2013年度関東大学秋季リーグ男子1部・5日目の振替その2


駒澤大学玉川校舎


入れ替え戦で何度か行ったことのある二子玉。自分とこが入れ替え戦に出なくても気前よく会場を提供してくださる良いところ。明るいのもいい。


1部のリーグ戦を観ることになるとは当時は想像していなかった。何度か天井にボールがぶつかってボールデッドになるシーンが見られ,そういう場面にも1部の威力が見られた。


客席は入れ替え戦のときと同様,主審側のサイドライン沿いに,パイプ椅子が3列ほど並べられた。もちろんスタンドにも上がれる。

早稲田3-0駒澤大(25-17 25-23 25-11)


早稲田:1吉村 11福山 3七里 9専田 7濱松 19山口 L2本間


→駒澤:3関(1s途中-25佐々木) 4小田嶋 28柴田 8飯田(1s途中-32今谷) 9愛甲 1羽原 L15鈴木/29松下


品川シーサイドでのんびり昼ご飯を食べていたところ,思いの外移動に時間がかかって,試合開始に間に合わなかった。スタメンは……たぶん合ってる。はず。早稲田はS6じゃなくてS5かもしれない。第3セットはそうだったっぽい。ので。


前日の首位攻防戦について,試合後にあまりに自分が「見ているはずなのに見えていない」ものが多すぎる(比喩ではなく,視野に入っているはずの事実ベース現象ベースの知覚・認知ができていない)ことを確認させられる事案が続き,ひっそりと落ち込んでいた。そこで今日のこの試合は得点メモをやめてコートを注視していたのだが,おかげで,早稲田が何連続得点したのかがわからない。こういうときは得点推移が欲しい。


自分が到着したのが第1セットの4-2ぐらいだったのかな。それが8-2ぐらいまでいったような気がする。ちがうかもしれない。第1セットの前半にして,既に早稲田のサーブ練習・ブロック練習のようになっていた。厳しい。ずるずると流れを断ち切れない。吉村のサーブが延々続いた17-5の場面で,駒澤は選手を3人入れ替えた。S羽原→23富永,飯田→32今谷,関→25佐々木。


19-6,ぐらいまでは覚えている。24-14から駒澤が4連続得点して,それなりのスコアで決着した。


この試合に限らず,今日の試合はなぜか主審からみて右手のコートの分が悪かった。というと駒澤に失礼か。第2セットの駒澤は,セッター羽原を戻しつつ,今谷と佐々木は続行。このセットは駒澤も良い感じで戦えていた。


しかし,第3セットは第1セットと同じパターンに陥る。駒佐々木サーブで始まり,早稲田が1本で切ってサーバー七里。


15-1までずーっとサーブ打ってたらしいよ。そんで,どうして最初のサーバーが七里なのかわからなくて(S5スタートだったんだろうけど手元のメモの目玉はS6になっている。思い込みで書いたか),やっぱりちゃんとメモ取っておけばよかったってちょっと思ってるよ。


七里のサーブ。サービスエースもばんばん出るし,駒澤がどうにかレシーブをあげても,良い形の攻撃にはなかなかもっていけない。そこで出てくる濱松の両腕。七里サーブ→濱松ブロックって,それでなくても強力すぎるのに。


七里さんのサーブミスでようやくサーブ権移動。そのあとはほぼ互角に取り合っていたことになるが,これだけ点差がつくと,ね。


18-5あたりでふとコートを見ると,早稲田のメンバーが随分入れかわっていた。福山→13加藤,山口→10大木。そのあと,専田→4北地,濱松→6三宅とさらに交代。吉村,本間,七里は残ったので,コートに1・2・3・4が揃うというおいしい絵も見られた。


最後は途中出場の北地が決めて〆。試合時間60分はこれまで見た中でも最短の部類。


駒は大野いないし3連戦だし,ということに加えて,サーブが強いチーム相手だと特に辛そう。明治とは(相手が甘くみてかかっていたというのはおいておいても)フルセットになっていたのだし,挫けずに状況を打開してほしいなあと。

専修大1-3筑波大(21-25 25-21 19-25 23-25)


→専修:18川波 1長友 13高橋 12藤中 8山本 4板宮(3孫) L22吉澤/23池田
筑波:1久原 7田城 8出耒田 14篠村 18兒玉 2前田 L10竹澤


第1試合はきっかり60分で終わったが,予定通りの18:30開始。少なくとも筑波バスは第1試合が始まる前には来ていたので専修側の都合だったのかな。スタメンの上級生が第1試合のボールレトリバーやってましたし(山本さん。途中で小川にかわった)。もう後期始まってるところは始まってるし,今は祝日通常授業のところも多いんよねー。今時の大学生さんほんとに大変。


一緒に観ていた人が試合後に「専修はゅぅくんと心中する気だろうか」と言い,それが全てのように思えてきた。


反対側で見ていた人が試合中に「ベンチにいる6人は全員リリーフサーバーか」と言い,それにも首肯した。


たしかに小川のワンポイントサーバー起用はたいへん効果的だったと思います。凄いわ。


でもなー。ゅぅくんさんの右足首ぐるぐるがいただけなすぎる。跳べてない。


跳べなきゃできないポジションでもないからそれでもいいのかもしんない(かえがいないのかもしんない)けど,サーブも得意のブロックも,ジャンプセットも,ワンハンドトスも,本来の高さじゃない。そして,状況が悪くなれば成る程悪い癖が出るのは足首ぐるぐるに関係ない仕様。決定率が高いはずのMBの攻撃の通らないこと通らないこと。あれはトスがあかんわ。目の前でコミットで跳ばれてあのトスでどないせえと。


去年までなら上村が入ってたと思う場面が何度あったか。第3セットが終わったあと,「セッター替えろよ」とステレオで呟いた。


それでもなんとかなるのは,長友さんがすげえからで,困ったら全部ゆうまくんに放り投げてるでしょう,と問い詰めたいぐらいの振り具合。それが決まる長友さん。あんな距離跳んであんな空中のボールぶったたいてコートの奥やら手前やらにたたき込んで。豪快にして爽快。


でも,第4セットは,いよいよ長友さんが息切れした。筑波だって,長友にしか上がらないの分かってたらそりゃブロックつきますよ。つき放題ですよ。ブロック避けようとしたらアウトにもなるし,ブロックにもかかるし。


まあ,そういう試合でした。そんなだけど好きよ。長友いなくなったらどうなるんだろうと思っていたけど,このチームは3年生が楽しい。そして2年の川波@赤アンダーにえらく惹かれている。


筑波サイドは4年生の元気の良さと対照的なしのむーのちょっとだるい感じが味わい深い。昨日まずい試合をして思うところあったのかしら。4年生が,積極的に,楽しもう・笑おう・騒ごうという姿勢で臨んでいたように見えた。笑顔がかわいかった。それに比べると通常運転だったしのむーも,試合後半になると気合い入ったガッツポーズと雄叫びを繰り出したり枠の外まで走り回ったりしはじめて,胸をなで下ろすと同時に一抹のつまらなさも感じたものでした,まる。