本というか相手というかお手伝い係として,早稲田男子から3人と東海大女子から5人。


パスなどの基礎練の後,コートで大学生含めだいたい6:6ぐらいに分かれて10分ミニゲーム。女子は小学生用の低いネットだったけど,男子は243でやっていた。小学生男子は皆かがまずにネットの下をくぐれるサイズで,お手伝いメンズと並ぶとミニチュアサイズ。それでも,コートに入るとみんな楽しそうに銘々思い切りジャンプして白帯に触れようとしていて,微笑ましいやらかわいいやら。何がすごいって,自分と同じかそれよりも低い身長なのに白帯に届く選手が何人かいたこと。自分はどんなにがんばってもネット中段。そして,サーブ,前に出て打っていいよと言われていたけれどみんなエンドラインから打ち,そして相手コートに届く選手が何人もいた。さすが男子。


スパイクはだいたいネットにかけていた(のでほぼ試合の体は為していなかった)が,奥のチームは途中からセッターをレイモンドせんせいが担当することでトスが安定し,弓なりながらもネットをこえるスパイクも何本か出て,とにかく男子かわいい。つぎの北海道開催だとまだ早いかもしれないが,そのくらいのころには春高とかインターハイとかでこのコートで243のネットの上から打ってると考えると,趣深いものだった。


40分ぐらいのイベントは,試合観戦後のぐったりした気力の恢復にちょうど良く,きたえーるを引き上げた。明日は最終日。

*1:何年か前の女子代表のコンセプトワード

東日本大学選手権・3日目(3回戦・準々決勝)

北ガスアリーナ札幌46,北海きたえーる


東北学連からベスト16に残ったのが2チーム。東北学院はきのうちょっと観られたので,仙台大を観に第1試合は北ガスアリーナ札幌46へ。


タクシーに乗って「北ガスアリーナ」と言っても最初は通じなかった。「中央体育館ね」と言われて今度はこっちがあたふた。「あ,いえ,きたえーるじゃなくて……」「うんうん」。この4月にオープンしたばかりのぴかぴかの体育館。札幌市の中央体育館の場所が移転したうえで新築なり,ネーミングライツ北ガスアリーナ札幌46。ということのようだ。来季よりVリーグに参加するSafilva北海道のホームともきいた。名前の「46」は文字通り「北4東6」にあるから。場所は覚えやすいぞ。一帯は札幌駅東側の再開発地帯で,サッポロファクトリー(?)からペデストリアンデッキで繋がっている。


つまみ見していたので,出場選手は途中のセットだったりかなり適当。

3回戦:中央大学3-0仙台大学(25-21 25-19 25-16)


中央大:16伊藤 15鍬田 8平井 11中野 2富田 4水野 L13土岐


仙台大:18大関 6阪口 11岩崎 17千坂 1高橋 5十文字 L4飯田


長きに渡る堀籠政権が終わった仙台大。堀籠は餅っぽくないセッターだったが,今度のセッターはほんのり餅風味があった。見覚えがあるのはキャプテンの高橋と,十文字と,阪口,ぐらいかな,とか。阪口は北海道出身とのことで,阪口応援モードで観ていた。レシーバーに入っていた19鈴木がじょうずだった。


中大は,「え? (ごしごし)……え?」みたいなスタメン。いや,単にセッター伊藤に驚いただけなんだけど。スターティング6にセッターらしき選手がいなくて,中野と対角が伊藤で,え? ってなってたら,伊藤がセッターだった。第2セットの途中まで。


山岸はベンチにもいなくて,途中から出たのは牧山。第2セット後のセット間に伊藤がぴょんぴょんするから,第3セットはセッター伊藤に戻るかと思いきや今度はOP伊藤でセッターは牧山だった。


去年の東日本インカレ(もしくは全日本インカレ)でも,なんか,こんな感じじゃなかったっけ。中大なんなの面白い。大型セッター過ぎて隣の水野よりも大きかった。


夜にその話をしたら「平日だから授業があったんじゃない?」と言われた。実際のところはさておき,なるほど非競技スポーツ系専攻の場合そういう可能性もあるのか,と気づく。


仙台大もわりと大きい(ごつい)ほうだと思うのだけれど,中大がでかい。牧山も大きいし。仙台大は楽しげなチームで,コート内で選手がいちゃこらしていて,体育館は明るいし選手は楽しそうだし,北海道までやっぱり総出で来ててすごいなって思ったけど,そうは言っても試合のほうは,中大つええな,という感じにはなってしまった。


試合終了後ほどなくして,早稲田-青学戦が青学のストレート勝利と知る。しばらく呆然と駒澤-日大のアップを眺め,いかんいかんと頭を打ち振るって,きたえーるへ移動した。

3回戦:日本体育大学3-1順天堂大学(25-18 20-25 25-18 25-20)


日体大:26藤巻 13西村 鬼木(19山本) 9藤原 11高橋 28川口 L16小川


順天堂:11森垣 20松下 3森田 19岡本 24亀山(14鳥原) 2中村 L22高橋


きのう美香保でちら観していた2チームの対戦。着いたのは2セット目が始まったところだった。きたえーるのサブアリーナは観覧エリアがなく,フロアの両エンドに一列ずつパイプ椅子がこしらえられていた。Vリーグ規定なら柵の内側なんじゃないかぐらいの至近距離(そんなわけはないだろうけど)。フロアの入り口が1か所で,手前コートの女子のアップゾーンのすぐ後ろという,なかなか勇気の要る環境だった。前回もきたえーるサブで観たのだがそのときの記憶は一切なくて,こんなだったかなあ,と思いつつ。


