第68回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/1(水)大会1日目

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館


始まりました,令和最初の大会.例によって試合開始ぎりぎりに到着したによって,先着○名に配付の新元号記念クッキーはもらえませんでした.9:15開会式,11:00第1試合開始.連休だからか初日にかかわらず客入り上々.明日からは10時開始.


Vリーグ勢にとっては,新生V.LEAGUE初年度最後の大会となる.男子はV1が10チームになったので,V1:10,V2:1という配分.V2は優勝チームしか出られなくなった.大学4(全日本インカレ上位3+大阪府協会推薦枠1),高校1(春高優勝チーム)は変わらず.


ただし,パナソニックパンサーズが直前までアジアクラブ選手権に参加していたため決勝トーナメントからの出場.その枠には市立尼崎高校が予選グループ戦のみの特例参加となっている.このグループはグループ戦1位のみ(市尼高が1位になった場合は2位のチーム)が決勝トーナメントに進出するしくみ.*1春高準優勝かつ在阪チームの清風ではなく市尼なのを不思議に思っていたけれど,市尼が2018年度インターハイ優勝というのはあったのかも.春高もベスト4.


また,今大会は,代表合宿の日程と重なった.プログラム上は出場選手登録されている選手も多いが実際には不参加.この件の事前の告知有無と告知手段はチームによりまちまち.代表合宿日程と重なっていることはそんなに簡単には気づかないので,いないならいないとえらい筋からまとめて言っておいてほしいです.出場選手と観戦実行がリンクしないタイプの人間が言っても説得力はないのですが.


以下,いつものテンプレ。


  • チーム名の左右は電光掲示板準拠。
  • スタメンは,原則第1セット開始時の目玉。いわゆる1の位置から反時計回り。ただし,試合開始に間に合っていない場合は第2セットから推量していたりとけっこう適当。
  • 第1セットサービススタートチームが上。
  • リベロは,原則(ベンチ入りではなく)コートに立ったのを見た選手。ただし適当。
  • 交代選手は気づいた範囲,書きたい範囲のみ。
  • 大前提として,書き手の見た範囲で自分が興味を持っていることしか書いていません。
  • 誤りがあればコメント等でご指摘いただければ幸いです。

[A1]東レアローズ3-0福山平成大学(25-11 25-20 25-17)


福平大:37藤原 10福元 8三好 7西本 9山崎 19坂元 L20谷尻


東レ:19梅野 20アウントゥ 1富松(18鈴木) 4ルジェ(16落合) 11戸嵜 3伏見 L6渡辺


〈メモらん〉


  • 東レのすためん.
    • 2s:9阿部(21藤井) 20アウントゥ(10星野) 18鈴木 16落合 11戸嵜 3伏見 L6渡辺
    • 3s:21藤井 7峯村 18鈴木 16落合 11戸嵜 3伏見 L6渡辺
  • 全日本インカレ以来の平大.新チーム.MBの藤原くんが初見.ほかは,まあまあぼちぼち,少なくとも名前は見たことがある顔ぶれだった.
  • 中国リーグ方面から7番8番が並んで写ってる写真を見てどちらかのサーブの時かしらと思っていたのだけれど,そうじゃなくて,三好がサイドだった.
  • 三好くん,アウントゥからサービスエース取ってた.やっぱりサーブがめちゃめちゃ素敵.レセプションは谷尻に気を配られつつだったけど,バックアタックもあって,楽しい.
  • 第2セットは平大リードで進んでいた.のに,13-16でテクニカルタイムアウトの次,おそらく14-16から峯村ピンサ(たぶん)で9連続ぐらい得点して,21-16と東レが一気に逆転.あああ.もったいない,なのか,それこそがおにーさんたちの底力,なのか.第3セットはスタートから東レがガンガン飛ばす.山崎がそこそこブロックされまくっていた。しょんもり.
  • 退団発表者のコート内比率の高い東レ.そうなるよね,初日はね.代表選手不在ということもあり.セカンドリベロは瀬戸口.
  • 怪我をしてた藤井(は合宿ではなくこちらに)が第2セットの途中,ビハインドだった10-13の場面で出場したときは,「出られたんだ」と周りから聞こえる声.出られるところまで回復してきたならまずは良かった.
  • 鈴木悠二がMBでの出場.昨季のはじめにMBに入っていた戸嵜はサイド.ややこしい.第二セットの最後はとざきがレフトから決め,第三セットは鈴木のクイックだった.
  • とくに第2セットの伏見のピンサで峯村が入ったときの顔ぶれは,サイド4人にしか見えなかった.

