旅の基礎データ


フランス領ポリネシア。ロシアを除くヨーロッパとほぼおなじ面積に,大量(忘れたよ)の島が点在している。陸地面積の合計は埼玉県並。中心地はソシエテ諸島タヒチ島(17° 32′ S,149° 34′ W)パペーテ。新婚旅行のメッカボラボラ島もおなじソシエテ諸島タヒチ北西260km)。このほかダイバー垂涎のランギロア環礁や例のムルロア環礁も有名どころ。詳しく知りたい人は適当に。


成田からパペーテは直行便で約11時間。土・日・火の週3便。火曜の便は関空を経由(つまり関空からは週1便)。日本との時差は19時間。タヒチ−ボラボラ間は直行便で1時間弱。便数はたくさん。


南半球なので9月は乾季。いちおう泳げるとはいえ9月中旬の水はけっこう冷たかった。あんまり長い時間水遊びしたくはないかんじだし,上がった後がめちゃめちゃ寒い。日差しが強いので日向にいるとじりじり焦げるが日陰は涼しい。風が吹くとかなり涼しい。湿度も低くて日中は快適,冷房要らず。夜は肌寒いので寒がりの人でなくても一枚羽織るものがあった方がいいかも(持ってなかったのでパレオにくるまっていた)。個人的には帽子サングラス必須だったけど同行者はどっちも着用していなかったので大丈夫な人は大丈夫なのか? ……うーん,それもどうよ。


通貨はフレンチパシフィックフラン。CFPとかXPFとか。ユーロとの間は固定レート(100xpf=0.8EUR)。日本円から両替しなかったので,日本円とのレートは不明(今日は1xpf=1.2円だそうだ)。日本国内では買えないので,現地で両替。空港の銀行でもかえられるしパペーテの町中の銀行には自動両替機もある(日本円からもOK)。出国前に空港の銀行で日本円への再両替も可能。リゾート(ホテル)の中にいる間は一銭も使いませんでしたが,なんせ物価がそれなりなので最後のパペーテだけでどんどん減っていき追加両替してもまだ足らず(手数料が勿体ない)。


ホテルはメリディアンボラボラに5泊,最終日は午前中にボラボラ→タヒチへ移動,そこからパペーテ発が深夜なので,デイユースでラディソンプラザ(外が暗くなってからチェックインして2時間しかいなかったけど)。


メリディアンはボラボラの東側のモツにつくってあるリゾート。水上コテージの数が多いらしい(ので水上コテージ狙いなら取りやすいかも)。メリットは,日本人スタッフがいてホテル内の第2外国語が日本語(フランス語→英語→日本語の優先順,ホテルの主要な案内やレストランのメニューすべてに日本語表記あり)であること,無料アクティビティが多いこと。デメリットは,島流しに等しい立地なのにレストランと売店が小規模なことか(食事のバリエーションがないので飽きた)。


レストランは3つ,メインダイニング,プールサイドのやや軽食,ビーチサイドのもっと軽食の3種類。値段&ボリュームは前から順に>>。そのほかに軽食も出すバーが一つ(24時まで)。(つまり料理の種類というより営業時間とカジュアルさで区分されている)。朝はメインダイニングのみ(そして実質ブッフェのみ)。昼はプールサイドかビーチサイド,夕食はプールサイドかメインダイニングのアラカルトまたはメインダイニングの日替わりのブッフェ(メインダイニングはどちらも要予約)。


昼をプールサイドの店で食べていたので(後で考えると昼はビーチサイドでも良かったんだがそもそも最初の内はビーチに行かなかったのでわかっていなかった)自動的に夜はメインダイニング,お財布的にもブッフェの内容的にも当初はアラカルトで食べていたんだけど,だんだん食べるものもなくなってきて,あとの2日はブッフェにした。それでも結局はおなじ店なので雰囲気は変わらないわな。正直最後の方はちょっと飽き気味だった。ボラボラ本島の中心地には何軒かレストランがあるようだけどそもそもそれが本島のほぼ正反対。それなりの事前手配と計画的な行動が必要とあっては,めんどくさがりの自分は挑戦しませんでした。ホテルのレストラン,味は口に合っていたので。


ボラボラ本島との間はシャトルボートが毎時1往復(所要時間片道5分),各種ガイドブックでは1日1往復となっていたんだけど,行ったときには朝早く(6時か8時か)から夜11時ぐらいまで毎時間運行していた。たぶん一応トップシーズンなので,シーズンによって違う可能性は高いけど,最後がその時間なら本島のレストランに行くこともできる(ただし公共交通機関がないので事前にホテルでタクシーを手配しておくかレンタカーを手配するかあるいはレストランが送迎してくれるかも)。


買い物については,対岸のボートのベースから徒歩5分弱のところに小売店があって,ここで生活雑貨から飲料食糧一通りのものはそろう(村の小売店という言葉から想像するよりは大規模。会計もレジスターなので仏語会話できなくて大丈夫)。サンドイッチもちょろっとあったし,パリジャンのでっかいのも。行ってゆっくり買い物して1時間後の船で帰ると買い出し可能。営業時間は不明(日曜はやってなさそう)。


水上コテージの外壁は妙に無愛想でチープ。内装は南国ムード+モダンで狭いながらもこじゃれで快適(スイートではない)。ウォークインクローゼットが広かったので,荷物を一切部屋に散らかすことなく過ごせ,狭さの割にすっきり。独立シャワーブースあり(その代わりバスタブは仕切りカーテンもなにもなくなく洗面スペースの壁に接してへろっとある。窓を開ければ外も見られるわけだが,いったいどうせえっちゅぅねんな)。そのほかの設備は,ドライヤー(それなりに強力),テレビ,DVDプレーヤー,冷蔵庫(補充できるタイプ/笑),ミニバー,電気湯沸かしポット(とインスタントコーヒー,紅茶ティーバッグ)。バスローブ。なぜかスリッパなかった(いちおうあるはず)。ハーフサイズのスプマンテプレゼント(この扱いには困ったのだがそれは別の話)。


ゴキブリが天井を這ったりもしていないし,蚊もいない……のは海の上だからか。いちおうテラスから海に入れるつくりにはなっているんだけど,岸からけっこう離れていたので足は着かないし水の流れが速くて(冷たいし)金槌には泳げない。岸に近いコテージなら楽しそうだった(数は少ない)。眺めがいいのはとん先のオテマヌビューの一部のコテージ(これも数は少ない)。つまりそのどちらでもなかったんだけど,いちおう海には向いているのでそこそこ雰囲気は満喫できた(この辺は前向きな割り切り)。床の一部が畳二畳分ほどガラス張りになっていて,夜は灯につられて魚がけっこう集まってきていた(昼はあんまりこない)。


飲み水は,氷を湧かして冷ますという神業をかなまるが編み出していました。あら熱取れたら持参していた1リットルの空きペットボトルに移してアイスペールで冷やす。ポカリの粉も持って行っていたのでポカリも作った。まあ,それは半分遊びなので,ふつうにミネラルウォーターを買って飲めばよいでしょう。


だんだん基礎データじゃなくなってきたね。そして凄い時間だ。続きはまた何時の日か(あれば)。もう書くことは全部書いた。2日目以降の行動記録を書く必要も無かろう(もともと必要なんてこれっぽっちもない)。