第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会5/1(日)大会2日目

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館

黒鷲旗は,ファン同士のシーズン納めのご挨拶会という役割も無視できない.
とくに約束していなくても通路でばったり会うのが黒鷲旗(のグループ戦).
会期中に,2年ぶり,3年ぶりでお目にかかれた方も多かった.自分から積極的に場内をうろうろすることはなかったのですが,そんな中でも声をかけてくださった方々,ありがとうございました.
飲みに行けたらもっと楽しいのにね.

[A1] 鎮西高等学校 0-2 堺ブレイザーズ (24-26 12-25)

鎮西高:6井坂 8玉井 1平田 3舛本 5荒谷 4平川 L12小手川
堺:22赤星 9迫田 21竹元 10千々木 23鵜野 7出耒田 L5堀江
〈メモらん〉

  • 堺はセッター赤星.今の選手と直接被ってはいない(当然).鍬田と同じ背番号なんだなー.
  • 今大会での現役引退(コーチ選任?)が発表されている千々木がOPで出場.うおおおおおん.

[B1] 富士通カワサキレッドスピリッツ 0-2 JTサンダーズ広島 (21-25 21-25)

富士通;18長谷山 14谷平 7加藤(8後藤) 4柳田 11淺野(9手塚) 1エバデダン(21秦) L6小林
JT:11坂下 9平井 6エドガー 18山本 1安永(20阿部) 12合田 L10井上航/15唐川
〈メモらん〉

  • 隣コートで惜別バレー人の気持ちでした.のでほとんど見ていない.
  • 富士通,ライセンスおりたとはいえ,入れ替え戦1勝したとはいえ,これはなかなか……でもまあ,なんか,思っていたよりは,みたいな
  • 富士通,きょうは手塚がベンチ入り.松坂&志波はベンチアウト.
  • JTのMBはこの大会基本的に平井くんが出ていて,そうだっけ? ってなった.なにせ,3年ぐらい見ていない.

[A2] 中央大学 0-2 ジェイテクトSTINGS (18-25 17-25)

ジェイテクト:1藤中 4福山 16久保山 6フェリペ 3陳 20都築 L21高橋/17本間
中央大:17村上 7藤原 13澤田 1佐藤 16柿崎 15山根 L12山本
〈メモらん〉

  • ジェイテクトリベロ,本日は高橋和幸(順天堂)くん.昨日も書いたかもしれないけれど,この代も3人(伊藤,市川,高橋)V1かな.リベロ豊作.
  • 中大のセッターは村上君(松江高専).2年のときに春高出たとかの代?(てきとう) セッターを除けば顔ぶれに違和感なくて,去年のスタメンから変わったのはセッターだけだっけ,と書いたら「鍬田」という返事をいただいた.でも,柿崎もなんかしら見たことがある.
  • なので,わりとまとまってるチームだなあと思って見ていた.それは早稲田もそうなんだけど.

[B2] 近畿大学 0-2 FC東京 (22-25 25-27)

近畿大:16小磯 4中西 22丸尾(13谷口) 15江口(25北村) 11後藤 21フランシスL27荒木
FC東京:1ヨナス 12小田嶋 14長友(13柳町) 15エスペホ 11山田2玉宅(4山田) L5谷口
〈メモらん〉

  • 2日目って惜別バレー人タイムになりがちで,退団発表された山田が途中からコートに.

[A3] 順天堂大学 0-2 東レアローズ (18-25 21-25)

順天堂大:2金澤 15中村 3亀山 17花村 7中谷 30早坂(2s4茂太) L34井上
東レ:5米山 18鈴木(12西本) 4パダル17小澤15李8真子 L3山口
〈メモらん〉

  • 順大,スタメンがらっとかえてきた.亀山以外総とっかえ.なんか,順大らしい.天皇杯もわりとそんなかんじだし,黒鷲旗,いつぞやまるごとBチームで出た年もありましたし.
  • まだリーグ戦を見ていないので,わからないけど,初日のほうがメインっぽい感じはした.
  • 「東福岡のリベロの井上」多いな.セッターの早坂も1年生.
  • 試合後,加藤と早坂が,今大会で引退する富松に挨拶.東北つながり.

[B3] 早稲田大学 0-2 パナソニックパンサーズ (14-25 20-25)

早稲田大:11水町 9伊藤 4重藤 10山田(20畑) 1岩本(3秋間) 22前田(8佐藤) L12荒尾
パナ:8仲本 22小宮 2深津(18牧山) 5渡邉 6白澤(3中村) 1清水 L16伊賀
〈メモらん〉

  • 早稲田は,ここで1セット取らせてもらえなかったことが,あとで効いた.
  • 競ってもいないんだけど.
  • クビアクベンチアウトが,はやる気持ち(と準備? 対策?)に水をさしたのかしら,なんて.
  • あと,天気も悪かった.雨が降っていて湿度が高かった.水町のユニフォームが第1セット早々に汗でびしょびしょになっていて,ちょっと早いのではと.
  • 後半OBの中村くんが出場.(昨日新くん出してほしかったわー.ティリ,気が利かない)

[A4] サントリーサンバーズ 2-0 大分三好ヴァイセアドラー (25-16 25-20)

三好:10山田 15安部 18古賀 14藤原 8川口 21井口 L12備/7小川
サントリー:7アライン 12佐藤(11秦) 13ムセルスキー(19栗山) 10藤中 23柏田 20西田(6彭) L2高橋
〈メモらん〉

  • あんまり見てない.
  • プログラムに柏田の名前をみたときは,誤植? と思っていたがここでスタメン出場.ヴォレアス北海道へは期限付きレンタル移籍で,4/26に期間満了し,サントリーに戻っていたとのこと.毎年北の大地に送られる運命なのか,果たして.
  • 出場機会あるのはだいじかな,と思ったり.
  • 鳥飼もサントリーの登録選手に入っていた(4日目に写真の中心になっていた.出場はしていないような気がする).

[B4] ウルフドッグス名古屋 2-0 VC長野トライデンツ (25-18 25-17)

VC長野:9池田幸(2s17中村) 19三輪(2s16森崎) 3池田颯(2須貝) 6伊藤 14矢貫(2s19三輪) 13椿(24長田) L11藤中
名古屋:11傳田(23勝岡) 16中野(4伏見) 1山田 13小山14椿山 19高橋 L17市川
〈メモらん〉

  • こちらもあまり見ていない.名古屋,若いのか若くないのかよくわからないスタメン.
  • 日体大多いなー.

めもらん(?)

