2016年度関東大学春季リーグ男子1部・2日目


立川市泉市民体育館


選手たちのせんぱいにあたる現役Vリーガーや各Vリーグチーム関係者その他の姿がスタンドのあちこちで目撃された2日目の日曜日。昨日も大勢いらしてましたが。春ですなあ。

東海大3-0東京学芸(25-19 25-23 25-21)


To:2松林 12小野寺 23佐藤 1久原 14神谷 18龍 L11井上航


→G:18杉山 3竹元 10高澤 9中村博 8小野 26内田 L19中村有/27瀬戸山


初戦白星を飾った両チームの対戦。学芸のスタメンセッターは1年生の26内田。頭の中を爆走する大量の疑問符。樫原どうした。


樫原はベンチ入りはしていて,指をぐるぐる巻きになさっていた。軽傷でありますように。


内田はピンチヒッターだっただろうわりに,学芸はけしてぐずぐずではなく,そのあたりは百戦錬磨のおにーさんたちだった。


しかしまあ,とはいえ,である。


東海大は2日目を終えて結果ゆいいつの失セット0チームとなった。しかしこの春(と東日本インカレ)にかかる期待が大きいだろうからプレッシャーもさぞ大きいことだろう。つーちゃん笑って!


松林は今日はサーブが入らない日だったが,ジャンプフローターにかえたらブレイクできたりして,それはそれでなんとも。逆にSP取られていたのでがんばれ。


OPの佐藤は去年のOPの鈴木を彷彿とさせる。

順天堂3-2駒澤大(25-17 18-25 25-17 22-25 15-12)


J:2松崎 26中村 5後藤(13荻原) 12吉野(10熊倉) 11濱道 15坂口 L28加藤


→K:17徳重 30遠藤 18丸山(1s途中-15土井) 7戸嵜 14佐藤 1高子(1s途中-29橋本) L2藤岡


うーむ。


第1週は結局順大をほとんど観られないままになってしまった。順大よりに見れば,どうもうまくいかんなーというフルセットだった。


吉野→熊倉,後藤→萩原あたりの交替は去年も見られたもの。しかし今季はセッターがかわらん。


駒澤もあんまりまとまっては観られていない。同じ赤色で見慣れていないチームという共通項ゆえ,日大とごっちゃになりそうになる。


Aコートの試合間にやや遠目にBコートのこの試合を見たとき「あの7番のスパイクすごいなーすてきだなー(2秒経過)戸嵜じゃん」となったのでわたしは何度でも戸嵜を新鮮な気持ちで発見できる。それから,14番の佐藤建もキニナル。セッターは土井と丸山併用の構えか。

中央大3-1中央学院(25-14 25-20 18-25 25-19)


CU:1井上 4千田 20谷口 12武智 9大竹 13山下 L7伊賀


→CGU:3小松 1佐藤 8渡邉 11寺尾(44高瀬) 29澤(5市川) 17新井(45成田) L2箱崎/12羽生


ちゅうちゅう対決。CC対決。


中院,前日に引き続き,セットスタメンをぱかっとかえてくる傾向にあり,ただでさえついていけないものがますますついていけなくなる。最初OPで入っていた寺尾は第3セットからはMBだったらしい。


中院が1セット取った第4セットは,10点過ぎたあたりで判定でもめてたかポジションかローテーションの確認かでやたら時間がかかっていて,そのあたりでわたしはふらふらと散歩に出たわけでして,戻ってみたら中院がけっこうな点差をリードしていて中大のメンバー半分以上かわっていて,そんでそのままセットを取った。


中院がなかなか面白そう。29澤がキニナル。が,1週目は(以下同文)。寺尾,高瀬,成田と,左打ちが多い。バックオーダーを敷いているが右打ち主体のチームとフォーメーションとか違いそうなので,一度は腰を据えて見ておきたい。


黄色のユニフォームが鮮やかで素敵だが,かめらのレンズを通すと色が抜けて白っぽくなってしまうのが残念。


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専修大0-3日本大(17-25 18-25 24-26)


S:3冨田 18畑中(1s途中-11松本) 2小川 7小森 17柏田 13為我井 L10井上/9平原


→NU:14菅原 7小田 24松村 6郡 1細田 23高 L25新山


日大14菅原のサービスエースで始まったこの試合。2日目にこのカードが行われている事実が突如頭の中にクローズアップされた。


つまり専修は秋の「上半分」だったわけだ。ますます去年の春リーグが思い出される。リーグ序盤に立ち上がりの不安定さから勝ち星を稼げず,後半に上位との対戦が固まってやってくる。


