2018年度関東大学秋季リーグ男子1部・2部入れ替え戦


駒澤大学玉川校舎


※例によって2019年1月に書いた物


年に2度入れ替え戦で訪れる二子玉。

国士舘大学(1部11位)2-3専修大学(2部2位)(21-25 25-27 30-28 26-24 13-15)


国士舘:15熊切 18金子 9川島 1笠利 36黒川 20松川 L17柳/2野島


専修:20久保下 1酒井 9谷 16久保 25藤中 7柏田 L26大林


第1セットは専修が好調。21-24で迎える笠利サーブの前にタイムアウトを取る余裕もあった。


専修MBの谷がパワフル。パンフによるともともとサイドの選手なのかな。ただし,MBは谷も柏田も打数は少なめ。


第2セットは国士舘リードの23-22から,専修が追いついてデュース。最後は笠利のパイプを専修の3枚ブロックが仕留めた。


2セット目から4セット目まですべてデュースになり,最終セットまですべて2点差の接戦になった。コクシのミス(ダブコンとか)がちょいちょい目立つのはいつものコクシ。


しかし専修も,久しぶり(サマーキャンプで少し見たのを除けば去年の秋以来)に見たが相変わらずの専修。ある意味で似たもの同士の対戦。フルセットになりそうな予感が的中する。「久保がめっちゃ久保」とか「アドバンテージのチャンスをふかす」とかTweetしているので,まあ,そういう試合だったんだろう。第3セット最後は熊切。


第4セットも専修が中盤4点差ぐらいつけていたが,コクシが追いつき,最後は松川のノータッチエースが決まり,フルセット。予感が的中する。


第5セットは一進一退が続くが,9-11となった点差を専修が守り切って,最後は国士舘のサーブミス。ピンサ入れてワンブロも入れてサーブミスという切ない終わり方だったが,勝負に出ねばならない場面だったので,あれは仕方なかろう。


専修大学が1年ぶりの1部昇格。試合後東が酒井を引っ張ってきて,酒井を胴上げ。4年生のベンチアウト組が多く(ベンチ入り4年生は酒井だけだったのかな),なんかしらいろいろあったんじゃろうと思うなどした。でも試合後の集合写真はわちゃわちゃと楽しそうで,来年1部でまた楽しい試合をみせてほしい。


藤中末弟も1部にやってくる。結局兄弟対決はこの代でも叶わなかった。*1


国士舘は2部降格。試合に出ていたのは笠利と野島ぐらいで,力もあるので,また上がってくるかなー,と。

慶應義塾大学(1部12位)3-2青山学院大学(2部1位)(25-20 25-14 24-26 18-25 17-15)


慶應:23小出 19樫村 8富澤 12マルキ 17清水 18吉田 L3岩本


青学:2田島(3s-8望月) 16中道 11中西 12薬師寺(2s-13小田島) 14安田 6萱野(2s-12薬師寺) L5山口/7長田


それぞれ残留。


慶應のOBが多数参集していた。そして秋リーグ故障離脱(?)していたマルキがスタメン。


青学は2部優勝の回数は多く,何度も入れ替え戦で見ている。春も見た。自分が入れ替え戦を見ないときでも青学が出たことは多い。でも,いつも,惜しいところまで行っても勝ちきれない。今年の春の入れ替え戦は「本当に優勝したのか?」と思う内容だったが,果たして。


1セット目は点差つけて慶應。最後は清水のブロックか。2セット目に青学は小田島を入れて薬師寺をMBに回す。薬師寺は後衛でもリベロと交代せず,小田島が下がるパターン。


2セット目も慶應が大差で取る。


ここからが,青学らしい。第3セットも慶應リードの展開だったが,23-21から3連続得点でセットポイント。4セット目も取り,フルセットに持ち込む。第3試合(男子の1試合目)から見ているとはいえ,6時半を回った。


青学リードの7-8でコートチェンジ,ブロック決まって7-9。8-10で吉田が足つったっぽい様子を見せる。が,続行。サイドアウトの取り合いで12−14と青学がさきにマッチポイントに手をかける。サイドアウトで13-14。


このあとわたしは試合後まで延々青学のベンチに文句を言うことになる。しょせん結果論でしかないのだが,ほんとうに,あと少しのところまで来て,あと1点が取れない。何かできることはあったんじゃないか。もう少し早くタイムアウトを取れたんじゃないか。


13-14でサーバーはマルキ。思い切り崩して吉田のブロックで14-14のデュース。次のサーブは前に落とし,マルキのトランジションアタックだったかな,で15-14と慶應があっという間に逆王手。


それでもベンチは動かない。青学はS1レセプションローテ,相手サーバは強い。タイム一つ取れんのかとイライラした。


安田のスパイクが決まって15-15。吉田のアタックで16-15。清水のサーブ,最後は富澤が決めて,17-15で試合終了。慶應が首の皮一枚で1部に踏みとどまった。


ええねん,いつも応援してるチームなわけじゃないし,自分が熱くなっても仕方ないし。そもそも第3セットも途中までビハインドだったわけで,フルまで持ち込む粘り強さはさすが青学って思ったし。けして,慶應に落ちてほしいわけでもないし。


でもなあ。2部の門番をしていたいわけじゃないでしょうに,と,少々後味悪く二子玉を後にした。また来年,かなあ。うーむ。

*1:長兄と次男とは同一リーグに所属していたが世代別代表に選出されて不在だったりなんだり。