2018天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド・1日目


@武蔵野の森総合スポーツプラザ


今年のはじめ,来年(つまり来月)の春高の会場がここらしいと噂で聞いた。ピンと来なかったが,東京スタジアム味の素スタジアム)の隣に新しくオープンした施設とのこと。思い返せば去年の7月にラグビーのイベントで西競技場に行ったときに,見慣れぬ大きな建造物があった。


飛田給駅からのアクセスも道路一本,道路を横断する階段を上がったところでペデストリアンデッキが味スタと体育館とに分岐。2階(?)が観客入り口となっているのでわかりやすい。外のデッキにキッチンカーが数台来ていた。でも風が強かった。ちょうど風が抜ける構造かしら。館内の導線は,慣れるまでは少々わかりづらかった。入り口入った右手に軽食の売店。ホットコーヒー350円。物販は階段を降りたところ。


第1試合の前に行われた調布市長の挨拶では,昨年11月に開業(?)とか。挨拶のあと始球式。調布市民招待もあったらしい。


フロアは4面取れるので小田原とか群馬ぐらいの面積か。東京体育館よりは狭いが,そのかわりエンド側(短辺)にも中3階的な位置に客席あり。明るい。椅子は背もたれはあるがプラのやつ。客席前方は近頃はやりの透明なパネル。横断幕掲出禁止が告知されていた。ゆえに3階からの眺めは高所恐怖症の人には辛そうと3階に上がった人から聞いた。明日は自分も上かもしれぬ。


試合開始11時。

A1 筑波大学3-0大同特殊鋼レッドスター(25-19 25-16 26-24)


筑波大:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


大同特殊鋼:9長谷川 1伊澤(10二五田) 16川口(5平野) 20木村(18寺尾) 3久保田 4田中 L11島田


筑波大インカレ優勝の年のFR1回戦がこのカードで,そのときは(多くの人の予想に反して)大同が勝った。しかし今日は序盤から筑波ペース。大同は第1セットの途中で平野と寺尾を入れ,第3セットの途中に二五田を入れ。


あまり調子が良くなさそうで,気にはなったものの概ね隣のコートを観ていた。


筑波大,明日はパナソニックと。強敵だ。相手に不足なし。去年は2回戦で堺に勝っている。

B1 大塚高等学校3-2仙台大学(25-23 25-20 23-25 23-25 15-9)


大塚高:2三木 1荒井 12西山 11岩田 4中村 3江口 L7馬渕


仙台大:1堀籠 12阪口(3小針) 2後藤 5前田 6高橋 11十文字 L10飯田


仙台大,インカレでも結局観られなかった。OPの5番の雰囲気(特にライトからのアタックの雰囲気)が好き。チーム全体として,ていねいなプレーをしているように見えるのだけれど,要所で詰めの甘さがあり,大事な得点を落とす印象。チームの雰囲気は楽しそうでアップゾーンも賑やかで楽しかったのだが,いろいろもったいない。


第3セットあたりから仙台大が巻き返す。第3セットの最後は堀籠のブロックでセットを取り,たいへん盛り上がる。フルセットになったが第5セットはスタートから大塚が走った,かな。8-6でコートチェンジしたあと,仙台大のスパイクミスも続いて一気に。


大塚のセッター,よく打つ。


明日は,FC東京と。

A2 洛南高等学校2-3福山平成大学(25-19 25-21 23-25 26-28 10-15)


洛南高:6宮野 1大塚 2中島 5山本 4垂水 9溝井 L7内藤/14木村


福平大:2小山(32坂元) 17三好 16山崎(1迫田) 1迫田(2小山) 15西本 18福元 L40谷尻


洛南は去年(今年)の春高準優勝だったか。そのとき2年生中心だったのできっと今年も強いのだろうと思っている。インハイは知らん。たしか1番の大塚は推薦で早稲田大に合格が決まっていた,はず。193cmのサイドアタッカー


関東1部を蹴破り続けて中国学連初のインカレ準優勝に輝いた平大だけど,どうしてか(どうしても)素直に「強いチーム」と認められない。いろいろあるのよ(思い込みが)。第1セットの展開も相まって,洛南のストレート勝ちじゃないの,なんて悲観論を展開していた。


高校のトップってガチでトップなのでそれでもいいのだけれど,そして洛南とV1との対戦も観たかったけれど,平大は今年のすべての大学で2番目に強かったチームなので初戦敗退はつらい。


2セット連続で「惜しくもない」感じで落とした第3セット,サイドの3枚をいじってきた。迫田をOPにいれ,小山がポジション5,ポジション2に坂元。この試合だけ注視していたわけではないのだけれど,言われて見れば山崎の影が薄かったかもしれない。この布陣でチームが安定したようには見えた。知らんけど,たぶん,迫田か小山(か両方)のレセプションの負荷が減った。それに,1番2番が並んでいるのが,なんか,良い。


平大は,やはり2回生両MBの活躍が目立つ。とくに試合後半,西本が大塚を1枚で止めるシーンが目立った。数は多くないのだけれど,キルブロックが決まると盛り上がる。本人の喜び方も派手なので,ほんとに盛り上がる。コミットだったのかマンツーマンだったのかわからないんだけど。後がなくなった第3セットの後半2本が効いた。第4セットの最後も大塚を止めた。


第5セットはファーストサーバの福元のサーブと,次の三好のサーブでずいぶんと得点を重ね,3-8とかなり優位にコートチェンジ。最後も迫田のスパイク。


迫田,面白い。今日の福元はちょいちょい荒れてるように見えたけれど,その荒れ球のしのぎ方もうまい。インカレ観ててしみじみ感じていたのだけれど,大人しくて地味目な(そのぶん堅実な)パスヒッターに見えた1年のころの迫田が4年生になってこんな頼もしい背中を見せる巧さとパワーを兼ね備えた「エース」らしい主将像を見せるとは,自分の見る目がよほどないのだな,と。


迫田はいなくなるけれど,来年また中国リーグ行かないとならないかねえ,なんて思ってしまうので,試合観ると良くないね。


明日はジェイテクトと。

B2 大分三好ヴァイセアドラー0-3中央大学(19-25 20-25 21-25)