3セットマッチで心にゆとりがあったからか,お見送り(出待ち)やらをしないからか,今年は比較的女子の試合も視界に入れることができた.もともと女子は,男子に比べて,決勝トーナメント進出チームの決定が最終日までもつれることが多いが,今年もまた,激戦区が多く,勝敗の行方が気になる試合が多かった.
試合を見ていると,女子の代表の将来を憂う人々の憂う気持ちがわかるような気がする部分も垣間見られた.(男子を棚に上げているわけではない).新チームになったばかりの高校生で,フィジカルもテクニックも(メンタルも)これからという選手・チームに求めるのは大人の完成度とは異なるものであろうことは承知しつつ,これで全国トップレベルか,勝てちゃうのか,とか.そういう……ごにょごにょ.
一方で,東海大がV1に二連勝し,大会史上初の女子大学チームの決勝T進出決定という大きな出来事もあった.
翌日場内に掲示されていた毎日新聞の切り抜きに河合日本バレーボール協会新会長のコメントが掲載されていた.「今時の大学生は大きいけれどよく動く」には専ら男子しか見ないわたしは一読して「え? 今頃?」と感じたのだけれども,あれは女子のことだったかね.
内容の正誤はともかく,わたしが大学カテゴリを見始めたころにはまだ,女子に関しては,雑に言えば「大学は競技専念を優先しない選手が行く(優先する人は高卒でVリーグに行く)」イメージもあったけれど,今は,V1に大卒選手が増えた.春高で実績をあげた有名選手も大学進学する.やっているバレーも,古くさくない(男子っぽい感じ).
進学はどちらがいいと一概に言えない(近年むしろ男子に,大学はプレーヤーとしては回り道じゃないかね,というケースがね)けれど,カテゴリ違えば戦い方が違うのは黒鷲旗の醍醐味であり,V1が自分とこの土俵に持ち込んで横綱相撲をするのもそんなに簡単なことじゃないだな,と.まあそんなかんじ.

第70回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会4/30(土)大会1日目

丸善インテックアリーナ(大阪市中央体育館

69回大会は,令和2年度(2020)が延期,令和3年度(2021)が中止.3年ぶりの開催となった.
緊急事態宣言もまん延防止等重点措置も出ておらず行動制限はない状況だが,大会は以下のような具合(例年とかわらないものも含む).

  • チケットは前売りで全席指定 各種プレイガイド.スタンドC(上段の上段)で2500円
  • 一席空きでの販売ではなく,詰めて販売.
  • 開会式なし
  • グループ戦,決勝トーナメントとも,テクニカルタイムアウトなし
  • グループ戦は3セットマッチ(10時,12時,14時,16時) アリーナ席なし 北スタンドに応戦席設定あり(?)
  • 準々決勝は4コート進行(11時,14時) アリーナ席なし
  • 準決勝は2コート進行(11時,14時) アリーナ席あり
  • 勝戦は女子11時~,男子14時~ (アリーナ席あり スタメンコール・応援団の音楽あり)
  • 3位表彰は準決勝試合後すぐ
  • 表彰式・閉会式はあり (男子決勝終了後)
  • 北側の出入り口及び通路は観客の立ち入り禁止(=チームと観客との動線分け)
  • でも喫煙スペースはいつも通り(正面玄関から回っていたのかは未確認)
  • 大声を出しての応援禁止,個人の応援幕掲出禁止
  • 場内飲食については,特に案内なし(売店も営業していたのでまあ……常識の範囲内で?)
  • 入場時に検温と手指消毒あり,チケットは半券じぶんでもぐ方式,再入場はチケットの裏にスタンプ
  • 「あなたが選ぶNEXT6」なし
  • 試合後のMIP選手(?)クロッキー投げ込みなし
  • 全試合無料配信(毎日新聞太っ腹!!!!)
毎日新聞サイト(アーカイブ
https://mainichi.jp/kurowashiki2022?cx_fmt=2204kurowashiki&cx_plc=bnr&cx_cls=ova

参加チームは,男子は前回大会同様, V1:10,V2:1.大学4(全日本インカレ上位3+大阪府協会推薦枠1),高校1(春高優勝チーム).V2は優勝したヴォレアス北海道が辞退したため,2位の富士通が出場.
女子は,アジアクラブ選手権と日程が重なっていたためJTが不参加,V1;11,大学3,高校2.

例によって,代表合宿の日程と重なったため,合宿参加選手は不参加.登録選手に名前はあるが姿は見えない選手がある一方,代表メンバーでも出場している選手もあればと,仕方ないこととはいえまちまち.

3年ぶりで混雑するかと思いきや,スタンドAは混んでいたものの,安い席は休日・祝日でも空席が目立った.看板選手がいない見込みが高く黒鷲旗を待たずに引退する選手も増えた今,集客という点では,2年の中断も相まって,厳しくなってきたな,と.

以下,3年ぶりのテンプレ+α


  • チーム名の左右は電光掲示板準拠。
  • スタメンは,原則第1セット開始時の目玉。いわゆる1の位置から反時計回り。ただし,試合開始に間に合っていない場合は第2セットから推量していたりとけっこう適当。
  • 第1セットサービススタートチームが上。
  • リベロは,原則(ベンチ入りではなく)コートに立ったのを見た選手。ただし適当。
  • 交代選手は気づいた範囲,書きたい範囲のみ。
  • 大前提として,書き手の見た範囲で自分が興味を持っていることしか書いていません。
  • 配信のアーカイブも見ていません
  • 誤りがあればコメント等でご指摘いただければ幸いです。
全日程終了後にまとめて書いているので,各試合のメモらんも省略します.感想はまとめて.

[A1] 順天堂大学 0-2 堺ブレイザーズ (21-25 18-25)

堺:14山口 9迫田 7出耒田 13バーノン 4高野 1松本 L5堀江
順天堂大:8染野 1岡野 9梶原 3亀山 14加藤 4茂太 L11内藤
〈メモらん〉

  • 堺,天皇杯でちょろっと見ただけでリーグ全く見てなかったと思う.
  • 深津と山本がいないっぽい.セッターは22赤星(鎮西→愛知学院)がベンチ入り.リベロは堀江一人.
  • 順大は,去年の全カレ準優勝メンバーから岡本(現アイシン),高橋(現ジェイテクト)が抜けているのが大きいが,まあ,見たことがあるかな,という選手ばかり.この日は.

[B1] 早稲田大学 2-1 JTサンダーズ広島 (22-25 25-23 25-18)

JT:12合田 11坂下 4中島 6エドガー 18山本 9平井 L15唐川 /10井上航
早稲田大:22前田(3秋間) 11水町 9伊藤 4重藤 10山田 1岩本(15馬渕) L12荒尾
〈メモらん〉

  • JTのスタメン
    • 第2セット 9平井(20阿部) 12合田(14熊倉) 11坂下(7新井) 4中島 6エドガー*1 18山本
    • 第3セット 9平井 12合田(20阿部) 11坂下 4中島(1安永) 6エドガー 18山本
  • JTは普通にやって普通に負けた感がツライ.小野寺こそいないけれど,逆に言えば小野寺くらいじゃないか.リーグは例によってほとんど見ていないのだけれど,あまり結果が良くなかったのはなんとなく納得.
  • 筑波の阿部くん,JTなのね.
  • 早稲田の3年生s,つよつよ.とくに水町,山田が躍動.水町はこういう舞台好きそう.鎮西高2年で黒鷲旗に出たときに対角の鍬田と並んでめちゃめちゃ活躍して,そこで名前覚えた.去年一昨年大会がなかったから,早稲田では初出場だったのね.
  • 秋にはキャプテンやってそう(妄想).