[B1]早稲田大学3-2堺ブレイザーズ(28-26 17-25 23-25 25-23 22-20)


早稲田大:4村本 2武藤 8宮浦 18大塚 7村山 10中村 L1堀江


堺:1松本 14山口 9堤 21竹元 18ジョルジェフ 12小池 L16今富


〈メモらん〉


  • 立ち上がりは堺リード.テクニカルはどちらも堺リードで迎えた.そこから早稲田が逆転22-20から堺再び追いつき22-22.小池が村山をブロックして23-24と堺が先行.
  • ハードモードなデュースだったが,堀江の二段トスを宮浦が決めた27点目が素敵で,次の村本のサーブでディグでつないで最後は大塚.
  • 第1セットをデュースの末取ったあとの早稲田,力が入ったのか抜けたのか分からないけれど,「ん?」というプレーが増える.イージーなサーブミスとかタッチネットとか.
  • 第1セットを奪われた堺側が引き締めてきた,というのももちろんあったと考えられますが.山口がブロック決めたときはたいへん盛り上がった.
  • しかし堺も3セット連取には至らず,第4セットになると逆に早稲田が持ち直す.一進一退.
  • 堺が松本のサーブのローテで2連続ブレイクして6-8.セカンドテクニカルも,直前の松本サーブローテで逆転して15-16と堺が取った.
  • そこから早稲田が武藤サーブで3連続ブレイクしーのと2点差リード,21-19でニコの目の覚めるようなノータッチエースもあったが,早稲田が逃げ切った.
  • 迎えた第5セットは22-20なのでほんとうに激戦.
  • 大塚は大学生相手に比べると決定率は下がっただろうが,それでもよく決めていた.中村がうまくブロック外してたかな.
  • あとは,村山のセンスというか運(?も実力のうち)のようなものを感じることもしばしば.
  • ところで,堺は,ベンチ入りしていた山崎を出さないのが,天皇杯(?ベンチ入りしていた山口を出さなかった)に引き続いて相変わらずのイケズ.せっかくの後輩相手の試合なんだからさあ.
  • ↑書きながら思いだしたけれど,昨年12月の天皇杯で対戦してましたね(してないかな).てことは早稲田にとってはリベンジマッチだったのか.
  • 堺視点での大反省会やC組の混戦オブ混戦の今後の予想については酒の肴.
  • 今日の結果は初日だから,というのもありそうで,明日以降(データも取られただろうし注目もされるだろうし)正念場.

[A2]大分三好ヴァイセアドラー2-3ジェイテクトSTINGS(25-19 20-25 25-19 18-25 8-15)


ジェイテクト:6ブラトエフ 2金丸 11袴谷 8郡 21廣瀬 15中根 L12興梠


大分三好:4勝 9林 14ヤカン 15マーク 23藤田 22藤岡 L11辻口智


〈メモらん〉


  • 第1試合途中かなり点差がついていて,これで同一カテゴリか,と隣にいた人が呆れ気味に話していた.そのくらいジェイテクトがもごもごだった.
  • 結局はその時点で大量ビハインドだったジェイテクトが勝ったんだけど.なんでそうなったのかはよくわからない.
  • ジェイテクトリベロは興梠ひとり.藤中はサイドで,郡にかわって交代出場していた.おもに後衛だったようだが,第1セットでは前衛にもいたような.

[B2]VC長野トライデンツ3-2近畿大学(22-25 22-25 28-26 25-21 15-11)


近畿大:11中野 19五味 2庄司 9江崎 5東野 15江口(1中川) L6森


VC長野:13椿(24長田) 7栗木(5笠利) 16森崎 2須貝 9池田 14矢貫 L12山本


〈メモらん〉


  • 「近大勝てよ(怒)」という気持ちになったことは否定しない.2セット連取して第3セットもデュースでさあ.
  • 第1試合がフルセットだったBコートの進行が最も遅かった.Bコートが第4セットをVC長野リードで(つまりフルセットのかおり濃厚で)戦っているとき,A,C,Dの3コートはいずれもフルセットになっていた.Dコートは青学がデンソーに勝った.結局第ニ試合は4コートともフルセット.黒鷲旗初日.AとC(PFU対日立)はV1同士だったというのを差し引いても,初日にこんなにどこのコートでも進行が押すのは珍しい.
  • その近大,ユニフォームがかわっていた.ずーっとあの近大ブルー一色だったのに.青みはさほど変化はないが(近大であると認識できるくらい)が,細い白の横ストライプが広めの間隔で入っている.おされでかわいい.
  • バレーボールではあまり見ない柄で,はてASICSかミズノか,なわけないよね,と拡大鏡を通してみたら,ある意味推測通りの,アンダーアーマーでした.ゆったり風味.増えたなあ,アンダーアーマー
  • スタメン,江口と五味が1回生.MBの江口は途中から中川.リベロの森,うまいよねえ.
  • VC長野の逆転のきっかけは,長田(と笠利)が入ったあたりだった.選手交代が奏功した形.
  • 須貝がVC長野にいるのにびっくりした.入ったの忘れてた.池田幸太もスタメンで,こちらもフレッシュなかんじ.