中央大:9富田 18梅本 11牧山 17都築 12水野 6谷口 L21土岐/1柳田


大分三好:4勝 18高山 14ヤカン 15マーク 9林(23藤田) 22藤岡 L7松尾


前の試合がフルセットだったので,13:40試合開始。しかし,A2がフルセットになったので,終わりはほぼ同時。B2のほうが少し早かった。


三好,今季初見。昨季(チャレンジリーグ1)もさほど観ていないがV1に上がってますます観る機会が減っている。


中大はインカレでは全くみられなくて,秋以来の感覚。カテゴリが違うカードの力加減は対戦してみないとわからないとはいえ,試合結果だけうっすら漏れ聞こえてくる今季の三好の様子からすると,事前の無責任な予想ラインから外れなかった。インカレで燃え尽きれなかったチームが天皇杯で活躍するのもよくあることでもあり。谷口の躍動が容赦ない。


15番の選手はアジア枠なのだろうけど,どこなんだろう。スパイクはともかく,途中,都築や鍬田にえらくサーブで狙われていて,むむむ,と唸る。V1よねえ。初勝利が最後になったが年内に勝った(ジェイテクト東レ)ので,断トツ弱いということでもなさそうなんだけど。うーむ。


中央大,明日は東レと。東レも今季(怪我人も多く)不調なようなので,これは楽しみ。

A3 順天堂大学1-3ヴォレアス北海道(25-22 14-25 20-25 19-25)


ヴォレアス:13佐々木 7関根 4古田 5家近 3田城 17辰巳 L10白石


順天堂大:29松下 21タナカ 28岡本 22鳥原(20福池) 9中村 19森垣 L31高橋


結果的に,関東代表で唯一勝ち残れなかったのが順大。淋しくはあるが,いや,もう,第1セットの終盤からあと,しばらくが酷すぎた。なんだったの。25-22が,かなり追い上げられてぎりぎりで逃げ切った感じだった。それまで大差をつけていたのに。


中村の背番号9が一番若く,中村がキャプテンマーク(白いテープで)。4年生全員登録外。潔いというか,順大,こういう試合で思い切ってくるよね。セッターはおそらく森垣通し。小野は登録されてはいたけれど出場してないと思う。


北海道は,去年の天皇杯以来か。1度ぐらいちゃ2で観たか(いや,観ていない)。ユニフォームの柄が派手になっていて,かっこいいのはかっこいいんだけど,おそろしく背番号が見づらい。とくに黒ユニ(に水色の数字,人名は赤)は判別不能レベル。怒りを覚えるレベル。


髪型や髪の色や髭に惑わされずに顔をよくよくみれば選手はひととおり知ってる選手(去年いた選手もいなかった選手も)なので,慣れてくると親しみや好感もわいてきたが,試合開始直後は,「誰だよムキー(怒)」に意識が埋め尽くされ,そのせいで,第3試合はどちらのコートもうまく試合に入れないまま終わってしまったのではないかと言いがかりをつけたくもなる。


辰巳は相変わらず別嬪だった。チームには思うところ(背番号が見づらいユニフォームとか)少なくないが,辰巳にはがんばってほしい。ほんとに。あと,ビジュアルがずいぶんかわってた白石とか,別人ぐらいビジュアルがかわってた(記憶から何年分も年齢を加算する必要のある)佐々木とか。去年は怪我だったかで試合に出てなかった古田もお元気そうで何より。


試合内容は,まあ,ええと,まあ。順大gdgdだった。関本や浅田が出ていたらどうとかセッターが小野ならこうとかの仮定は意味がないのでしないけど,春がいちばん成績が良かったことになるのだろうか。しょっぱい。序盤はヴォレアス側も良いとは言えずほんとにgdgd……


明日はJTと。おおお。

B3 愛知学院大学3-0高知高等学校(25-18 25-20 25-17)


高知高:1大崎 6八木 3別役 4中澤 7小松 9岡林 L2松田


愛学大:23赤星 15岡森 16小玉 12竹下 19坂 10花園(7植木) L17河野


鎮西→愛学ライン鉄板なのかしらん,鎮西OBの多いこと。


四国代表1枠,高知高。初めてだろうなあ。あそこでもそこでもそこでもなく,というのが,四国事情はわからんのでなんとも言えんのですが。愛媛方面の元気さがないのは,どことなく「国体の後」という感じも。


第3試合はこちらの気持ちが切れていたので,よくわからん。相手も相手だし。


明日はサントリーと。

A4 VC長野トライデンツ0-3早稲田大学(17-25 24-26 17-25)


VC長野:17松村 16森崎(8田中) 23キセレフ(4小林) 7栗木 14矢貫 13椿 L12山本


早稲田大:1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 2小林 L11村本


現状のV1の成績はわからないけれども,今のチームを見てる・見てないで予想を立てるとして,立てにくかったのが三好よりも長野。メンバーもちゃわんのころと比べると異動がある。(三好もあるけど)


第2セットVC長野がリードしてる雰囲気のところで会場をあとにしたが,ストレートだった,と。


椿だしなあ,なんて色眼鏡で見てはいかんのだが,そもそも椿がへんなところからへんな体勢でボールを上げている場面がちらちら目に焼き付いていて,それってつまりパスが返ってないんじゃないの。


早稲田は序盤は鵜野(笑うとかわいい),中盤以降は宮浦が良い意味で目立っていた。


明日は堺と。鵜野の就職先である。去年の筑波-堺(ふぃーちゃりんぐ小池)再来なるか。

B4 天理大学2-3東福岡高等学校(25-20 31-29 18-25 21-25 8-15)


東福岡高:7廣田 4内藤 3伴 12松岡(1伊藤) 9柳北 2松永 L10内本/11井上


天理大:2前田 15田中 6吉識 3松本 4難波 1天野 L7山根/16森藤


天理,奈良の大学なのに(なのにというのもおかしいが)姫路とか岡山とか出身の選手が多い。甲南とか甲南とか東商とか姫工とか。


去年のインカレで東亜とフルって東亜応援勢としてはしんどさしかなかったので天理のことが何一つ記憶にござりませんな感じだったんだけど,改めて見てみると顔ぶれは瀬戸内の香りだし,チームも楽しい。