[A2] ジェイテクトSTINGS 2-0 大分三好ヴァイセアドラー (25-28 25-28)

ジェイテクト:6フェリペ 3陳 20都築 1藤中 4福山 16久保山 L17本間/12興梠
三好:21井口?*2 10山田 8川口 2エメルソン(2s18古賀) 14藤原 15安部?*3 L12備/7小川
〈メモらん〉

  • ジェイテクトもおそらくリーグ未見.OPには都築.袴谷はいたけど,若手の出場機会と育成優先か.個人的にはOPでも違和感ない(そりゃOHはOHなんだけど中大時代OPで出たこともあったような.そもそも故障がちであまり出てなかった印象も).まわりの選手が都築を気遣って盛り立てていたような印象.久保山ともよく話をしていた.6日間がんばれ.
  • 久保山は大会のちょっと前に,大会後の引退が発表されてびっくり.ジェイテクトセッターどうするんじゃろう.道井ひとり? V1でワンセッター友の会はしんどいわよ.
  • ので,なにかしらアテがあるのかしら,と,根拠はないけどなんとなく思い浮かぶ顔がないでもない.

[B2] VC長野トライデンツ 0-2 FC東京 (18-25 21-25)

VC長野:9池田幸 19三輪 3池田颯 6伊藤 14矢貫 13椿 L11藤中
FC東京:11山田(12小田嶋) 2玉宅 1ヨナス 8栗山 14長友 15エスペホ L10古賀/5谷口
〈メモらん〉

  • FC東京」としての最後の活動となる黒鷲旗.先んじて,ネイチャーラボへのチーム譲渡が発表された.ほんとうに,ほんとうに,ほんとうに良かった.
  • とはいえ,いろいろ不安もあるし,(それとこれと関係あるかないかわからないけれど)退団する選手も多いし.なにより,寂しくなるし.
  • 古賀太一郎がコートに戻ってる!
  • OP長友!
    VC長野はチャレンジマッチの死闘以来の拝見,セッター椿(山岸いなかったのかしら),リヴァンもいなかったぽくて,OPは池田ちゃん.
  • そりゃまあしんどかろうよ.

[A3] 鎮西高等学校 0-2 東レアローズ (11-25 22-25)

鎮西高:6井坂 8玉井 1平田 3舛本 5荒谷 4平川 L12小手川
東レ:8真子 10星野 1富松(2s15李) 4パダル(2s6手塚) 17小澤(5米山) 15李(2s12西本) L3山口
〈メモらん〉

  • 今年はまったく春高を見られなかったので,鎮西ぜんぜんわからん.舛本くんって,3年前(?)に見た舛本くん? つよかった.

[B3] パナソニックパンサーズ 2-0 富士通カワサキレッドスピリッツ (30-28 25-15)

富士通;18長谷山 14谷平 7加藤(8後藤) 4柳田 11淺野 1エバデダン(21秦) L6小林
パナ:22小宮 2深津 13クビアク 6白澤 1清水 8仲本 L16伊賀
〈メモらん〉

  • パナのセカンドリベロは12 ITO.プログラムに載っていない.12って専田? の時代錯誤人なので,チームのサイトを見てようやく把握.筑波大の伊藤くん.パナに入ったのかー.99生もリベロ豊作.かわりに誰が登録外だったのかは不明.永野はいなかった模様.
  • ただ,代表が不在で云々という点では,パナは,意外とメンバー揃ってるなあ,と感じた.大竹もいたし.
  • そんなパナ相手に,それもこのメンバーで,けっこうちゃんと試合になった(わりと良い勝負ができた)のは,なんだかよかった.入れ替え戦の飛ばしすぎに比べればめちゃめちゃ借りてきたリス風情だし(こういう大きい舞台だと借りてきたリスになりがち),地力の差は顕著だし.
  • ほいでもやっぱり柳田すごいわ.ミスター富士通だとおもう.ほんとに,ほんとに.
  • 富士通の今大会限りでの引退が発表されてている選手のうち,松坂,志波がベンチ入り.手塚はベンチアウト.でも,たしか出場はなかったと思う.
  • ちょろっと小野が出てたかも.

[A4] 中央大学 1-2 サントリーサンバーズ (25-17 22-25 17-25)

中央大:7藤原 13澤田 1佐藤 16柿崎 15山根 17村上 L12山本
サントリー:20西田 8柳田 17樫村(11秦) 7アライン 22鍬田 6彭 L15喜入
〈メモらん〉

  • コート入りのとき,中大の「いよぉぉー!」に対抗して,筒状に丸めたマット的なものを抱えてひとり「いよおおお!」とコートを駆け回るOB鍬田.チームメイトが付いてきてくれるでなし.でも爆笑した.ありがとう鍬田.
  • 実質中大の勝利.
  • 第4試合はサントリーも名古屋もそういう布陣で,見ている側も4試合目でややだれ気味だったところを,中大が,舐めてんじゃねーよ,と.佐藤くんのサービスエース雄弁.
  • キャプテン佐藤なんですね.よいとおもいます.背番号23で東日本インカレ@札幌でなんかすげえ1年生いるなってなって,一昨年はわかんないけど去年8番つけてて,そしたら今年は1番つけるしかないじゃないですか.
  • 第2セットから出場したムセルスキーは見た感じ6割ぐらいの出力で,ナンダカナー,という感じ.それで歯が立たなかった(?)中大はなんか悔しいんだけど,ムセルスキー引っ張り出した時点で中大の勝ちだと思うので,実質勝利.
  • とはいうものの,鍬田のスタメンフル出場はうれしい.
  • 第2セットの以降のサントリーは 8柳田 3小野 13ムセルスキー 22鍬田 6彭 20西田.

[B4] 近畿大学 0-2 ウルフドッグス名古屋 (23-25 14-25)

名古屋:6近(2s13小山) 14椿山 23勝岡 2山近 16中野 1山田 L20川口
近畿大:16小磯 4中西 22丸尾 13谷口(25北村) 11後藤 21フランシス(18本多) L27荒木
〈メモらん〉

  • クレクは姿見えず.永露,高梨,山崎,小川,もたぶんいなかった.
  • 全員が全員そちらに行っているというわけでもないのだろうが(知らんけど),名古屋って代表とは距離のあるチームだったので,隔世の感.
  • 名古屋のセッターの16誰じゃろと思っていたら近大(近畿クラブ)の中野.へえ,名古屋入ったんだ,へえ.名古屋の新人の採り方ってなかなか.
  • こちらも直近OBの中野に,大先輩の山近,加えて産大の勝岡に途中からこちらも産大小山と関西仕様.
  • 丸尾くん(左打ち)すき.
  • 全部中西が打ってるからしんどい,と思ったのは,2日目か3日目だったか.

*1:メモに13って書いてあるのは隣コートと交じったに違いない.