[A3]洛南高等学校0-3JTサンダーズ(15-25 17-25 14-25)


洛南:18金谷 3三浦 1宮坂 5溝井 13酒井 12熊崎 L6内藤


JT:4中島 17金子 16劉(8武智) 20筧本 6エドガー(14熊倉) 18山本 L10井上


〈メモらん〉


  • JTのすためん.
    • 2s:17金子 8武智 20筧本(21ロジャーズ) 14熊倉 11久原 4中島 L10井上(15唐川)
    • 3s:4中島 12合田 8武智 21ロジャーズ 14熊倉 5井上 L15唐川
  • 洛南カルテット解散後の新チーム.キャプテンの溝井は去年も出ていた.ぐらいしかわからん……
  • 第2試合が長かったこともあって,この試合はふぬけになっており,あまり観られていない.明日は観られるといいなあ.
  • JTは金子がスタメンセッター.深津がいないからね.エドガーと劉は第1セットの途中まで.りーびんはモッパーとかリベロず肩車でのスクワットとかかわいいことをしていたようなのだが見逃したー.

[B3]豊田合成トレフェルサ3-0富士通カワサキレッドスピリッツ(25-20 25-17 25-15)


豊田合成:5前田 22高*2梨(16黒澤) 2山近 14椿山 23勝岡 9高橋 L24小川


富士通:18長谷山 14岩井(3田中) 7加藤(9手塚) 4柳田 11浅野 10岡村 L12芳賀


〈メモらん〉


  • 合成のすためん.
    • 2s:22高梨 2山近 14椿山(1山田) 23勝岡(13岡本) 9高橋 5前田 L24小川
    • 3s:5前田 22高梨 2山近 14椿山 23勝岡 9高橋(17渡邊) L24小川
  • 富士通のすためん.
    • 2s:18長谷山 14岩井(3田中) 7加藤(9手塚) 4柳田 11浅野 10岡村 L12芳賀
    • 3s:5横田 1中川(4柳田) 3田中(11浅野) 10岡村 18長谷山 16米澤 L12芳賀
  • 代表選手がいない(不在という意味ではなく選出されている選手がいない)合成だけど,主力のいない感はすごい.イゴール退団(去年は別の外国人選手が黒鷲旗のみ出場していたが今年はそれもない),高松も傳田もいない.今日は近も(たぶん白岩も)ベンチアウトだった.
  • コートの半分が1年生.第3セットだったかには,新人4人全員揃った.
  • その合成に対してこういう試合になっちゃう富士通ちゃん.明日の堺戦は相手がそうとう気合い入れてくると思うので,どうかそういうあれこれを超越した次元で,良い意味での「自分たちのバレー」を実現すべく,がんばってもらいたい.です.

[A4]サントリーサンバーズ3-1明治大学(25-23 25-20 23-25 25-17)


明治大:2鎌田 23安井 9池田 1小松 15三輪 13上林 L14瀧田/21鳴尾


サントリー:5松林(15喜入) 3小野 13ムセルスキー(18小川) 10藤中(20米山) 12塩田 9大宅 L1鶴田


〈メモらん〉


  • 1セット取ったわよ.
  • 鎌田がすげえかっこよかっためちゃくちゃかっこよかったほんとにかっこよかった.
  • 現場からは以上です.推し変の疑いがかかる今日この頃.

[B4]尼崎市立尼崎高等学校0-3FC東京(13-25 14-25 19-25)


FC東京:18栗山 16手原 10デロッコ 29井上 14長友 11迫田 L24野瀬


市尼崎高:1栗川 7山本 3橘 5佃 4坂本 2高辻 L12中川/13村上


〈メモらん〉


  • FC東京のすためん.
    • 2s:23小森 19佐藤 18栗山 22宮原 2玉宅 21平田 L24野瀬
    • 3s:21平田 17冨田 26黒田 29井上 2玉宅 11迫田 L24野瀬*3
  • 市尼は登録選手のほとんどは2・3年生のようだが,去年のスタメンは3年生が多かったのかな.見覚えがあまりない気がするような気がする名前が並ぶ(5番の佃はなんとなく).
  • FC東京ベンチ入り選手全員出場(?)で,快勝.迫田の11が新鮮.

*1:女子はクラブ選手権が会期と重なっているため,久光製薬黒鷲旗不出場.

*2:ほんとははしごだか

*3:たしか