難波は,世代別の選抜合宿でよく名前を見る。198cm。横にも比較的大きく,力強く,バリエーション多めで不器用ではなさそう,という感触。


東福岡は,近頃の春高福岡代表は専ら東福岡,ではあるものの,ちょっと前が大変強かったのに比べて,ちかごろの全国での位置づけはどの程度なのかわからんわけで,さてどうなんだろう,と。9番の1年生が,これまた大きかった。洛南の大塚とは違うタイプで。たぶん。


1・2セットを天理が連取し,東がいまいちなのか天理が良いのかどうだろうと思ったが,そこから東が3つ取って勝ち上がった模様。その後いろいろあって個人的にはもう少し天理を見たかったので残念。


東福岡,明日は豊田合成と。


豊田合成といえば,11月にリーグに登録され先週試合出場も果たした小川(明治大在学中)が今大会にも登録されている。明治が春6位(ブロックラウンド直行との境目)で都予選にエントリしなかったのがここで効いてくる。先週のリーグではレシーバーだったようすで,さて。出るといいなあ,リベロで。見たいなあ。


夜は別件(忘年会シーズンなので)があったため,第4試合の途中で離脱。都心からのアクセスという点ではやはり劣る。個人的なアクセスの良さとは別の話である。


今年V1が10チームになったが,今年からV1に上がった大分三好とVC長野はブロックラウンドからだった。V1の2チームとV2から唯一だった大同特殊鋼が敗れ,V3のヴォレアス北海道だけがVリーグ勢で2回戦に駒を進めることになった。少々淋しい。そもそもファイナルラウンド出場チームの数も淋しいところ。


今年は高校の出場が多い。4チーム。昨年は1チーム(鎮西)だけだった。春高の会場らしいというわたしの思い込みが勘違いでなければ,ここで練習や試合ができるのは貴重な機会だろうから,がんばって出た甲斐もあろうというもの。そして4チーム中2チームが大学を破って2回戦進出。

今年も全日本インカレ


いよいよ,明日が最終日。6年ぶりの男女共催,男子準決勝第2試合の終了は午後6時を回っていた,ような,気がする。


国学連2位の福山平成大が,関東学連5位の東海大を破り決勝戦進出。チームとしてはもちろん,中学学連男女あわせても初の決勝進出の由。また,インカレ史においても,関東学連同士でない決勝戦は,平成13年(2001)年の筑波大-大阪商業大まで遡る。とうぜん,自分が見始めてからは初めてのことだ。そもそも,関東学連以外からの準決勝進出が,2014年の名城大以来だったわけで。


準決勝の平大は強かった。すごく強かった。ダークホースなのか台風の目なのか。平成最後の年だから福山平成大に優勝してほしいなんてTweetを大会の初めの方に見かけたけれど,強豪犇めく山に入った平大がほんとうに決勝戦まで駒を進めるとは。本気で予想していた人が果たしてどれぐらいいただろう。オッズだったらどれぐらいつくだろう。64頭出馬のレースで,馬連早稲田-平大,早稲田が1番人気だから,まだ万馬券までは行かない,かな,いや,行くかもな。福平だけに伏兵なんて駄洒落は言わないよ。


第4セット,いよいよこれはほんとに平大が行きそうだな,となってきたあたりから,複雑な思いが去来していた。詳細は省く。ふだん関東1部を好んで観ている身として。去年までぽちぽち中国リーグを観ていた(逆に言えば今年1度も観に行かなかった)身として。でも,中国リーグなら強いて言えば東亜大派かな,とか,札幌校舎,とか,そういうあれやこれやあれやこれや。そもそも対戦相手が東海大だったので,それも小さくない。


項を改めて,平大ぽえむはしたためたい。


おもしろい,なのか,たのしい,なのか,くやしい,なのか,うれしい,なのか,さびしい,なのか。


どれもしっくりこないような,ゆえに,その,どれでもあるような。


ともあれ,明日の男子決勝戦が,素晴らしい試合になりますように。そして,せっかくだから,ネタでもなんでも,多くの人に注目される試合になるといいなあ。客席少々さびしいもの。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・2部入れ替え戦


駒澤大学玉川校舎


※例によって2019年1月に書いた物


年に2度入れ替え戦で訪れる二子玉。

国士舘大学(1部11位)2-3専修大学(2部2位)(21-25 25-27 30-28 26-24 13-15)


国士舘:15熊切 18金子 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


専修:20久保下 1酒井 9谷 16久保 25藤中 7柏田 L26大林


第1セットは専修が好調。21-24で迎える笠利サーブの前にタイムアウトを取る余裕もあった。


専修MBの谷がパワフル。パンフによるともともとサイドの選手なのかな。ただし,MBは谷も柏田も打数は少なめ。


第2セットは国士舘リードの23-22から,専修が追いついてデュース。最後は笠利のパイプを専修の3枚ブロックが仕留めた。


2セット目から4セット目まですべてデュースになり,最終セットまですべて2点差の接戦になった。コクシのミス(ダブコンとか)がちょいちょい目立つのはいつものコクシ。


しかし専修も,久しぶり(サマーキャンプで少し見たのを除けば去年の秋以来)に見たが相変わらずの専修。ある意味で似たもの同士の対戦。フルセットになりそうな予感が的中する。「久保がめっちゃ久保」とか「アドバンテージのチャンスをふかす」とかTweetしているので,まあ,そういう試合だったんだろう。第3セット最後は熊切。


第4セットも専修が中盤4点差ぐらいつけていたが,コクシが追いつき,最後は松川のノータッチエースが決まり,フルセット。予感が的中する。


第5セットは一進一退が続くが,9-11となった点差を専修が守り切って,最後は国士舘のサーブミス。ピンサ入れてワンブロも入れてサーブミスという切ない終わり方だったが,勝負に出ねばならない場面だったので,あれは仕方なかろう。


専修大学が1年ぶりの1部昇格。試合後東が酒井を引っ張ってきて,酒井を胴上げ。4年生のベンチアウト組が多く(ベンチ入り4年生は酒井だけだったのかな),なんかしらいろいろあったんじゃろうと思うなどした。でも試合後の集合写真はわちゃわちゃと楽しそうで,来年1部でまた楽しい試合をみせてほしい。


藤中末弟も1部にやってくる。結局兄弟対決はこの代でも叶わなかった。*1


国士舘は2部降格。試合に出ていたのは笠利と野島ぐらいで,力もあるので,また上がってくるかなー,と。

慶應義塾大学(1部12位)3-2青山学院大学(2部1位)(25-20 25-14 24-26 18-25 17-15)