*2:遠目に22藤岡と区別付かない.

*3:あまり見てない.

2021/22Vチャレンジマッチ・2日目

小田原アリーナ
結果が出てしまえば、すべては結果論になる。
アイシンの(審査が下りれば正式に)V2昇格、VC長野と大分三好のいずれもV1残留。
初日のフルセットマッチを制したヴォレアス北海道と富士通カワサキレッドスピリッツはいずれも、V1の壁の前に涙を呑んだ。我ながら陳腐な表現だ。

トヨタ自動車サンホークス(V2・10位) 0-3 アイシンティルマーレ(V3・1位)

前日と同じルートで向かったのに小田原でうまく乗り継げなくて、遅刻したでござる。
1日目が終わった時点で得点率差が大きく、2日目で逆転するにはかなり厳しい状況だった。
2日目も、第1セットからずっとアイシンがリードする展開。
自動車、前日よりは良かったのかなあ。良かったような気はするけれど。
たぶん感染拡大しないためといった理由があるのだろうけれど、自動車は応援団が来ていなかった。一方のアイシンは、ぎっしりではないものの応援団席に人もいたし、応援Tシャツ(1000円。素敵施策)も売っていた。
アイシン側も声を出しての応援はできないし音楽も入っていない、だから、アイシンホーム&自動車アウェイというほどではないものの、自動車ちゃんたちは、自分たちが上位カテゴリでセントラル開催の試合なのに、広い小田原アリーナセンターコートで、なんだか孤立無援に見えた。
あとで思ったんだけど、音楽やアナウンスの盛り上げ効果って、あまり意識していないけれど、大きいんだな、と。とくに広い会場の場合は。
自動車ちゃんたちが声を出して気を吐いてプレーしていても、遠いスタンド席までは届かなくて、覇気が薄く見えてしまう。
第1セットをアイシンが取ってアイシンの昇格が決定したときも、両チーム、どことなく恬淡として見えた。
アイシンは前日勝った時にはもう少し喜んでいたような気もするけど、昨日もめっちゃ点差つけてのストレート勝ち、今日の第1セットもリードを許すこともなかった(と思う)から、喜びを爆発させるようなタイミングがなかったな、とは。
第2セットが始まるまえに、自動車ベンチは、このまま終わらないよ、みたいな声出しをしていたけれど、点差こそ前日より小さかったものの、2日連続のストレート負けだった。
アイシンは試合後半はベンチの選手も出して、ベンチ入り全員出たのかな。

VOMインタビューで、鈴木康平が、自分がこのチームに関わって十余年、この日のために(ここに立つために、だったか)ずっと頑張ってきた、と、昇格の喜びを、これまでの年月を噛み締めるように語った。涙声だった。

暗くて狭くてひたすら寒い、いまはもうない君津の体育館で東部決勝リーグを観ていた頃を思い出す。あの頃から、中大オールスターズではあったよな。達川とか。
Vリーグ参戦を決めて、チーム名に愛称がつき、立派なWebサイトができ、イメージカラーやマスコットキャラクターができ、中央大以外からも関東の1部の主力選手が数多く加入し、参戦2シーズン目(初年度は辞退)で優勝・昇格と、その航海は順風満帆に見える。船出に至る過程の様々な大変なことに、彼はずっと対応してきたのだろう。
その努力は今日実を結び、そして、新たなステージで、新たな戦いが始まる。

アイシン:2勝6ポイント(V2昇格)
トヨタ自動車:0勝0ポイント

アイシンV2昇格!
20220410_アイシンートヨタ自動車

VC長野トライデンツ(V1・10位) 3-2 ヴォレアス北海道(V2・1位)

35-37
25-19
22-25
25-14
15-10

VC長野:1勝1敗3ポイント 得点率1.44(V1残留)
ヴォレアス北海道:1勝1敗3ポイント 得点率0.65

長野:森崎 リヴァン 池田幸 三輪 山岸 伊藤 L藤中
北海道:浜田 佐々木 田城 張 越川 柏田 L渡辺

「後からならなんとでも言える」が「後からいろいろ言いたい」試合だった。
この試合のVOMインタビューで池田が言っていたのかこのあとの試合のVOMインタビューで大分の山田が言っていたの忘れたが、カテゴリが違うと戦い方のセオリーが違うので、戦いづらい。地力に差があっても初戦で苦労するのはその辺りにも理由があろう。
それで言えばVC長野はMBのカラーがV1「らしく」ないように思うが、VC長野が土俵際で踏みとどまったのはMBの活躍が大きかったし、数字の上でVC長野とヴォレアス北海道の差はMBのスパイク得点に顕著だった点が趣深い。
ヴォレアス北海道のほうが、よほどV1っぽい構成だな、と感じていた。V1のセオリーに似ているなら、VC長野にとっては戦いやすいんじゃないかな、と。
でもほんとに結果論でしかなくて、ヴォレアスが昇格決定していたら今日書いてる内容全然違ったものになったと思う。だって、チャンは全く止められる気配がなかった。47打数(チーム打数の36%)で決定率61.7%。チャンはフリー打撃状態だし、チャンにもっていくまでのリベロ渡辺俊介とアウトサイドの越川・佐々木の3人の安定感、何より醸し出す圧が強すぎた。

VC長野の「ぽくない」MB。アタック得点は森崎12/12(100%!),三輪15/19(78.9%)。三輪の打数はアウトサイドの伊藤(7/17)よりも多い。VC長野の攻撃面でのウィークポイントは伊藤で対角の池田もまあぼちぼちというなかではMBのスパイクは見せ球でも囮でもない。そんなことしてる余裕はない。
とくに1・2セット目の三輪は打ち放題打っていた。第2セット、ヴォレアスが同一ラリー中に柏田に3回あげて3回ともちゃんとヒットしなかった次のラリーで山岸が森崎にあげたときは、嫌味か、嫌味か??? 見せつけてる???? と思いました。まあヒートアップしてましたね(プレー以外でもね。ヒヤヒヤした)。ヴォレアスも、相手のMBの打数の多さがわかっているから浅いフローターサーブをMBに取らせたり(でも2人とも平然とスパイクに入る)、第3セットには三輪に田城をマッチアップさせたりと手を打っていた。三輪のセットごとの打数はわからんけど、田城を置いたのは三輪には効いていた感じがある。なんとなく。
残留を決めた15点目はラリー中の三輪のスパイク得点で、それはとてもこの日のVC長野らしかった。