いやな予感は的中し,専修は12位相当(昨秋2部2位)の日大にストレート負けを喫した。去年の春の入れ替え戦のカードでもあり,そのときはフルセットで専修が勝ったのだが1年後の再戦(その間の公式戦での対戦有無は未確認)では日大に軍配が上がった。


専修の行く末を憂えたのはただ2連敗というだけでなく,内容がよろしくない。自滅っぽいミスが多い。日大も相応にミスが多かったので「アチャー」と頭を抱えたくなるシーンが多かった。6人制のコートは9×9mですよとか,得点を与え合う競技ではありませんのよ,とか,面白くもない冗談ばかり言ってdisってましたごめんなさい。


帳票を見比べると他のチームに比べて著しくミスによる得点が多いわけでもないのだが,要はその出所なのかなあ(昨日と同じこと言ってる。自分の見る目のなさにそれっぽい言い訳を考えるのはよそう)。

筑波大3-0明治大(25-20 25-21 25-15)


→Ts:7中根 1ロジャース 4樋口 8小池 11秦 3兒玉 L18高橋結


M:8川村 3安井 9加藤 1濱中 4小林 10辰巳 L20小川


両チームの最大の違いは,サーブだったと思う。明治,びっくりするぐらいサーブが入らなかった。いかなわたくしが入れてけサーブ撲滅論者でも攻めサーブ絶対主義者でも,今日の明治は擁護しがたい。筑波も明治も拾って繋げるし,最後に決められるだけのスパイカーも揃っている。でも,揃いも揃ってネット中段にばかすかぶっこんで相手に点を与えていると,相手の拾う機会も得られないわけじゃん。レセプションのプレッシャーもないわけじゃん。


対する筑波のサーブの良さ。と,ここまで書いて帳票を見に行ったら,筑波のほうがサーブミス本数が2本多かった。が,サーブ打数が20本近く多いのでミス率は筑波のほうが低い。そして,効果率がぜんぜん違う。


明治は悪い回路にはまっちゃった。とくに特定ローテーションでの連続失点が多かった気がする。秦くんのサーブとか兒玉のサーブとか。第3セット序盤の兒玉連続サーブ,6-5から13-5まで一気に行った場面は,明治がぷつっと切れたのが見えた。ほんとにもうこのチームは。コート内をごっそり半分入れ替えて,濱中も川村も下げて,頼金と22番の1年生を入れて,セッターも政井に代えて,と荒療治に出たが奏功しなかった。


まあぼちぼちですなあ。という感じ。1勝1敗。


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早稲田3-1日体大(25-21 25-21 20-25 25-21)


W:15藤中 7山崎 3田中 10喜入 2加藤 1山口 L20堀江


→NSSU:28道井(2s途中-31河東) 4伊澤(2s途中-29仲本) 22佐藤(3s-7原) 24高梨 1峯村(2s18津田) 14矢貫 L2山本


前日ぐわっと上げて筑波に逆転勝利をおさめた日体大だが,今日はあがりきらなかった。セッターは道井でスタート,ただ,S4始まりではなくS1に。半周まわしたというより入れ替えた。前日同様積極的な選手交代。前日同様楽しそうなアップゾーン。今日は結果は出なかったけれど,それで落ち込むことなく,笑顔と賑やかなアップゾーンを継続できればいいなあと思う。


早稲田は前日よりは良かったかな。そりゃそうだ。とくに昨日はしばしばうにゃうにゃしていたレセプションが安定し,コンビネーションが多彩であった(という書き方はあまり好きじゃないなー。でも実際そうなんだもん)。サイドアタッカー陣も跳べていた。あとは,ざっきーがんばれ。サーブは素敵。

2日目を終えて


暫定順位

  1. 東海大 2-0| max |1.226
  2. 中央大 2-0|6.000|1.263
  3. 順天堂 2-0|3.000|1.160
  4. 筑波大 1-1|1.333|1.111
  5. 明治大 1-1|1.000|1.016
  6. 日本大 1-1|1.000|0.978
  7. 日体大 1-1|1.000|0.974
  8. 早稲田 1-1|1.000|0.956
  9. 東京学芸 1-1|0.750|1.019
  10. 駒澤大 0-2|0.333|0.863
  11. 中央学院 0-2|0.167|0.817
  12. 専修大 0-2|0.000|0.748


2勝3チーム,1勝1敗6チーム,2敗3チーム。失セット0は東海大のみ,逆に得セット0も専修大のみ。


昇格組では2日目に中院が(中大から)セットを取り,日大は早くも初勝利。


1勝1敗組は,前日の印象とひっくり返ったチームも多く,先が読めない。


次週は東海大学湘南校舎。土曜は今リーグ唯一の14時開始。助かる。湘南校舎の構内の雰囲気は好きなので,訪れるのが楽しみだ。いちょうの葉はまだ出てないかな。