慶應:23小出 19樫村 8富澤 12マルキ 17清水 18吉田 L3岩本


青学:2田島(3s-8望月) 16中道 11中西 12薬師寺(2s-13小田島) 14安田 6萱野(2s-12薬師寺) L5山口/7長田


それぞれ残留。


慶應のOBが多数参集していた。そして秋リーグ故障離脱(?)していたマルキがスタメン。


青学は2部優勝の回数は多く,何度も入れ替え戦で見ている。春も見た。自分が入れ替え戦を見ないときでも青学が出たことは多い。でも,いつも,惜しいところまで行っても勝ちきれない。今年の春の入れ替え戦は「本当に優勝したのか?」と思う内容だったが,果たして。


1セット目は点差つけて慶應。最後は清水のブロックか。2セット目に青学は小田島を入れて薬師寺をMBに回す。薬師寺は後衛でもリベロと交代せず,小田島が下がるパターン。


2セット目も慶應が大差で取る。


ここからが,青学らしい。第3セットも慶應リードの展開だったが,23-21から3連続得点でセットポイント。4セット目も取り,フルセットに持ち込む。第3試合(男子の1試合目)から見ているとはいえ,6時半を回った。


青学リードの7-8でコートチェンジ,ブロック決まって7-9。8-10で吉田が足つったっぽい様子を見せる。が,続行。サイドアウトの取り合いで12−14と青学がさきにマッチポイントに手をかける。サイドアウトで13-14。


このあとわたしは試合後まで延々青学のベンチに文句を言うことになる。しょせん結果論でしかないのだが,ほんとうに,あと少しのところまで来て,あと1点が取れない。何かできることはあったんじゃないか。もう少し早くタイムアウトを取れたんじゃないか。


13-14でサーバーはマルキ。思い切り崩して吉田のブロックで14-14のデュース。次のサーブは前に落とし,マルキのトランジションアタックだったかな,で15-14と慶應があっという間に逆王手。


それでもベンチは動かない。青学はS1レセプションローテ,相手サーバは強い。タイム一つ取れんのかとイライラした。


安田のスパイクが決まって15-15。吉田のアタックで16-15。清水のサーブ,最後は富澤が決めて,17-15で試合終了。慶應が首の皮一枚で1部に踏みとどまった。


ええねん,いつも応援してるチームなわけじゃないし,自分が熱くなっても仕方ないし。そもそも第3セットも途中までビハインドだったわけで,フルまで持ち込む粘り強さはさすが青学って思ったし。けして,慶應に落ちてほしいわけでもないし。


でもなあ。2部の門番をしていたいわけじゃないでしょうに,と,少々後味悪く二子玉を後にした。また来年,かなあ。うーむ。

*1:長兄と次男とは同一リーグに所属していたが世代別代表に選出されて不在だったりなんだり。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・11日目(最終日)


深谷ビッグタートル


年が改まってから書いている以下同文。適宜ついろぐから補完。


2016/17シーズンのVリーグオールスターの会場だった深谷。新宿から高崎線に1時間20分乗りっぱなし。乗り換え回数が少ない点では遠方会場のなかでは精神的に楽なほうだが,席を確保したい(できればクロスシートで)ので,700円ばかり奮発して,グリーン車に乗る。


駅舎は趣あるレンガ造りでとても素敵。しかし,駅から体育館までが遠いうえに,公共交通機関は本数も少ないコミュニティバスのみ。最終日にはつらい立地。


現実的にはタクシー相乗り一択。第1試合に間に合うように行くのは時間的にもしんどかったので,例によって遅刻。


このリーグ,全日程行った一方で,遅刻しない日がなかった。

慶應義塾0-3駒澤大(21-25 20-25 21-25)


慶應:23小出 19樫村 8富澤 16加藤(22宮川) 17清水 18吉田 L3岩本/25永田


駒澤大:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 L4宮崎/22山根


たぶん見ていない。入れ替え戦争い直接対決。ストレート勝ちの駒澤が3勝目をあげ,入れ替え戦回避。

日本大3-0東京学芸(25-19 25-23 25-22)


日本大:41高橋 27谷越 9高 44関根 40水島 10松村 L15新山/11三角


学芸:23吉田 26荒木田(25村岡) 3須貝 28小野 17東 30森本 L18濱田


これもたぶん見てない。

順天堂1-3日体大(13-25 18-25 25-22 17-25)


日体大:13河東 20西村 16藤原 1高梨 11仲本 9西 L23市川


順天堂:2関本 21タナカ 28岡本 5浅田(29松下) 9中村 19森垣 L31高橋


日体大は前週の敗戦で優勝の期待値が限りなく低くなっていたとはいえ,ストレート勝ちすればワンチャン(筑波○・早稲田●)だった。第3セットを落として可能性はなくなったが,第4セットは圧倒。


たしか今リーグからMBで出るようになった藤原が良かった。ムードメーカーだしサーブも良い。この日はサーブが絶好調で,サービスエースを何本も取っていた。サーブ賞を取るかと思ったぐらいだった。


高梨のサーブも好調。B票によると,日体大のサーブ得点12。藤原5,仲本3,高梨と西村が2ずつ。

東海大3-2国士舘(27-29 27-25 21-25 25-20 15-9)


国士舘:15熊切 18金子 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


東海大:15島田(21春藤) 2佐藤 19新井 12山崎(24井上) 27安部 1永露 L18外崎


入れ替え戦がかかった最終日の国士舘は強い。入れ替え戦回避能力は比較的あるほうで,逆に,入れ替え戦に出ると入れ替わるイメージ*1


上位の順位を左右する上位食いをすることも多い。こういう試合をもっと前からできればとか,もっとコンスタントに出せればと思うことが多い。専修ほどではないけど,ポテンシャルだけで試合をしているというか,出たとこ勝負というか。よく拾うのでけして雑とか大味とかではないのだが。


東海大的には3セット目を落として後が無くなっていたが,第4セット後半の国士舘に,悪い方の国士舘らしさが出てしまう。スパイクアウトが続き,第4セット最後も笠利のスパイクアウト


