天皇杯皇后杯ファイナルラウンド・1回戦


東京体育館


11時試合開始,5セットマッチ4コート×4試合。試合開始予定時刻は2時間刻みで,追い込みはなし(なので試合間50分以上あくことも)。第4試合は17時開始。よるバレチケットはワンドリンク付き1500円とちょっぴりお買い得。


専ら天皇杯(男子)を観戦。応援団優先席(あくまで優先席)の割り当てがものすごく多かった。本日スタンド北3階は封鎖(南3階は開放)。

[A1]開智高校1-3福山平成大学(25-23 24-26 17-25 22-25)


開智)1宇治田 4田中 14新田 3岡本 13稲嵜 2東 L17福井/8住福


福平)19佐藤 17迫田 11野中 1勝岡(14山本) 12冨田(18小山) 3川崎 L13矢野


<めもらん>


高校対大学のカードが多い今FR1回戦。第1セットはリードを奪い合う展開で,セット終盤に開智が勢いに乗った。


第2セットも開智が8-5とリードしてTTO。ここで福平は,勝岡と冨田を下げて,山本と小山を入れる。勝岡,4年で主将で最後で,冨田は平大のエース(と思ってる)で,たしかに二人ともあまり調子が上がっていなかったけれどもこの決断には驚いた。


小山の勢いの良さ,ムードの良さで平大の雰囲気がかわる。それから川崎・野中の両MBがブロックでプレッシャーをかけた。開智のスパイクがだんだん精度が落ちてきたのはたぶんその辺(と矢野)。


開智は1回戦敗退となったが,左打ちのOPがたいへんすてきだった。ちょっとがっしり目ぱわふる系で,レセプションにも入って,うまく言えないけど良い感じ。春高楽しみ(今年は日程があわず全お留守番確定なのが無念)。

[B1]筑波大学1-3トヨタ自動車サンホークス(25-18 22-25 21-25 22-25)


筑波)11秦 3兒玉 8小池 25小澤 4樋口 7中根 L18高橋結


トヨ自)7東野 16吉岡(3浅川) 5森本 13松下 2渕江 9大保 L11福島


筑波は,ロジャーズ,高橋健太郎の4年生二人はベンチ入りもしておらず(キャプテンマークは兒玉),兒玉は高校時代を思い出さざるをえないつるつるの丸刈り。あと,全カレのときに松葉杖だった田城も当然ベンチアウト。


さすがにこれだけ欠けると辛いか。第1セットはわりと一方的な筑波ペースで進んだので,やはりチャレンジ勢に関東1部上位チームは厳しいのだろうかと寂しくなったのだけれど(意識がAコートに集中したともいう),あまり試合を見ていないうちに,3-1で自動車が取っていた。

[A2]大村工業高校0-3近畿大学(20-25 22-25 21-25)


大村)2奥村 4川添 8金子 3東 1濱田 6浦川 L10市川/9伊藤


近大)21米澤 12庄司 13谷口 7勝 4那須野 20小林 L11佐伯


ふと大村応援スタンドに目をやると,ずらっと立ち並ぶ青いジャージ。試合を終えたトヨタ自動車の面々の半分ぐらいが,応援団に加わっていた。


大村は遠征できる人数が限られていただろうかベンチアウトの学生は5人ぐらい。それに身内(家族)の大人が10人に満たないぐらい。ゆえに応援団の最大勢力(ぱっと見半分)が自動車っ子だった。OB多い,それも現役選手と直接一緒にやっていた直近OBも多い。なので完璧。渕江はメガホン片手にリード取ってるし,OBだけでなく徳尾まで鳴り物持ってスタンディング応援していた。かわいい。


が,試合は終始近大優勢。今年の近大は全カレも今日も隣コートばかり観ていてあまり観られていない。去年のインカレ(1年も前だ)から小林いーなーとか思っていたりいなかったりするんだけど。明日対戦するJTとは今の4回生が1回生だった2013年にも対戦していて,そのときはフルセットで近大が勝った。あの勢いの再来なるか,楽しみ。

[B2]中央大学3-0岡崎建設Owls(25-22 31-29 25-21)


