第61回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/4(金)大会4日目


本日より決勝トーナメント。準々決勝男女各4試合。

パナソニックパンサーズ3-1ジェイテクトスティングス(25-22 25-16 16-25 25-19)

ジェイテクト:10松原 2金丸 15若山 11安井 8松崎 6高橋 L12興梠
パナソニック:16大竹 18谷村 12森田 4伊東 11チアーゴ 13枩田 L7山本
〈メモらん〉
・パナのミドルは第2セットスタートから森田のところに枩田,枩田のところに白澤。
・第2セット途中で伊東→川村,という交替が見られた。第2セットはサーブに下がるときに交替して後衛3ローテ分。その間はチアゴがレセプションから外れていた。
・「れせぷしょんがー」は言いたくはないが,だ。松原と石田とどっちを使うか問題はリーグを通しても悩ましいところだったようにも見受けられるジェイテクト。昨日も今日も,松原スタートの途中から石田,という起用法。今日は第2セット途中(8-4)で交替。
・しかし結局安井が狙われる(東レ戦然り)。
パナソニックもレシーブにやや不安定な部分があり,第3セットではそれが顕著に出た。
・第3セット8-9から若山のアタック決定で8-10としたジェイテクト,その後8-18まで9連続得点。その間パナは2回のチャージドタイムアウトを取るが,どちらも流れを切ることは出来なかった。
ジェイテクトのサーバーは金丸。後衛アウトサイドの谷村とリベロ山本を狙っていた。パナのトスは枩田とチアゴに上がるのだが2人とも拾われ,切り替えされる。
ジェイテクトは若山が気持ちよく決め出すと,アウトサイドの2人がどことなく活き活きしてくる。
・問題の9連続得点の場面は,若山が前衛ライトから攻撃でき,ディガーが石田興梠,前衛レフトに安井というおそらく最も堅いローテーション。トランジションアタックは若山安井の2人がやりたい放題だった。
・パナは8-15で枩田→山添,2度目のタイムアウト(8-17)あけに伊東→川村。ここは伊東前衛だった。
・川村が入った直後のラリーは,その川村のアタックがブロックされジェイテクトの得点となったが,次のラリーで川村のアタックが決まり,ようやくサイドアウトとなった。
・もっともそれだけのチャージがあるとセット中の逆転は厳しいわけで。
・というようなセットはあったものの,第4セットはスタートからパナが立て直してきた。
・第4セットスタートから谷村→川村。
・6-3でチャージドタイムアウト,8-4で1stテクニカル。10-4で2回目のチャージドタイムアウトタイムアウトあけにジェイテクトは若山→清野,高橋→豊田というスイッチバックじゃない二枚替え。
・それを機にいったんは追い上げをはかるものの,追いつくには至らずふたたび引き離された。
・プレミアの壁は,たとえ代表選手が大勢不在でも,やっぱり厚い。昨年の対サントリーフルセットの再来はならなかった。
・今日のじぇいさんは,小さなミスが多かった。ルーズになったボールの繋ぎだとか,ネットタッチやラインの踏み越し,マーカーに当たる。ミスというか雑というか。そしてひとつ凡ミスが出ると続いてしまう。
・昇格を目指すに,課題は多い。

サントリーサンバーズ1-3堺ブレイザーズ(25-16 23-25 19-25 22-25)

サントリー:20米山 12塩田 9アンドレ 7越川 14二木 6岡本 L13高橋賢
堺Bz:19今村 4北島 18大道 7エンダキ 16西尾 12横田 L2井上
〈メモらん〉
・在阪人気球団同士の対戦とあって,スタンドはカオスであった。
・途中,ブレ応援団長のなおきさんが登場。びっくり。
・第1セットはとっっってもサントリー
サントリーのブロックとブレのスパイクミスとが重なって,大きな点差がついた。
・第2セット,西尾にかえて名田。
・ほぼサイドアウトメインで進んだが,わずかの差でブレ。
・第3セットと第4セットは,第1セットとは逆にブレがブロック量産体制。
・第3セット12-17からの越川越川カーニャ越川越川エンダキカーニャのラリーは見てるほうが疲れた。
・第4セットのサントリーは米山→金子。
・第2試合にして疲労困憊。