第5セットも取った東海大,この時点では第3試合中央-明治の結果待ちだったが最終着順5位となった。前季7位から2つ順位を上げた。


島田・山崎→春藤・井上の2枚替え,このころからやっていたのね。

早稲田3-1筑波大(25-17 25-12 23-25 25-17)


筑波大:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


早稲田:1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 2小林 L11村本


優勝決定戦。1敗の早稲田と2敗の筑波で,セット率の関係で勝った方が優勝,だったっけ(もう忘れた)。


しかしこの試合の筑波,まったくらしくなく,レセプションが不安定でピリッとしなかった。第3セットを取ってもつれるかと思ったが,第4セットは早稲田が締め,早稲田が単独1敗で優勝を決めた。

中央大3-2明治大(26-24 25-22 19-25 24-26 15-13)


中央大:9富田 18梅本 11牧山 17都築 12水野 6谷口 L1柳田/21土岐


明治大:11鎌田 14松田(12古川) 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


最後に残った試合。もともとこのカードは中大のほうが勝っている印象がある。


明治は,三輪を使えないとキツい。三輪を使えなくさせるのは,明治攻略法のひとつだと思う。5セットで5/12本,松田+古川(10/19)より少ない。


明治は第3セット以降S2(三輪後衛)スタートにしてて,打数が少ないのはそれも一因,というか,使えない(決まらない)のであえて後衛スタートにかえたのかな,と思ってみていた(ような気がする)。


第5セットはほぼサイドアウトで進んだが,12-13から中大が3連続得点で一気に。ただフルったのが響き,中大は6位になった。明治が4位。そんなに強かった感じはないのだが,7勝4敗の3チームの中ではもっともセット率が良かった。

終結


  1. 早稲田大学 10勝1敗
  2. 日本体育大学 9勝2敗
  3. 筑波大学 8勝3敗
  4. 明治大学 7勝4敗 1.647
  5. 東海大学 7勝4敗 1.368
  6. 中央大学 7勝4敗 1.263
  7. 順天堂大学 6勝5敗
  8. 日本大学 4勝7敗
  9. 駒澤大学 3勝8敗
  10. 東京学芸大学 2勝9敗 0.915
  11. 国士舘大学 2勝9敗 0.904
  12. 慶應義塾大学 1勝10敗

個人賞


  • ベストスコアラー:東海大19新井雄大281/国士舘1笠利真吾224
  • スパイク賞:明治大21三輪大将59.7/筑波大1樋口裕希59.6?
  • ブロック賞:筑波大1樋口裕希0.93/早稲田14村山豪0.79
  • サーブ賞:駒澤大13齋藤浩貴11.9/日体大16藤原奨太9.6
  • サーブレシーブ賞:日本大40水島健76.8/日本大15新山駿76.0
  • レシーブ賞:早稲田1藤中優斗
  • セッター賞:早稲田2小林光輝
  • リベロ賞:明治大1小川智大
  • 敢闘選手賞:日体大20西村信
  • 最優秀選手賞:早稲田1藤中優斗
  • 会長特別賞:早稲田14村山豪
  • 優勝監督賞:早稲田松井泰二
  • ベストオブサポート賞:筑波大学


2年生での敢闘賞は驚いた,し,ざわついた。個人賞の中に山口県出身者が3人(藤中,西村,三輪)。山口最強。

*1:後日談になるが,ほんとうに入れ替わってしまった。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・10日目(遅刻早退簡易版)


@ウイング・ハット春日部


続:年が改まってから書いている為体。


この日は,プロ野球セントラルリーグのCS1stステージ東京ヤクルト-読売第2戦(菅野にノーヒットノーランされた)。チケットも取っているのに,連れもあるのに,せんげん台に向かってしまう。東武東上線,北千住の乗り換えがどうも慣れない。


そして,いろいろ順位も決まる(優勝も入れ替え戦も決まらないとはいえ範囲が狭まってくる)大事な日なのに,受付に星取表がなかった悲しみ。


そう,春も去年の秋も10日目に優勝が決まっていたが,今季は早稲田と日体大が1敗で並んでいる。

駒澤大2-3日本大(24-26 25-23 18-25 25-23 6-15)


駒澤大:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤(19森田) 7遠藤 L17新田/22山根


日本大:41高橋 27谷越 9高 44関根 40水島 10松村 L15新山


駒澤崖っぷち10位。逆に日大は8位浮上。

日体大0-3明治大(23-25 21-25 19-25)


日体大:13河東 20西村 16藤原 1高梨 11仲本 9西 L23市川


明治大:11鎌田 14松田 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


自分は今年明治をけっこう好きだしけっこう応援している。それに,早稲田のことも好きなので,優勝してほしいと思っている。


それならばこの展開に諸手を挙げて喜べば良いはずなのだが,日体頑張れよどーしたんだよここで転けるかよ,と思いながら見ていた。勝敗で並べば日体大のほうがセット率が良かったので。


前週早稲田に勝った日体の良さが出せていなかった。これが相性なのだろうか。東日本インカレの3位決定戦で対戦し,そのときも明治が勝っている。


ディフェンスは悪くないはずの日体大の足が動いていない。ブロックがつけていない。池田のストレートはフリーパス。三輪に打たせ放題かつブロックされ放題。明治が良かったのかもしれないが,自分の見立てによれば,上林がそんなによくはなかったようす(上林に対して必要以上に辛口判定をしがちなのでそこは割り引いていただきたい)。なので,日体のブロックがもう少しがんばればもっと対応できていたんじゃないかとか,高梨を信じて高梨勝負にすれば良かったんじゃないかとか。


明治が高梨封じを徹底して,高梨のコースに入ってディグをあげて,それで高梨を使いづらくなっていたかもしれない。そして明治は,ねばねばねばって1点ずつ取っていく。

国士舘0-3東京学芸(21-25 29-31 23-25)


学芸:23吉田 26荒木田 3須貝 28小野 17東 30森本 L18濱田


国士舘:15熊切 18金子 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


学芸2連勝で9位浮上。コクシはこのストレート負けが響いて11位。

早稲田3-1中央大(25-22 25-20 25-27 26-24)


早稲田:1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 2小林 L11村本


中央大:9富田 18梅本 11牧山 17都築 12水野 6谷口 L1柳田/21土岐


中大も前日からS3。セット中盤までは競っていても20点ごろから締めてくる早稲田,強い。


鵜野の最上級生株とプレーヤー株が爆上がりしている。村山のご機嫌取りとか。

東海大3-0慶應義塾(25-16 25-21 25-20)