「もうちょっと,なんとか,さあ」などと歯がゆくなりながら観ていた。これだけ近いとスタンドからは観られない(聞こえない)あれこれが見えたり聞こえたりして興味深い。


日体大の仲本と西がエンドラインセンターでスタッフをやっていて,「B(パス)でいいぞー」とか言ってる。


逆に近すぎてどっちがどうとかわからないぐらいだったけど,日体大が1枚でキルブロックを決めることが多かった印象で,やきもきはやきもき。途中で亀山を下げて鳥原を入れて,そこか? いや,でも,そこしかないのか,などと言っていた。


順大の小野とショーンがいない理由も聞いて,そうか,そりゃ仕方ないな,と。仕方ないは「出られないのは仕方ない」の意味です。

準々決勝:筑波大学3-0東京学芸大学


筑波:11高橋 13吉田 27垂水 25西川 20阿部 14坂下 L12山口


学芸:28荒井 20村田 16小松 19小野 17村岡 1内田 L2瀬戸山


昼ご飯食べがてら,メインアリーナの様子を30分少々。こちらは1セットにも満たないぐらいしか観ていないのだが,筑波ストレート勝ちときいた。


前日東海大を下した学芸ちゃんに対して「それなら分かってるだろうな,おい」という気持ちもなかったとは言わないので,観てないなりに残念。


でも,月並みだけど,秋楽しみです。内田と瀬戸山がコートにいるのも,なんとなく安心するしうれしいし。


MBの村田は,初めて見た,かな。左打だった。左打MBスキーとしては気になる存在。でも荒木田(左打)も好き。


筑波は,小澤が(ベンチ入りはしてるけど)出てなくて,小澤のところ(ポジション5)が垂水。MB高橋瑞穂の対角が西川で,19春高勝戦的においしい。垂水・坂下の組合せは春リーグでも緊急避難的に観たけれど,垂水は小澤とはまたタイプが違うと思うので,今日の試合を見た感じでは坂下の役割が違う感じがするのが面白かった。


さて,でも,いないわけじゃないわけで。

準々決勝:青山学院大学3-1専修大学


青学:8望月 6中道 9中西 13小田島 18山田 1渡辺 L14長田


専修:14久保下 16中村啓*1 3谷 10久保 9東 1柏田 L20大林


2部みのある緑対決。第1セット,トランジションアタックが久保に上がるのに久保がタイミング合わなくてパスで返す,というのが2回ぐらいあって,おいおい大丈夫かよ,とおもっていた。とはいえ青学も中盤のリードを追いつかれたり第2セットは逆転されたりと,早稲田ぶっ潰してのし上がってきました,というほどの勢いは(すっごく遠くから観る分には)感じない。ただ,変な言い方だけど「普通に強い」チームだった。MBが良いし,よく拾う。専修もMBは良いと思ってるんだけどそれ以上。ワンチによくかけていた。ちゃんと自分たちの得意な形にして自分たちがやりたい試合運びができてるのかな,という感じ。


ストレート決着するなら観ていようか,しかしもつれる方がおもしろいか,などと外野の気ままさだったが,第3セットは専修が調子を上げて長くなりそうな気配が漂い始め,サブの準々決勝の進行も気になるのでサブに戻った。

準々決勝:明治大学3-1日本体育大学(23-25 25-17 25-17 25-22)


日体大:26藤巻 13西村 29鬼木(19山本) 9藤原 11高橋 28川口 L12市川/16小川


明治大:13上林 2鎌田 23安井 9池田 1小松 15三輪 L21鳴尾/14瀧田


女子の筑波嘉悦というなにやら恐ろしそうというかサブでやるのがもったいなすぎる試合をくぐり抜けて男子コートにたどり着いたのは,第1セットを日体大が取って第2セット,の,途中ぐらいだった。


第1セットは観ていないのでなんとも言えないのだが第2セット以降の明治はめちゃめちゃ生き生きしていた。自分は好意的に明治のことを見ているので楽しそうで微笑ましいと感じるけれど,そうじゃなかったらすんごいむかつきそう。


一方の日体大は状況を打開しようと懸命で,胸を打たれる。


1年生セッターくんは良い意味で目立たない良いセッターだった。先輩たちが構って,頭ぽんして,めっちゃ緊張してるのはびしびし伝わってきたけど,その目はきらきらしてた。


途中から山本くんが入ってファーストタッチが1枚ブロック。アップゾーンから「しょうやー(ひゅぅひゅぅ)」みたいになってて,本人もすっごい笑ってて。


西村も高橋も巧いのがすごい分かって。


距離の近さは絶対正義。いや,ほんとに。


長く試合を観ていたいからフルセットになればいいのにと外野のお気楽さで思っていたけれど,そうはならなかった。4年生抜きで戦った日体大はまた秋に二回りぐらい強くなって戻ってくると思う。


そして,じぶんちのホームかのようにくつろいでいた明治ちゃんたちは,明日が初めてのきたえーるメインでの試合になる。ぜんぜん雰囲気が違うだだっぴろい中に放り込まれるのはちょっと気がかりだが,壁によじ登って遊んだりスクリーンで調子こいたりしてておくれ。

*1:最初は19藤中だったかもしれないが背番号が観づらい専修緑。