豊田合成トレフェルサ1-3FC東京(26-28 23-25 25-19 20-25)

→東京:11ミロ 26木村 28前田 17橋場 18山本雄 10山岡 L3福田/23山本洋
合成:13岡本 6近 8メロ 10井上 14幡司 3重村 L7古賀幸
〈メモらん〉
・第1セット,合成が24-22とさきにセットポイントを握ったにもかかわらず,逆転されて落としたのが試合全体の流れを決定づけた感。前田! 前田!
・第2セット途中G岡本→高松(第3セットスタートではもとにもどる)
・第3セット途中幡司→佐藤。
豊田合成はこの大会をもっての退団がすでに発表されている選手が3人いる。3人それぞれ,この大会でまとまった時間出場があった。
・特に昨日今日と試合に出ていた佐藤和哉は,新人だったか2年目の年だったかに一時期レギュラーで試合に出ていた記憶がある。詳しくは知らないけれど翌年は故障がどうとかこうとか。ほんとうに勿体なく思う。
・思えば遠くにきたものだ。ぷれみあチームはほかにもゼンニホンガー等々の事情で若手主体で臨んでいるチームが多かったので紛れていたが,今あらためてスタメンを眺めて,2年前に出てた選手はどれだけいるだろう的な混迷に陥った。
・先が楽しみで応援したくなるチームではある。
・一方勝った東京は初のセンターコート進出が決定した。躍進のシーズンであった。ここまで来たら,である。

大分三好ヴァイセアドラー3-0東レアローズ(25-22 25-21 25-23)

東レ:12ボヨビッチ 8瀬戸口 3古田 19梅野 16角田 11王 L15勝野
→三好:7細川 2徳丸 18山田 21高橋和 13中島 10オンテレ L14橘
〈メモらん〉
・三好勝ったどーーーーー。
・三好は前日からのいいムードを持続していた。
東レはそらまあ厳しい。それでもここまでやってきていたが,とうとう力尽きた。
・いずれにしても,わくわくする楽しい試合だった。
・全セット交替出場でありながら25点目を取った瞬間にコートに立っていた小川さんには勝利の神様がついている。
・場内小川コール。ワンポイントブロッカーで入っていて,サーブを打つでもないのに。
・第1セット(?)はブロックにあてて,返ってきたボールが彼に上がって25点目のスパイク。前日と同じかそれ以上に盛り上がる場内。
・第3セットは,トスがあがったのと反対側にいたので攻撃に絡んではいないが,やはり三好側にボールがかえってきて,最後はオンテレが決めて,ストレートでの勝利。
・つまり,三好はブレイクで25点目を取っているという。
・三好も初のセンターコート
・明日も小川マジックなるか。
・試合終了後,大はしゃぎ大盛り上がりの三好サイドと,ぐだ泣きの東レサイドとが対照的に目に飛び込んできた。
東レリベロ勝野の現役最後の試合であり,終了後には輪になって胴上げをしていた。勝野自身もまわりの選手も目が赤かった。
・この大会を最後に引退する選手を送り出す大会という意味合いは,会計年度替わりでの異動も多くなった今でも残っている。
・三好にもまた今大会終了後の退団が発表されている選手がたくさんいて,お互い,一日でも長く今のチームでというところであり,だから何とは言えないけれど。

明日の対戦

大阪府立体育館ボディメーカーコロシアム
11:00 女子準決勝:東レアローズ-岡山シーガルズ
12:30 女子準決勝:NECレッドロケッツ-デンソーエアリービーズ
14:00 男子準決勝:パナソニックパンサーズ-堺ブレイザーズ
15:30 男子準決勝:FC東京-大分三好ヴァイセアドラー
。。なんで東京と三好が準決勝で対戦して,パナと堺が準決勝で対戦するかな。色んな意味でもったいない同士の対戦。
・東京対三好といえば,いろいろと因縁のある対決であり,東京は三好に対して苦手意識を持っていると思われる。果たして。
・ワタクシ16時ごろ参戦の予定ゆえ,おそらく第4試合のみの観戦になるものと思われます。