勝敗の分かれ目になったのは長野のサーブだった。第4セット序盤のリヴァンと第5セット序盤の森崎。2セットビハインドで迎えた第4セット2−2(?)からのリヴァンのサーブローテーションで5連続ブレイク。ちょうどそのとき少し席を離れていたので、戻ってきたときには「何が起きた?」という感じだった。そして10−4でヴォレアスはSRを交代し(その後戻した)、14−6で佐々木を下げ(戻した)、21−11で越川を下げた。第3セット終了時点での得失点差はわずかだったが、数々の交代も流れに棹さすことはできず、25−14の大差で落とし、得点率差での昇格はほぼ望み薄となった。が、終盤のぐずぐずには、ヴォレアスは得点率差ではなく、勝って昇格することを選んだと思った。
長野は何点差つけようが勝つ以外に残留の道はないので、第5セット開始時点でより追い込まれていたのはどちらだったか。
その重圧のかかった局面で、5本続けて強いサーブを放てた森崎が勝利を引き寄せた。
ヴォレアスが悪かったわけではない。帳票から「セッター誰でしょう」って言われて迷ってしまいそうな(セッター浜田が2/5だから)MBのアタック関連数値はもったいなくはあるが、長野もV1だとまあアレ(=スパイク拾われるか留められる、ブロックも機能しない)じゃないかな、と思いながら見ていたし、これだけアウトサイドの3人が機能していれば別にMBのスパイクなくてもだいじょぶではあるので……やっぱり結果論でしかないし、極論はサーブ殴り勝ちだったし。
ただ、ヴォレアスもサーブで殴り倒すチームだからこそ、サーブで殴る=勝てる、ではないのが、当たり前だけれども勝負のあやの難しいところだ。
勝敗が決した瞬間、長野は喜びを爆発させ、一方のヴォレアスはその場に崩れ落ちた。初日を彷彿とさせる長いデュースを制した第1セット。あと1セット取れば昇格までたどり着いた第3セット。「あと少し」がぜんぜん「あと少し」ではないのは、昇格を目指してきたこれまでの多くのチームが味わってきた距離。

大分三好ヴァイセアドラー(V1・9位) 3-1 富士通カワサキレッドスピリッツ(V2・2位)

29−27
25−21
34−36
25−19

大分三好:1勝1敗4ポイント(V1残留)
富士通:1勝1敗2ポイント

富士通:長谷山 谷平 加藤 柳田 浅野 エバデダン L小林
三好:井口 山田 川口 エメルソン バグナス 安部 L備/小川

これもあくまで結果論にすぎないが、先の試合と異なり、こちらは、ゲーム全体を通じて、三好が優勢だった。上位-下位の対戦でしばしば見られる、1試合の中で言えば第1セットは取れたけれど、1セットの中で言えば16点目は先に取れたけれど、のあれの2日がかりパターン。ですよね、という。
三好の入りが前日とは違っていた。富士通はこの日もネタを仕込んでいた(今日は柳田がスナイパー役で「ずきゅーん」のたびに1人ずつ倒していく方式。ところが、6人目で小林を残した状態でアップゾーンの岡村を狙い、7人目はなぜか廣本コーチ(?)を狙ったため、残ってしまった小林が「俺は?」となっていたのが無闇におかしかった)が、惑わされることもなく、三好が、ふつうに、戦えていた。
素直に組んじゃうと、そりゃ差は出ますよね、と。富士通が昨日勝ったのが富士通にとっては初めてのことだし、同一カードの2日目、前日のフルセットでデータも取られてとなると、なかなかね。第1セットのデュースを三好が制し、こりゃ今日はストレートかもなあという雰囲気。試合が進むにつれて、富士通は体力面できつそうだな、という印象が強くなっていった。上位カテゴリとの対戦で、頭も身体も最大出力し続けないといけない。でも、人間なので。今日は、フルスロットル出したくても出せないもどかしさが見えた。
だから、第3セットも概ね三好が先行して進み、やはりここまでか、と思っていたところに、富士通が23−21から追いついて、何度かの三好アドバンテージをひっくり返してセットを取ったのは、失礼ながら少し予想外だった。
それは、富士通の執念が捥ぎ取ったセットだった。デュースに入ってからの3度のチャレンジ要求(無効1,成功2)という行為によって。
第3セットを取るのが精一杯だったという見方もあるが、デュースに入って1度は試合終了の笛が鳴ったのをチャレンジで判定を覆し、最後の得点もチャレンジで判定を覆して得たものだった。最後まで諦めない、できる限りのことをする、その姿勢は、良い意味で予想外だった。
昇格への意欲を前面に出しているヴォレアスと比べると富士通はやはりどうしても一歩引いているように見える。えげつない前のめりでも上がれないのがトップカテゴリなのに、って思う。でも、えげつない前のめりでこそなくても、けして引いてなんていないし最後の笛が鳴っても諦めていなかった。
「上がる」でも「今のこの試合に勝つ」でも、なんでもいいけど、気持ちに身体がついていけなくて敗色濃厚な中で、そこにあらがいひたむきに、勝つ、絶対勝つ、という気迫を見せていた柳田のタフさが、チームを、ベンチを、動かした。
だから彼は敗戦の悔しさもあらわだった。富士通の連覇に柳田の貢献は大きいとは常々聞いてはいたが、ここ数シーズン自分で観ていなかったこともあって、これほどとは思っていなかった。なんてすごい選手なんだろう。なんてすごいキャプテンなんだろう。

柳田百織、富士通スピリット
20220410_大分三好富士通

それはそれとして、チャレンジ(成功)多すぎでしょう

前の長野とヴォレアスの試合もチャレンジが乱れ飛んだ。前日は長野がチャレンジにほぼ成功していたが、今日は長野が焦り気味で失敗が続き、逆にヴォレアスがたくさん成功した。三好と富士通の試合はどうだったかな。第3セット最後が印象的だが、そのほかにも、富士通がライン判定のチャレンジをして成功したと言った直後に三好側がブロックタッチのチャレンジをしてやはり成功したという、珍しい場面もあった。
第3セット31−30での富士通のチャレンジは、試合終了の笛と同時ぐらいに山本監督が要求したものだった。柳田のライトからのストレートスパイクのアウト判定(ライン判定)に対するチャレンジ要求で、富士通ベンチとは対角の主審側のサイドラインの判定なのでベンチからはっきりとわかる位置ではなかっただろうから、権利を残していても仕方ないとワンチャンで要求したものと思うが、それが成功して、首の皮一枚で繋がった。コート内はもちろん、ベンチも、監督すごい、と盛り上がった。
そのまえの三好の29点目、安部のサーブポイント(ノータッチエース)でも富士通がライン判定のチャレンジを要求したが、ちょうど隠れていて見えずに主審の判定通りになり、三好アドバンテージに変わっていた。
最後の得点もチャレンジ。34−35から、浅野のスパイクのアウト判定に対し、ブロックタッチ有無のチャレンジを要求し、ビデオ判定の結果ブロックあり。判定が覆り、第3セットを取ったとき、富士通の面々の喜びようといったらなかった。
V2はビデオ判定がないので、V2だったら覆らなかった判定も多いだろう。人の目には限界があるし、両チームに平等(公平)ではあるものの、いつもはこれぐらいのジャッジミスが通っているのかと思うと、良い気はしない。2部以下にもビデオ判定導入できればいいのにとは(つって判定用のカメラは段差のないアリーナ席からはかなり邪魔になる問題も)。