中大)20谷口 1井上 9大竹 12武智 26水野 13山下 L7伊賀


岡健)9西村 8橋本 5石川 13浜館 4外崎 3伊藤 L7山本


中大,石川祐希がいないのはわかっていたけれど,渡邉侑磨がいないのは知らなかった。目撃情報によると松葉杖をついていたそうな。MBのスタメンは1年生の水野(愛工大名電)。


石川がいないときは,井上がサイドに回ったり富田が入ったり(今年の秋の対東海大は後者),今日は谷口が入っていた。レフティのレフト。


初戦ということもあろうし,中大にしては,という感は否めず,おかけん応援スタンスとしては,勝ち目がなくもなさそうで期待していた。


第2セットは取れそうだった。取りたかった。

[A3]大同特殊鋼レッドスター0-3東海大学(21-25 14-25 16-25)


大同)15金澤(19宮原) 8藤元 6辰巳 3久保田 4田中 9長谷川 L7赤澤/13草場


東海)2松林 12小野寺 32鈴木 1久原 14神谷 18龍 L11井上


東海大OP鈴木。伊藤はベンチアウト。通りがかりに右手ぐーるぐる巻き状態なのを見たので,お察し。


大同が元気がない。辰巳兄はちょいちょいすごいスパイクを打っていたけれど,状況をかえられるほどでもなく。故障離脱していた平野がベンチ入りはしていたが出場は(たぶん)なくて,藤元が出ていた。


今リーグここまでの成績も伸び悩んでおり,今の東海大なら東海大が勝つだろうと予想してはいたが,考えていた以上にワンサイドだったのは残念だった。どことなくちぐはぐ。


東海大は去年に続いて準々決勝に進んでほしいが,相手が去年準々決勝で当たった東レなので,さすがにキツそう。東海大のメンバーはOPしかかわっていないし。そのOPも,今日の鈴木を見ていると伊藤の度胸が恋しい(しょんぼり)

[B3]創造学園高校3-0愛媛大学(25-22 25-18 25-8)


創造)1森田 5塚田 3池田 8中野竜 2イバデーダン 10堀 L12山田


愛大)2松川 3三栖 5井崎 15萩山 14大倉 8筒井 L23杉山


地力の差,かなあ。愛大は去年大塚にフルセット勝ちしたので今年もあわよくばと期待したが,全国上位に入るクラスの高校相手にそう何度も勝たせてはもらえない,か。


三栖とか萩山とかが4回生で,すごく長かったような気がして,しみじみした。

[A4]北翔大学0-3大塚高校(22-25 15-25 25-27)


北翔)8佐藤 9安部 7小野 5福士 2厚海 11池田 L12本間


大塚)2西山 1中村 5中西 6松本 11荒井 3岡本 L12三木/10田中


こちらもストレートで大塚。大塚は代がかわっても躍動感があって楽しい。

[B4]日本体育大学3-0大分三好ヴァイセアドラー(28-26 25-19 25-22)


日体)31河東 4伊澤 27西 24高梨 1峯村 14矢貫(22佐藤) L2山本


三好)8石垣 18高山 14ヤカン 24米田 23藤田 22藤岡 L11辻口


全日本インカレ4位対チャレンジリーグ目下首位。全く予測がつかない対戦カードで,楽しみにしていた。


蓋をあければ日体大。途中三好がリードすることもあったし,特に第1セットなど三好が取っておかしくない終盤の模様だったのだが,なんだろう,こう,追い込まれてからでもビハインドでも粘れる強さが日体大にあった。


それと,暫定首位とはいえ,やはり三好,一昔前に比べて火力不足がイナメナイ。選手も若くて(背番号も大きい),知らない選手ばかり,という感じも。


明日はパナにボコられるのかなあ。

2回戦の組み合わせ


A1 豊田合成-福山平成大


B1 FC東京-トヨタ自動車


A2 JT-近畿大


B2 ジェイテクト-中央大


A3 東レ-東海大


B3 堺-創造学園


A4 サントリー-大塚高


B4 パナソニック-日体大


身も蓋もないことを言うと,チャレンジャー側で強そうなチームはプレミアでも強そうな(今成績がいい)チームとあたるのでジャイキリの期待度は小さめ。面白そうなのは,堺-創造学園かな。サントリー-大塚は大阪同士。