Vリーグオールスター


大田区総合体育館


3セット固定。当初25点×3の予定だったが,進行の都合かな,3セット目は15点になった。


去年の深谷砂かぶり席ではなく,大田のスタンドからまったりと。サントリーが場内で酒類販売してくれたので,またもプレミアムモルツを飲んでしまった。2杯も。ほろよいも売っていたが,天気が良くて場内は蒸し暑いくらいだったのでビールが捗る。


自分のような,選手がきゃっきゃ楽しそうにしていたり選手同士で絡んだりしているのが何よりのファンサービスという人間には夢のようなイベント。ちゃつーはほとんどわからんけど,プレミアとちゃわんならだいたいの選手は知ってるので,チャレンジオールスターもプレミアオールスターもたいへん楽しい。


ただ,とくにプレミアは,せっかくのオールスターなんだから,1セットぐらいはガチでプレーしてほしいな,という気持ちも。盛り上げられる選手だけにスポットがあたりがちだけれど,そういう選手ばかりじゃないし。むしろチャレンジのほうが,ちゃんと(っていうのも変だけど)やってたかな,とか。


とはいえ,ふだん違うチームの選手が同じチームで戦うドリームは,代表チームがそうだから(むちゃむちゃレアなわけではない)というのは,プレミアは,あるんだが。去年も同じことを書いた。でも観たいじゃん。ねえ。


もちろん,プレー面で「おお」と思うところもたくさんあった。リーグの試合ではできない,プレー面でのお遊びを,観られるのが楽しい。リベロのアタックとか。古賀も永野も,石川も,凄いなあとわかる。ルールを無視したフェイクセットの連続も面白かった。


内山の,スタンド上からのサーブや,自分でトスをあげて李くんを回り込んでのスパイクには唸った。巧い。面白いことを言って盛り上げるタイプではないけれど,プレー面で存分に楽しんだ。


森崎のOPも,出耒田のOPも良かった。ジェイテクト浅野のリベロも,アリだと思ったり思ったり。


目立ちはしなかったけれど,陳はいい選手だな,と思ったし,こういう場で西田の身体能力の高さ,ジャンプ力やスパイクのキレの良さも堪能した。


帰宅して,DAZNの見逃し配信をざっと観た。DAZNの音声は場内では聞かれなかったので。実況の福田さんも程良く柔らかく,解説の石島が,インドアを離れて1シーズン経つわりに今の選手やリーグに詳しくて,期待以上に良い雰囲気。折々挟まれるインタビューも良かったし,選手が交代で来ている実況席のインタビューも,なかなか鋭い突っ込みも多くて,これはこれで見応えあり。


会場の進行は,MCさんとなおきさんと大林さん。なおきさんはいじりやすい選手に偏る傾向はかわらなかったけれど,全体の進行は別にすすめていて,出すぎないのが去年よりも良かった。


来季はリーグそのものが新しくなるので,オールスターがどのような形になるのか分からないけれども,年に1度の楽しいお祭りとして,オールスターゲームは来季以降も続いてくれるといいなあと思う。


最後に機構の偉い人(嶋岡氏)が挨拶したように,これで,今季のVリーグのすべての日程が終了し,つまり,現行Vリーグのすべてが終了した。


観る側にとってはまだ黒鷲旗があるのだけれども,また,そろそろ大学の新年度(春リーグ)が気になる時季でもあるのだけれど,Vリーグが終わった。


第1回Vリーグの決勝戦をテレビで観たのが1995年だったか1996年だったか。20年以上の歴史に幕が下りた感じがしないくらいの小規模な変化に落ち着いたのが良かったのか悪かったのか。


願わくば,来シーズンも楽しくVリーグを観られますように。選手関係各位,お疲れ様でした!