V1の壁

V1とV2の入れ替え戦、2戦目は2試合ともV1チームが勝利し、残留を決めた。
ことに、得点率差となったVC長野は薄氷だった。結果がどちらに転ぶか、試合を観ている間は全く予測できなかった。
だから結果が出てから振り返って、V1とV2の違いはこうだ、と言ったところでなんの意味があろうとは思うが、なにしろ帰る道中が長いので、そういうことを考えてしまった。
しかし同時に思う。これを「V1の壁」とくくるのはちょっと違う。V1はV1で、上位と下位の差が大きく開いたシーズンだった。V1下位との壁、或いは、入れ替え戦そのものが持つ壁だろう。その壁をこじ開けようともがき、そうはさせじと対峙するところに生まれる熱は、自身の娯楽として観ているわたしにとって、実にエキサイティングだった。エキサイティングは、レベルとは別のところにある。この入れ替え戦はコンテンツになる、と思った。北海道地方のNHK総合放送で(たまたま、あるいはゆるめの動機で)見た人たちがどう受け止めたかはわからないが、試合が面白くなかったとは言わせない。
V2-V3の入れ替え戦の淡泊さも一方で事実として残ったが、V1-V2の入れ替え戦はこの2期すべて1勝1敗、以前のプレミア-チャレンジ入れ替え戦に比べて相対的に接戦度が高かった。
入れ替え戦は当事者(リーグの運営、各チームの運営、スタッフ、選手)にとってはシビアなことが多いし、全体的な底上げという観点からは異なる見解も出てくる。そもそも、同一カテゴリの上位下位断絶は、レギュラーシーズンのエンタメコンテンツとして全く望ましくない。ポストシーズンの楽しさのためにレギュラーシーズンをないがしろにしていいわけもないので、手放しで「入れ替え戦楽しかった! ぜったい毎年やろう!」と言い切れるものではないのだが、ひとまず、今季の入れ替え戦を戦った6チームと、会場の小田原アリーナと、全ての関係者に、おつかれさまでした。

2021/22Vチャレンジマッチ・1日目

小田原アリーナ

また90日以上更新していないブログになってしまった。
ぽえましいことだけ書いておく。

ひさびさの、Vチャレンジマッチ(入れ替え戦)でした。
リーグ再編以降しばらく開催されていなかった入れ替え戦、昨季は久しぶりにV1-V2の入れ替え戦大分三好(V1・10位)-ヴォレアス北海道(V2・2位))が行われたものの、代替日程の5月連休かつ代替地かつ無観客。
なので、観たのはほんとうに久しぶりでした。船橋ひたちなかにわかれて開催した年以来???? だとしたらもしかして、VC長野はちゃ2→ちゃ1に上がったとき以来の入れ替え戦出場だったのかしら。もはや別チームの風情。
今季は、男子V2-V3が1試合、男子V1-V2が2試合の計3試合が同一会場。女子は同日程で別会場。トップのほうのファイナルと被るのもいつものこと。

試合の詳細は省きますが、3試合すべて下位リーグのチームが勝つ、という、あまり予想していなかった結果になった。

トヨタ自動車サンホークス(V2・10位) 0-3 アイシンティルマーレ(V3・1位)

こうなったレギュレーションに対して、言いたいことが山のようにある。
S2ライセンスがあれば=V2という、いずれ破綻するのがわかりきっていた仕組みで現行リーグを始めたこと。
そのため、V3参戦時点で翌年V2昇格が決定しているチームがあること。
ライセンスに「つよさ」をはかる指標があるように見えないこと。
案の定V2はチーム数が膨れ上がり、逆にV3は少なすぎて成り立たなくなりかけた年もあった。
いわんこっちゃない。
そこで、V2が15チームとなった21/22シーズンの開幕前に、来季からV2のチーム数減が発表された。11−15位の5チームが自動降格、10位のチームがV3優勝チームと入れ替え戦
いつかチーム数調整とV2・V3の入れ替え戦はするべきと思っていたが、それが今季かい? COVID-19のせいにして先延ばしにしていてもどうしようもない、それはわかる。わかる、が……。
チームの練習不足はおいておくとしても、リーグ戦の試合中止は想定できたはずで、その場合の扱いについて考える時間はあっただろうに……ええ……勝利数もポイントも多くのチームが接近していたV1男子の終盤に思い切り水を差したので、そのもやもや具合は今更言うまでもない。

とかなんとかいろいろあった結果の自動車10位決着、入れ替え戦出場、と聞いたがそれは試合後の話。今季自動車の試合を(もちろんアイシンの試合も)いちども観ていなかったし、そういった経緯も知らず今日の試合内容だけ見れば、「むやみに増やし続けたからじゃん」「自動車より下位の5チームはどないだったんよ」という感想だった。
自動車もアイシンも昨季は出場辞退したし、今季もまあそんなこんななので、人も大きく入れ替わってるし。アイシン、関東(の大学)色が強なったなあ。もともと中央大OB多かったけど、スタメンが中大オールスターズ(水野、斎藤、鈴木康)+専修(久保下、谷)+順天堂(岡本)+愛学(岡森)。岡森は以前どこかで観た(名前の話をした記憶がある)が、年齢からしてアイシンに入る前だろうからインカレかしら。とても良かった。
V3は今季は一度も有観客での試合がなかったそうで、Vリーグ参戦初年度の昨季は出場を辞退したアイシンにとって、今日が初めての有観客試合だったそうだ。応援に来た人たちには、活きの良い若い選手がぐいぐいやっていて、良い印象だったのではないかしら。爽やかだった。
対する自動車のほうが、新人がほぼ高卒で選手の回転も早いチームなので、観戦ブランクを感じた。あまり良くない意味で個人技のみになっていたように感じた。今日は。
得点率の差もあるので、明日の条件はかなり厳しいのだけれど、結果はさておき、試合で、良いところを出せるといいなあと思った。

VC長野トライデンツ(V1・10位) 2-3 ヴォレアス北海道(V2・1位)

いつもこっちのカードが先だったっけ。
第1セットから30点ゲーム。とてもエキサイティングな試合だった。
近頃の自分はほぼバレーボール観戦から足を洗いかけていて、試合もあまり観に行かないし、順位も試合日程も把握できていないし、新人選手にしろ引退選手にしろ何にしろ、情報キャッチできてもいないが、まあもういいかな、って。
なのに、この試合は観ていて気持ちが高揚し、わくわくする、おもしろい、かわいい、にやにやする、緊張する、きりきりする、いらいらする(?)、腹立たしくおもう(?)、わらう、等々、忙しかった。

旭川は、こんな環境のここ数年でも比較的観戦の機会に恵まれている。「明るく楽しくそして強く」を掲げる富士通とはカラーが違うが、やはり、やかましくて、うるさくて、アクションが大きい、明るく楽しく強いチーム。V2の中で圧倒的にフィジカル強そう。
アップゾーンでめいっぱい田城兄を定点観測していて、ヴォレアスちゃん、ミドル……って思ってたら、第4セット田城がコートに立った。対峙するには嫌な選手ですよ。そんで、まあ、今日のMVPは田城じゃろって、思うわけですよ。チャンはもちろん大活躍してて、めちゃめちゃ頼れるOPだし、インタビューも日本語でこたえてくれて、好きしかないが、田城出て流れ変わったよなー、とか、まあ、コートの中でも(外でも)、プレーでもプレーではないところでも、田城は田城にしかない田城らしさみたいなのがあって、何を書いてるのか語彙もなければなにもない。