慶應:23小出 19樫村 8富澤 16加藤 17清水 18吉田 L3岩本


東海大:15島田 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 1永露 L18外崎


東海大が,2017秋の慶應に負けた(気がする)のと,とにかく吉田のサーブにやられたイメージがあり,吉田が復帰する前に対戦したかった,などと思っていたのだが,東海大がストレート勝ち。たぶん最後まではみていない。

筑波大3-0順天堂(25-14 25-19 25-15)


筑波大:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


順天堂:2関本 21タナカ 28岡本 5浅田(29松下) 9中村 19森垣 L31高橋


うむ。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・9日目(ほとんどおるすばん)


@ウイング・ハット春日部


続:年が改まってから書いている為体。


国体休みを1週挟んでリーグ再開。


春日部,春リーグのときは,遠さに負けて行かなかった。


このころ仕事がわりと良い感じに立て込んでいて,土曜日出勤もあり得る瀬戸際の中で他の予定を考える余力もなく,休日は家で心身を休めるべきという冷静な判断力も失われていて,ついふらふらと家を出てしまった。夜には赤坂ブリッツでB-Tのライブがあって第2試合までしか見られない。チケット代も2000円とけして安くはない。配信もある。家で配信をみておもむろに赤坂に向かうべきである。頭ではわかっているつもりだがわかっていない。そうとうくたびれていたと思う。(そして,ファンクラブの会員証を忘れて出たことに道中で気づき,引き返した結果遅刻した)。


それに,観戦を予定していた福井国体を(仕事の目処が立たないゆえに)諦めた経緯もあり,せめて大学リーグは観たかった。優勝はじめ順位決定はしないと分かっていたが,それでも。


とはいえ,行った自分に満足,みたいな感じで,めずらしく一切記録をとっていないし,記憶も無い。ついーともほとんどしていない。ストレートのさくさく進行が多く,予定よりは長く見られたらしい。最寄り駅も覚えてなければ駅からの交通手段も風景も一切記憶にない。タクシーに乗ったんだったかなー。

早稲田3-0順天堂(25-23 25-22 25-21)


早稲田:1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 2小林 L11村本


順天堂:2関本 21タナカ 28岡本 5浅田(29松下) 9中村 19森垣 L31高橋


小野がいない。ベンチにもいないというのでざわつく順大応援勢。

筑波大3-1明治大(25-18 23-25 25-22 25-23)


筑波大:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


明治大:11鎌田 14松田 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川

東海大3-0日本大(25-22 25-23 25-14)


東海大:15島田 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 1永露 L18外崎


日本大:41高橋 27谷越 9高 44関根 40水島 10松村 L15新山


東海大5勝目。暫定順位は7位と変わらないながら,最終的な上位ゴールが視野に入ってくる。

中央大0-3日体大(20-25 18-25 17-25)


中央大:9富田 18梅本 11牧山 17都築 12水野 6谷口 L1柳田/21土岐


日体大:20西村 16藤原 1高梨 11仲本 9西 13河東 L23市川


中大は,このへんでするっと負けたのが最終順位(6位)に響いたのかなー,という気は。良いときと駄目なときの差が激しかった。

慶應義塾0-3国士舘(16-25 17-25 22-25)


慶應:23小出 17清水 8富澤 16加藤 19樫村 18吉田 L3岩本


国士舘:15熊切 18金子 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島

駒澤大0-3東京学芸(21-25 25-27 20-25)


駒澤大:7遠藤 2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 L17新田/22山根


学芸:23吉田 26荒木田 3須貝 28小野 17東 30森本 L18濱田


学芸,9日目での初白星。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・8日目(簡易版)


日本体育大学健志台キャンパス


続:年が改まってから書いている為体。メモ帳が第4セットからなのは,遅れていったからなのかメモ帳を出していなかったからなのか。


雨が降っていた気がする。例によって坂の下から10分ほど歩いたら靴の横が割けていて,靴下がびしょ濡れになった。いや,それは前日だったかもしれない。


台風が近づき,西の方では中止になっている中での開催。電車の運行を気にしながら,そのくせフルセットの多い日だった。

筑波大2-3中央大(25-21 23-25 21-25 25-21 13-15)


筑波大:11高橋瑞(4田城) 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


中央大:11牧山 17都築 12水野 6谷口 9富田 18梅本 L1柳田/21土岐


中央大が勝って,筑波と2敗で並ぶ。最終セット2-8から13-14まで追い上げた筑波も凄かったが中大が逃げ切った。

国士舘2-3日本大(16-25 25-23 25-23 19-25 12-15)


国士舘:15熊切 34齋藤 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


日本大:41高橋 27谷越 9高 44関根 40水島 10松村 L15新山


日大,フルセットを制して二連勝。もはや覚えていないが,筑波-中央とどちらもフルセットになって,上位対決と下位対決の差みたいなものを感じていたような。

順天堂2-3明治大(25-21 21-25 25-21 17-25 11-15)


明治大:13小松 21三輪 19上林 11鎌田 14松田 15池田 L1小川


順天堂:23小野 2関本 21タナカ 28岡本 5浅田(29松下) 9中村 L31高橋


明治目玉観察隊。第4セットと第5セットがS6スタートだった。順大は第3セットに浅田→松下。第5セットに浅田に戻した。


朝読んだ明大スポーツの(たしか前日の早稲田戦後の)小川のインタビューで小川が歯に衣着せなさすぎる(順大に対して無礼千万な)発言をしていて,笑えないし,明スポの記者さんも,いくら明スポとはいえ誰でも読めるネット記事に載せるには配慮に欠けるじゃろうと腹立たしく思っていた。ゆえに,順大がスト勝ちしたら面白いのに,なんて思っていたわけですが。


どちらもブロック&ディグのディフェンスが良く,よく拾う。交互にセットを取り合っての最終セット,終盤にピンサで出た明治の松本のサーブで3ブレイクし,ほぼ勝負を決めた。むぅ。小野が最後の最後でサイドと合わなかった,らしい。


