リーグ戦が好き


とりとめもなく。


もう幾つ寝ると,関東大学春季バレーボールリーグ戦1部の最終週。


この数日つらつら考えていた。大学リーグ戦を観ている自分のスタンスや好みについて。


きっかけは幾つかある。前週の対戦カードと試合内容・試合結果。Twitterでのやりとり,たとえば,毎年必ず体制がかわる大学の特定チームを毎年応援する人がいたり,選手の親がいたり,「ただのファン」が稀少な場があったり,好き選手の傾向を話したり。楽しいねえ。1人で見て1人で吐き出していた長き日々を思えば夢のようだ。会場内で顔見知りと会話をするような日が再び来るとは思わなかった。


いろんなチームのファンがいていろんな選手のファンがいる。ファンのタイプのことではなくて(それも多岐にわたるのだけれど),どのチームにもファンがいるしどの選手にもファンがいる。チーム自体の順位や個人成績ランクはある。ファンの数も均等ではない。だけど,みなどこかしら魅力がありその魅力に惹かれている人がいる。


そして,わたしは,今のところ,大学のリーグ戦については一種の傍観者でいる。気になるチームやほんのり贔屓しているチームはあるし,気にかけている選手もあるけれど,勝敗に関しては一歩引いたところにいる。


思うに,もともと,リーグ戦のようなものが好きなんだと思う。


数字使っての計算は得意ではないし,細かい数値やグラフの羅列は目が滑って解読できないながらも,


AチームとBチームとCチームはじゃんけんの三すくみになっているとか,


DチームとEチームは成績はDチームの方がたいてい上なのに対戦成績だとEチームの方がたくさん勝っているとか,


そういうのが発生していることが楽しい。総体的に見て傾向として現れる部分と,個々の試合での実現との差違もおもしろい。人が行っているからこそ予想外の結果がしばしば出る。


今季の関東1部男子は目下,2日程を残して,10チーム中5チームに優勝の可能性がある。新年度の新チームの初めての公式戦の1回戦総当たり,ここまで9分の7を終えても残り試合の各カードの勝敗予想ができない。各チームの力の程がつかめないのはおまいの把握力の問題だと言われればそれまでなのだけれど(あんまり気にせずぼーっと見ているのは確かだし),混戦模様大いにけっこうである。


そう思いながら順位推移をつくって,慶應の6位定位置ぶりに逆に驚嘆もする。


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明日,もし東海大が勝って明治大が負けたらその時点で優勝は決まってしまう。1勝分のアドバンテージがありセット率も良い東海大が優勝に最も近いのは事実で,なんだかんだ言っても優勝はするんじゃないのと考える反面,最後の2日間でひっくり返りそうな気配もびしびし感じている。


という話。順位に関してゆるーい希望はあるけどあくまでゆるーいので,どういう結果が来ても「そう来たかー」と2日間めいっぱい楽しむと思う。


ごくまれに,試合を観ていて頭と体の反応が一致しないことがある。思考と感情,理性と情動。たぶん,地蔵になるのはそういうときだろう。異なる勝敗を同時に望んでいる。両立するはずもないのに。


地蔵化というのは要はむすーーーっとして固まっている状態のことで,たいがい機嫌が悪いのはうまく自分の内面を処理できていないから。時には目の前の試合経過から逃れるようにぽえむちょうとだけ仲良くしている。


相反する希望でもたいていは「どっちでもいいかー」という軽いもので,それだと地蔵にならない。しかしここ一番の勝負といった場面などでは力が強まり,地蔵化する。試合中の地蔵化にはおそらくそれ以外にも(いちばん大きな)理由があると薄々自覚しているけれど,ここには書かない。


体の反応というか心の動きというか,そういうものに素直に従えば楽になれるのにと自分に対して思うけれど,でも,頭で思っているのも自分にとっては本当のことであって,どっちも嘘じゃない。なので流されるわけにもいかない。


どんなスタンスで臨んでも,それぞれに良いところやつまんないところがある。


良いところを大切に,心の赴くままに,あるがままに,好きなように,楽しめたらいいな。


とりあえず,今のところは。


土曜に豹変してたら笑ってやろう。