なんだけど、終盤までけっこうな長野寄りで観ていた。途中でふと我に返って、中立に冷静に観ていればいいのでは、と気を取り直したんですが。
長野に対しては、ともすればけっこうなネガ感情(というよりも根拠のない思い込みからくるあまりよくない印象)を抱きがちで、試合を観ているぶんには目の前は現実なので、根拠のない妄想が入り込む余地はないので、よかったです。久しぶりにみる池田ちゃん(黄色ユニフォーム)はかわらずはんなりだった。山岸が三輪を酷使できる図もたいへん私得だった(もっと酷使していいと思う)。
わたしの中で池田こうたと山田こうたは同じ枠で、このあとの試合で山田こうたはとても良い仕事をしたのに比べるとこの試合の池田こうたは(すごくがんばっていたけれど)そこまで爆発してなくて、もっとがつんときてほしい、という希望がある。
ただ、帰る道々、今日の長野のプレーで、フルだったので結果論でしかないのだけれども、もう少し上乗せしたいと思えたところは、考えてみるとあれもこれも全部……うぎゃー、みたいなお気持ちになったので、黙って小田急線にゆられるしかなかった。

フルセットで得点差も大きくないので、明日は明日で仕切り直し。どちらにもかなりのプレッシャーがかかる試合になろう。
入れ替え戦は時として、重すぎて、居たたまれなくなる。こうやってお気楽に観てお気楽に感想を述べられるのも、まだ一日目で翌日があるからだ。

勝利の立役者だとおもう。田城貴之
20220409_ヴォレアス北海道-VC長野

大分三好ヴァイセアドラー(V1・9位) 2-3 富士通カワサキレッドスピリッツ(V2・2位)

長らく入れ替え戦が行われていなかったのは、V2三連覇の富士通がS1ライセンスを持っていなかったのも原因のひとつだった。その富士通に先日S1ライセンスがおり、入れ替え戦の舞台に戻ってきた。*1
富士通入れ替え戦での勝利は初めて、おそらくセットを取ったこともなかったのではないか。
それについての評価は詳しい人がするだろうからおいといて。

富士通は、借りてきたリスにならなかった。へんに大人しくもならず、萎縮もせず、全力で、真面目に、思い切りふざけた。
前の試合でヴォレアスが勝ってV2がV1に勝てるという事実ができたことも後押しして、富士通は自分たちの土俵で試合ができた。
V1相手の試合(大きな大会)だと、相手に縮こまったり、なにかやろうと気負いすぎて空回りしたり、そういう、ふだんと違うことになりがちなチームなだけに、ここで普段通りを、かなり意識して、貫いたのが、今日の富士通の強さだったと思う。
試合前、三好の応援団の音楽の「ずきゅーん」に合わせて全員で倒れる、というネタをやっていて、てっきりベンチで遊んでいるのだと思ったら、スタメン呼び込まれたあとでコートの上でやった。あれで、あたたまった。
劣勢のセット間に、加藤とジェフリーがラインダンスを始め、そこに柳田が加わった。

各々のセットは、先の長野-旭川戦と異なり、一方的な展開だった。
1・2セットはマイペースの富士通に大分が呑まれてあれよあれよと過ぎたが、第3セットになると今度は富士通が、突然切れた。1セット目の大分のような、足のうごかなさ、ルーズボールの処理ミスが目立つ。大分は交代で入った山田こーたが文字通り躍動し、試合の流れをひっくり返した。
第5セットは一進一退。どちらに転ぶかわからなかったが、最後は尾木のサーブが効いて、山田のスパイクをとめたのが富士通のマッチポイントだった。
今日終了時点での得点率は同じ。

V1に初めて勝った、そのときの。
20220409_富士通-大分三好

蛇足。

ぽえましいことを書こうと思って「記事を書く」を押したのに肝心のぽえましいことを書いていなかった。
富士通のベンチに、順天堂大学のユニフォームがかけられていた。
率先して変顔をし、変なアクションをし、ネタを仕込み、ふざけ倒している、笑顔を絶やさない柳田のその心中は、わたしにははかることなどできない。

*1:のも、最終盤に三重の試合が飛んでうにゃうにゃ……の由。なんだかねえ。

令和4年3月歌舞伎公演『近江源氏先陣館-盛綱陣屋-』

国立劇場
前日の夜に買ったわりに、端の方だけど2階2列。これで2等席。財布に優しい国立劇場。ありがたい。

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にもちなんだ演目。かつ、「歌舞伎名作入門」ということで、本編前に萬太郎の案内の「入門 “盛綱陣屋”をたのしむ」があり、鎌倉殿の時代に舞台を借りつつ大坂の陣を描いている、といったあたりの背景が映像を交えて紹介されてからの本編。
去年の3月の国立も麒麟繋がりで、片岡亀蔵丈の解説付きだった。3月の国立は親しみやすい趣向になっているし、時季が合えば前庭の桜が楽しめてたいへんお得。今年も生憎の曇天だったけれど、ちょうど見頃だった。
お財布に負担をかけずに一度歌舞伎を観てみたいという向きには、3月の国立はかなりおすすめできる。
歌舞伎座は、お銀座の四丁目から歩いて10分かからないし、ビルになっても正面も館内の雰囲気も趣を残しているし、木挽町広場含めたもりもりのお土産売店や時間があれば歌舞伎座タワーの屋上庭園含めてアミューズメントスポットだけれど、その分お財布には優しくないもの。
国立劇場はレストランも1階の喫茶だけになってしまったし、周辺もあんまり飲食やショッピングできる感じじゃない(探せばあるのかもしれない)。半蔵門から向かう途中の角のファミマで何か買って無料休憩所で食べるパターン。色気はない、が、そこまで含めて、財布にはやさしい。*1

小四郎は昨年9月の歌舞伎座に続いて、丑之助。もはや小四郎が主役と言っても過言ではない。観たのが千穐楽直前ということもあり、まあ、なんつうか、こう、このお役得意です感がじゃっかん鼻につく気配を感じられなくもなかったのですが、子役はいるだけでいい、とは彦三郎兄さんも仰せで、子どもの1年はそのときしかないので、目一杯愛でるものです。
小三郎は半年前の亀三郎とは配役がかわって、今回は小川大晴くん。ひろくんもたいへんかわよい。小三郎ママ早瀬役は莟玉。若くて綺麗で少し堅さのある早瀬の身分高そうな張り詰めた感じ、よかった。そして、ひろくんリアルママ、じゃなかった、リアルパパの篝火は、ほかの篝火知らんけど、すごく板についてる。好き。
前回代役で藤太勤めてた萬太郎が本役で藤太、又五郎の和田兵衛、等々、配役も好みで、良い盛綱陣屋だった。
主役の盛綱役は菊之助。前回歌舞伎座幸四郎で、わたしにはどっちがどうとかはぜんぜんわからなかったけれど、いずれも若い(?)役者さんが大役をがんばる、という趣で、真摯な感じが良いよね。わたしは好き。若い(?)父の初陣を飾ったばかりの我が子に対する複雑な感情が、身近なものに感じられる。