三輪とショーンの21番MB対決。ショーンが三輪にマンツーマンでべったりはりつき,三輪の打数を抑えていた。第5セットの三輪の得点はブロック2のスパイク1。ただ,2本目のブロック(明治14点目)がこの試合のハイライトで,三輪がブロックスイッチして,サイド側にいて,岡本を止めた。明治の前衛レフト(順大のライト側)は小松だったので,そのままだったら上を抜かれるかブロックアウトを取られていた可能性も高い。順大もけして岡本だけに偏っていたわけではない中で,そこの判断が当たってしまうから(好きかどうかは別として),小川すげぇな,とは思う。

東海大3-1駒澤大(25-23 25-19 23-25 25-23)


駒澤大:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 L17新田/22山根


東海大:15島田 2佐藤 19新井 14伊藤(12山崎) 27安部 1永露 L18外崎


東海大応援勢としては,残り全勝がかえってプレッシャーだったり,一方の駒澤応援勢としても,そろそろ勝たないと入れ替え戦というプレッシャーもあり。そんなどっちがあれでもあれな気持ちで見ていたことをうっすら覚えている。

慶應義塾3-2東京学芸(20-25 25-23 25-19 20-25 15-11)


学芸:23吉田 26荒木田 3須貝 28小野 25村岡 30森本 L18濱田


慶應:23小出 19樫村 8富澤 16加藤 17清水 18吉田 L3岩本


全敗同士の直接対決。慶應が勝って初白星。

早稲田1-3日体大(19-25 25-23 23-25 22-25)


早稲田:14村山 2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 L11村本


日体大:13河東 20西村 9西 1高梨 11仲本 16藤原 L23市川


早稲田が,対学生の公式戦では2017年の天皇杯関東ブロックラウンド以来の敗戦を喫した。このときの相手も日体大天皇杯BRは3セットマッチなので,5セットマッチでは,2017年東日本インカレ以来40連勝とかだった。


全ちびっこサイドクラスタが悶えて転がる西村。レギュラーポジションを取ったのって,今年の春だっけ,去年の秋だっけ。小さい。巧い。宮浦を一枚で止めたときは震えた。


そして,この試合,高梨が好調だった。


22-24 マッチポイントに手をかけてサーブが高梨,ワンポイントブロッカーに道井を入れる。高梨が一発殴るかと身構えたところにコントロールサーブ。今日はコントロールサーブが多かった。その道井(たぶん)がブロックを決めた。がっつり2枚壁になって。


早稲田だって絶対の王者ではないが,今のチーム(2017秋以降)になってから早稲田を倒しているのは日体大だけとも言う。試合を見ていると,早稲田の攻略法も見えてくるのかもしれないが……


日体大と早稲田が1敗で並ぶ。セット率の関係で暫定順位は日体大1位,早稲田2位。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・7日目(簡易版)


日本体育大学健志台キャンパス


続:年が改まってから書いている為体。記憶に残っていないので,適宜ついろぐを見て補完。


前日の中日を過ぎてリーグも折り返し,前季上位/下位同士の対戦に入る。順位変動が気になり始めるころ。


わたしは派手に寝坊し,派手に遅刻。

慶應義塾0-3日本大(15-25 21-25 22-25)


慶應:23小出 19樫村 8富澤 12マルキ 17清水 18吉田 L3岩本


日本大:41高橋 27谷越 9高 44関根 40水島 10松村 L15新山


見てないかもしれない。マルキも出てたのか……それで日大にスト負けなのでなかなかしんどそう。


日大は全敗対決を制して初白星。

筑波大3-1日体大(25-19 22-25 25-19 25-12)


筑波:14坂下 11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 L9高橋結/12山口


日体:13河東 20西村 9西 1高梨 11仲本 16藤原 L23市川


見てないかもしれない。

早稲田3-2明治大(22-25 25-16 25-21 18-25 15-5)


早稲田:1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 2小林 L11村本


明治大:13小松 21三輪 19上林 11鎌田 14松田 15池田 L1小川


第5セットは何だったの。


この試合,お互い試合中にスタートローテーションを動かしていたのが興味深かった。


早稲田は最初がS6(藤中サーブスタート)。王道だが早稲田はこのリーグ比較的S2始まりが多い。第1セットを落として,第2セット以降はS3固定。第2セットのようなレセプションでのS3スタート(最初のサーブが村山)はあっても,鵜野のサーブから始まるのは珍しいなあと思ってみていた。


一方の明治は第1セットS3スタート。相手によってS6とS3を使い分けているようだが,その意図はよくわからない。第1セットを取り,第2セットに早稲田がS3にかえ(て明治が大差で落とした)のを受けて,第3セットはS6にした。マッチアップを意識して,第1セットのマッチアップに戻そうとしたのかな,と思った。


しかし第3セットも落として第4セットはS3に戻す。


第4セットの後半の明治のたたみかけ方はすごかった。宮浦サーブを切れずに早稲田リード(10-6)も,サイドアウト後の池田のサーブで9連続ブレイクして10-16。だったようだ。こういうときの早稲田は潔いのでばさっと選手を下げる。


第4セットを取った明治だが,第5セットは再びS6にした。相手とのマッチアップもあれば,自チームの強い/弱いもある。ローテーション(とマッチアップ)は勝敗を左右する要素の一つではあるだろうが,もちろんそれだけではない。ただ,相手がかえてくるかわからない中での読み合いが面白かった。結果的には,明治が我慢できなかった,ということになるのか。


第5セット序盤,早稲田が小林のサーブで2連続ブレイク,5-1で明治タイムアウト。サイドアウトのあと今度は明治が池田サーブで2連続ブレイク。早稲田の6点目は,池田がトランジションアタックでラインを踏んだためだった。6-4となり,サーバー藤中。そこから早稲田が8連続得点で14-4と勝負を決める。なんでそんなことになったか全然わからないが,まあそういうことだったらしい。三輪が前衛にいたのに。


このセットの明治の5得点のうち3点が三輪のスパイク。あとは小松のスパイクと早稲田のサーブミス。早稲田9連続得点の間三輪が前衛にいた(し,早稲田は村山が後衛だった)のに,三輪の存在が消えていた。藤中が鎌田の斜め前にコントロールサーブを落として,MBを使えなくしていた。池田のバックライトも使えるローテだったが,その前のアタックライン踏み越しが響いていたのか。そして,ネット際のボールは必ず早稲田が取っていた。


