2019全日本大学選手権・2日目(2回戦)(本文なし)

墨田区総合体育館


今年も始まってました全日本インカレ。学連枠割当の選抜64チーム,全日程5セットマッチ,完全ノックアウト方式。初日で32チームになり,2日目を終えてベスト16。


初日と2日目,男子は,墨田区総合体育館4面+港区の港スポーツセンター2面の6面。女子が大田区総合体育館4面+葛飾区の水元スポーツセーター2面。


今年は会場の分散具合が小さかったのはとても素敵。今日からは1コートあたりの試合数が少ないのでチーム・選手にとっては戦いやすい運営だと思う。観る側にとっては,同時進行だと見られないので,少ないコートでたくさん試合をしてくれたほうが嬉しいんだけどね。休み甲斐がない。そして,初日は,予選リーグ方式(敗者復活方式)にしてほしい。2日目の抽選が大変なのはわかるし,シードチームを予選免除にしても必ずしも有利とは言えない感じになっちゃうのもわかるし,ダブルヘッダの日をつくらなきゃならなくなった場合に超キツいのもわかるし,わかるんだけども。ということで,これがベストなんだろうなあ。


試合数の多い墨田へ。2週間半ぶりの墨田はカフェの入り口に,V1東京ホームゲームのときに展示してあった手塚の等身大パネルが置かれていた。シーズン中常設かしら。


以下見た試合とか。しかし,ぜんぜん見られてなくて,反省というか後悔というか自己嫌悪というか。成長がない。

[D1]早稲田大学3-1岐阜協立大学


見てないんですが。早稲田スタメンはいつもの。


第1セット・第2セットとも早稲田がごりごり容赦ない試合展開の気配。第2試合にふと得点経過を見たら,20-9になってて,そのときは村本と重藤が出てたかな。でも,メンバーばっさり,という感じではなさそうだった。知らんけど。


第3セットぐらいで武藤が足くじいて下がったので,心配。そのあとは上條が出ていた。


第3セットは,岐阜経すごいね,と,後ろにいた某チームの人たちが言っていたので,そういう流れってあるよね,とか。

[E1]駒澤大学2-3東亜大学


組合せ抽選会終わってトーナメント表が出て,2日目から互いにとっての山場がやってきたなあと思いまして。対戦してみないとわからない感じがすごく楽しみだった。1部残留したものの秋さっぱり勝てなかった駒澤と,秋リーグ優勝はしたものの中本の故障離脱が痛い東亜と。


結果として,期待通りの接戦になった。制したのは東亜。駒澤は勝ちきれないところが出ちゃったかなあ。


立ち上がりは駒澤のペース,というよりも,東亜の入りが悪すぎて,お見合いやイージーなミスの連発で駒澤どうこうでなく点差が開いていく。中盤にダブルスコアだったのは覚えている。少なくとも7-14までは行ってたらしい。もっとだったかもしれん。


それが,なんだかんだでじわじわと追い上げて,22−22で追いついた。25-25から古賀のサービスエースで25-26。次のサーブも崩したかな,ボール繋いで,トランジションアタック,当然古賀のバックライトに上がる。決まれば鮮やかな逆転セット取得の場面。


そういうときに踏むよね,アタックライン。笑っちゃいけないけどあまりにらしくて笑ってしまった。今日もせっせと何本か踏み越ししたけど,べつに本人だけが100%悪いわけじゃなくて,無理に上げた浅い(?)トスを追っかけて踏んでるケースも少なくないけど,やっぱり多い。


そんなこんなで27-27と再びデュース,橋本サービスエースで28-27,から2本目サーブミスで28-28。2本目サーブミスもあるある。長くなりそうだな,と思った。お互いアドバンテージまでは取っても2連続ブレイクまではできない展開が続く。得点板は29までしか数字がないタイプで,0-0に戻って30点台。40点になったらもういっかい0-0に戻すのかしら10番台を使うのかしら,と気になりつつ迎えた37-38,井口のサービスエースで長い第1セットが終わった。40点は見せてくれなかった。


この第1セットが大きかった。こういう長いデュースは第1セットで起こりがちで,そして案外あっさり終わりがちという法則があるようだけれど,試合自体ももつれた。*1


第2・第3セットは駒澤。立ち上がりの東亜自滅だったのと違って,お互いふつうにぶつかってふつうに駒澤が上回っている感じに見えた。谷崎と橋本の決定率がとても高そうだった。逆に東亜はMBの打数が少なくて(トスがあわない),古賀は決まるものの古賀以外だと拾われてしまい,というしんどい状況。


第4セットも序盤は東亜がリードしたけれど中盤で駒澤が逆転。手の打ちようを見つけられているのかいないのか。


ただ,東亜が,途中から無理にでもMBに上げたりパイプ使ったりしたのが,最後には効いたかな,とは思う。あと,橋本のスパイクに対してのディフェンスもたぶん対応できてた。ここぞの場面で何本かキルブロックできたのも大きい。


東亜の勝因を探せばいろいろあるだろうけど,ただ,得点経過のキモにそこそこ「相手ミス」が絡んでる風なのが,なあ。駒澤にとって不運な(ミスジャッジと主張したいわけではなくて)ミスが多いんだけど,18-15とリードして相手にタイム取らせたあとで,タッチネット,スパイクミス,スパイクミス(トスミスか)の3連続で追いつかれるのはしょっぱい。し,まあ,なんていうか。うん。