わたしが,明治の小松前衛ローテが回らない印象を持っているのは,この試合が大きかったのかもしれない。


早稲田は,結果的に1敗で優勝したが(そして,全日本インカレも制したが)セット率は良くはなく,けして絶好調ではなかったし,圧倒的な実力差はなかったと思う。ただ,それでもタイトルを取るのが早稲田の強さ,ではあった。

東海大3-1東京学芸(24-26 25-18 25-17 32-30)


学芸:23吉田 14畑腰(26荒木田) 3須貝 28小野 25村岡 30森本 L18濱田


東海:15島田 2佐藤 19新井 14伊藤(12山崎) 27安部 1永露 L18外崎


下位スタートの東海大,前半ぼちぼち勝てたので,残り全勝で上位を狙いたいところ。


ものすごく久しぶりに,伊藤樹がスタメンだった。


双方潔いOP勝負。

中央大2-3順天堂(25-14 25-23 24-26 15-25 8-15)


中央大:17都築 12水野 6谷口 9富田 18梅本 11牧山 L21土岐/1柳田


順天堂:23小野 2関本 21タナカ 28岡本 29松下(5浅田) 9中村 L31高橋


こちらもフルセット。突如ご乱心になるマッキー。このカードで順大が勝ったのはそうとう久しぶりだった様子。

駒澤大1-3国士舘(27-25 19-25 25-27 20-25)


駒澤大:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 L17新田/22山根


国士舘:15熊切 34齋藤 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


国士舘初白星。駒澤,こうなってくると1週目の2連勝がホントに貴重。

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・6日目(簡易版)


小田原アリーナ


続:年が改まってから書いている為体。ただの結果の転記だけれど,未来の自分が検索したときのためなのです。

順天堂3-0国士舘(25-16 25-20 25-14)


国士舘:1笠利 36黒川 9川島 15熊切 34齋藤 4不破(20松川) L2野島/17柳


順天堂:23小野 2関本 21タナカ 28岡本 29松下 9中村 L31高橋

早稲田3-2東海大(28-26 25-15 23-25 22-25 18-16)


早稲田:2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 14村山 L11村本


東海大:15島田 2佐藤 19新井 12山崎 27安部(31米村) 1永露 L18外崎


フルセット。最終セットもデュースで,東海大は王者早稲田に肉薄するも敗れる惜しい試合になった。らしい。早稲田の17点目が永露のキャッチボールだったようですが,きっと藤中のサーブが良かったんでしょうそうでしょう。メモを見るだけでも盛り上がっていた自分がわかる。(しかし何一つ,本当に何一つ,思い出せない)。


最後は鵜野のスパイク。

明治大3-1慶應義塾(25-21 25-15 21-25 25-13)


慶應:23小出 17清水 8富澤 16加藤 19樫村 18吉田 L3岩本


明治:11鎌田 14松田 15池田 13小松 21三輪 19上林 L1小川


慶應は吉田復活。

筑波大3-1東京学芸(22-25 25-18 27-25 27-25)


筑波:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


学芸:30森本 23吉田 26荒木田 3須貝 28小野 25村岡 L18濱田

日体大3-0駒澤大(25-19 25-16 25-17)


日体:13河東 20西村 16藤原 1高梨 11仲本 9西 L23市川


駒澤:11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 23谷崎 2丸山 L17新田/22山根


駒澤,開幕2連勝のあとが続かない。

中央大3-0日本大(25-20 25-16 25-19)


中央:17都築 12水野 6谷口 9富田 18梅本 11牧山 L1柳田/21土岐


日本大:4小笠原(41高橋) 27谷越 9高 44関根(4小笠原) 40水島 10松村 L15新山

2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・5日目(簡易版)


小田原アリーナ


年が改まってから書いている為体につき,ほぼ結果の転記のみ。試合中の最低限のメモは残っているが,エピソード記憶力がないので,何一つ思い出せない。


スタメンはメモ+学連サイト(http://kanto.volleyball-u.jp/tournament/league-fall/3670)の帳票で補完。


どうやら遅刻して行ったらしく,第1試合の第2セット終わりごろに着いた雰囲気。小田原遠いからね……

中央大3-0東京学芸(25-21 26-24 25-23)


中央:17都築 12水野 6谷口 9富田 18梅本 11牧山 L1柳田/21土岐


学芸:30森本 23吉田 26荒木田 3須貝 28小野(1杉山) 25村岡(19安井) L18濱田


学芸の19安井は左打ち。荒木田も左。


第2セットも第3セットも接戦ではあったが,中大が取る。最後は都築のスパイク。高い。好調時の都築はほんとうに高い。

早稲田3-0慶應義塾(25-22 25-16 25-19)


早稲田:14村山 2小林 1藤中 8武藤 15宮浦 3鵜野 L11村本


慶應:23小出 17清水 8富澤 16加藤 19樫村 26谷 L3岩本


あとになっておもうに,慶應は(入れ替え戦に行ったわけだが)やはり,吉田・マルキを2人とも欠いていたこのころがかなりしんどかった。

日体大3-0国士舘(25-21 25-20 25-19)


日体:13河東 20西村 16藤原 1高梨 11仲本 9西 L23市川


コクシ:20松川 33三渡(36黒川) 9川島 1笠利 18金子 15熊切 L2野島/17柳


日体大,この週ぐらいから,西村と仲本を入れ替え。

順天堂3-0日本大(25-17 25-18 25-15)


順天堂:2関本 21タナカ 28岡本 29松下 9中村 23小野 L31高橋


日本大:41高橋 27谷越 9高 45下田(44関根) 40水島 10松村 L15新山/11三角


日大の1年生サイド3人衆(水島は除く)の中では下田推しなのだが,なかなか決定率が上がらないのが切ない。

筑波大1-3東海大(20-25 25-23 14-25 27-29)


筑波:11高橋瑞 13吉田 8小澤 1樋口 5酒井 14坂下 L9高橋結/12山口


東海:15島田 2佐藤 19新井 12山崎 27安部 1永露 L18外崎

明治大3-1駒澤大(25-20 25-21 20-25 29-27)


明治:13小松 21三輪 19上林 11鎌田 14松田 15池田 L1小川


駒澤:2丸山 11谷平 18山田 14橋本 13齋藤 7遠藤 L22山根/17新田


明治は,S3スタート。駒澤,宮崎不在の由。