[F1]東海大学3-1亜細亜大学


みてないオブみてない。亜細亜気になってはいるんだけど,なかなか。


東海大はスタメンセッターが山本だった。たぶん。第2セットか第3セットぐらいに,山本→真子,かつ,樋内→内山。で,第3セット取られたけど第4セットもスタートはそのままだったっぽい。気がついたら戻っていた。どうする(どうなる)かね。

[D2]同志社大学3-0近畿大学


コートが遠くてろくろく見られず,結果だけ見て驚いたのだけれど,同志社秋3位だったようで,驚くことではなかった。明日平大と対戦。

[E2]愛知学院大学3-0中京大学


フルセットやりますよ,たぶん,と言われながら。第2セット26-24,第3セット28-26と,もつれそうな気配はたしかにあったが,結果としてはストレートだった。


例によってあまり見ていない。今日はE1もある意味でちゃんと見てはいないのだけれど,それ以上に,E1以外の試合が「目に映ってるだけでは見ているとは言えない」を実証できるレベルで見えておらず(気がついたら終わってる。何番がセッターだったかもわからん。我ながらほんとに酷い。),十年来の課題である「初見のチームの見方」がいつまでたっても改善されない。いつも家に帰ってから「ああいう風に見れば良かったかな」と思うのに,次の機会はまた頭から抜けて臨んでしまうその学習能力のなさが最大の反省点であり自己嫌悪点。


愛学は11番の岡森が目を引いた。190cmのサイドでがっしり系。坂・岡森・竹下のサイド3人,ぼさっと見ているとレシーブもスパイクもあまり偏りがなさそうで(なんせぼさっとしていた),MBもあまり大きくないけれどまあまあぼちぼち悪くなく,全体的にどこか突出したところはなく平均点が高くてバランスが良く完成度の高そうな印象を受けた。愛学というと,松岡とか山内とか,あと植田(ひょろくはないか)のような,ひょろ長い系の長身選手が必ずいる勝手なイメージがあって,今年のチームはどうもそういう感じではないみたい。


中京でいえば,山田(三好内定)がちょと気になったものの,ボール集まりまくる感じではなく,もう一声ほしかった。

[F2]福山平成大学3-1天理大学


天理の6番(吉識)ちっちゃくってめっちゃ跳ぶ。たぶん一昨年も同じ感想を持ったんだと思う。たぶんね。


第4セットは,フルセットになりそうだったんだけどならなくて(今日の試合そんなんばっかり),セット取りきる,勝ちきるってほんとに難しいことなんだろうと。

[D3]龍谷大学3-0東京学芸大学


東西インカレも東西対抗もない今,関東ちゃんは5学連という名の9学連にもゆいいつ参加してないので西のチームと対戦するのは(天皇杯ファイナルラウンドにあたらなければ)全カレが年に1度しかない機会。これぞインカレ醍醐味。自分が日頃から西日本(とくに関西)をもう少し気にかけていればもっと楽しめるのだろうとかねがね思っているが,自分の身の回りで手一杯でなかなかそこまで気が回らない。


関東1部贔屓なので関東1部にはどこよりも強くあってほしいと願う一方で,関東ばかりに固まって全カレのベスト○を関東が独占するばかりはつまらないとも思っている。だから去年の平大準優勝はとても素敵でとても喜ばしかった。やってみなきゃわからん。関東強い前提で物事を見ちゃだめだ,と改めて思った。と,同時に,やっぱり悔しかったかなあ。


そんな感じなので,関東1部の下位と関西1部上位の力関係がまったく見えなくて予想も予測もなかったんだけど,試合を遠目にうすらぼんやり眺める限りでは,龍谷が最初から最後まで主導権を握り続けていたように見えた。龍谷は明日,早稲田と。さて。

[F3]青山学院大学3-0長崎国際大学


九州まで遠くなると,さらになにがなにやら。なにがなにやらといいつつみるならみるでなにかこう。という反省。


ところで,サブコートの試合はぜんぜん見てないんですが,日本大-朝日大のときにちらっと覗いたら高橋くんがスタンドにいてなにやらインカム的なアレをしていて,えーと……

あす3回戦の組合せ。


湊さん (@tgf48) のツイート借用。(https://twitter.com/tgf48/status/1199572690601820160?s=20


D1早稲田(関東1)VS龍谷大(関西5)
D2福平大(中国2)VS同志社(関西3)
E1東亜大(中国1)VS愛学大(東海1)
E2筑波大(関東7)VS専修大(関東11)
F1東海大(関東2)VS青学大(関東9)
F2日体大(関東3)VS順天堂(関東6)
G1明治大(関東4)VS日本大(関東5)
G2中央大(関東8)VS大産大(関西2)


Dコート面白そう。配信あるかな。


関東民としては,秋リーグの6勝5敗組の直接対決(日体-順大,明治-日大)も大変気になるところ。


関東直対カードの秋の対戦は,筑波3-1専修,東海3-0青学,日体2-3順大,明治2-3日大。


ほんと,当事者の事情を無視して繰り返しますけれど,2コート×4試合なら見られる試合も増えるのになあ。せめてサブはあけて3コートで変則でもよかったんじゃないかしらん。当事者の事情は無視。

*1:つい最近40点超えのセットを見た気がするんだが,あれは何セット目でしたっけ。