盛綱陣屋、すごく辛いお話なんだけど、登場人物のバランスも話の構成もすごくよくできていて、たしかに名作だと思う。9月も同じ感想を書いたかもしれないけれど、小四郎が良くないと締まらないので、良き小四郎を配置するのが大変そう、という難しさがあるけれど、女子3人(微妙、篝火、早瀬)のバランスといい、あれといい、これといい、ほんとに、よくできていて2度観ても飽きることがないし、また違う配役でも観たい。
ちょうど今の歌舞伎界は御曹司小学生が充実しているので、丑之助はもちろん、ほかの御曹司ちゃんたちも、盛綱陣屋どんどんかければいいと思う。ほかに子役がだいじな古典の演目があればそれも今のうちにかけよう。
という気持ちになった。
 あんまり難しく深く考えると、児童の福祉や権利や、と深いところに沈んで眉間に皺が寄ってしまうので、あんまり難しく考えずに言っている。

ところで、今回、プログラムに当たり籤が入っていたら菊之助のブロマイドがもらえる、という趣向もあったが、なぜかこの日に限ってプログラムを買うだけ買ってざっとしか見ておらず、帰ってから当たりが入っていたことに気づいて驚いた。
1月の手拭いプレゼントが掠りもしなかった(それも2年連続)ので、どうせ当たるわけがないと思い込んでいた。話の筋もだいたい分かっていたし。
当たり籤には引き換えは当日中と書いてあったけれど翌日ダメ元で行くだけ行ってみようと再び半蔵門に向かい、入り口で事情を説明したら、有り難いことに引き換えていただけた。往復の交通費は余計にかかったけれど、直筆ではないけれどサインも入っているし、国立は舞台写真の販売がないので、ありがたい。菊之助の盛綱のすっきりした立ち姿、かっこいい。

*1:あとは同じく国立劇場の7月の歌舞伎鑑賞教室かしら。巡業も、何度か行ったかぎりでは、別のハードルはあるもののとても良かった。

二月大歌舞伎第三部

歌舞伎座
書いているのは8月12日です。今年前半の観劇記録をまとめて(逆順で)書いている2つめ。

二月は二部が大変豪華で、曾我兄弟と静御前がダンスをする「春調娘七種」と、仁左衛門の「義経千本桜」(「渡海屋」「大物浦」)という贅沢フィーチャリング大河ドラマ安徳帝は小川大晴くん。二部も観るか迷っているうちに気づいたら見事に連日完売だった。そりゃそうよね。たぶん迷う前から売り切れていたと思う。
入場前に地下の木挽町広場の舞台写真売場で写真みたところ、写真だけでも買おうかと思うぐらい素晴らしそうだった、が、あとで記憶が改竄される危険が高いので我慢した。

で、三部。

鬼次拍子舞

芝翫雀右衛門

安定の。お美しい。

鼠小僧次郎吉

悪い人になりきれない次郎吉(菊之助)。義賊だから、かな。いい人というか真面目な感じが。
夜お屋敷に忍び込んだシーンが面白かった。セキュリティがばがばなお屋敷で笑った。
感想が小学生でももっとちゃんと書くだろうという低レベルですが、筋書きは物置部屋の本棚にしまってしまっており。たしか、最後はさびしい感じになったようなような……

筋書といえば、歌舞伎座の筋書売場はバックナンバーも扱っていて、陳列はしていないけれど言えば後ろから出してもらえる。去年の9月にお金がなくて買えなかったぶんを買うことができてよかった。

令和4年新春歌舞伎公演 通し狂言 南総里見八犬伝

国立劇場

書いているのは8月12日です。
今年前半の観劇記録を逆順で書いているシリーズ、1月の国立劇場なんていよいよ記憶にあるはずがない。

南総里見八犬伝は何年か前の国立のお正月でもかかっていて、そのときよりさらに台本を整理してすっきりしたとのこと。
配役も主だったところは当時と同じだったかな。帰ってから前回のプログラム(筋書き)と並べて見比べてみたらたしかにちょいちょいカットされていることもわかったし、なんとなく当時を思い出しもした。

お正月なので。観に行ったのは下旬も下旬で、横着と出不精が極まってぎりぎりまで引っ張りながらも、やはり正月は国立に行かねば、シャンデリアを観ねば、と思って行ったような気がする。せっかくの平日振休だから、外に出る用を入れないとすまほ眺めて気づいたら夜になってよろしくない、というのもあったような。*1

ほとんど覚えていなかったとはいえ観たことのある演目だし、正月だし、華やかに派手にお気楽な感じで見るのがよい。
派手でござった。唐風の豪華な衣装をつけた毛野(時蔵)の剣舞が派手。
佐母二郎実は権八松緑かわいい。親兵衛(左近)。前回は、たぶん小学生ぐらいで。大きくなったねえ。かっこいい。浜路(梅枝)かわいい。
チャリ場もおもしろかったと記憶しているのだけれども、どうも覚えていない。

わたし、南総里見八犬伝は未履修で、子どものころに子ども向けの本に一瞬手を出しかけたもののあまりの長さにやめたような記憶がかすかにある。こうやって舞台で観るだけでも少年漫画的要素がてんこ盛りで、中二(よりもっと幼いかんじ?)心をくすぐるなあ、といつも思う。

*1:これを書いている8/12も振休で、8/11山の日から連休なのだけれども、何の予定も入れないでいたら案の定ただ無為に過ぎていった。自己嫌悪と漠然とした不安というか焦燥感というかが精神衛生に悪い。

バレーボール男子V1チーム対V1じゃないチーム公式戦試合結果まとめ

旧「天皇杯ファイナルラウンドに於ける『プレミア対プレミアじゃないところ』対戦結果まとめ」、いわゆる「ジャイキリまとめ」。今回は、黒鷲旗とV・チャレンジマッチのジャイキリストも同時に。

過去記事

天皇杯2007ー2014
cana.hatenablog.jp
天皇杯2015−2017
cana.hatenablog.jp

関連記事

cana.hatenablog.jp

長い前振り

昨日1/3にアメリカンフットボールライスボウルのテレビ中継を観ていた。ライスボウルは個人的に少しだけ思い入れのある大会で、というのも今を去ること廿余年前、当時好きだった漫画*1の影響で少しアメフトに興味があったところにたまたま正月3日にテレビでライスボウルをやっていたので観たみたら志望校が出場していた、と。
ところが、今年の対戦はパナソニック富士通だという。ライスボウルと言えば学生王者対社会人王者の対戦ではないのか、と不思議に思って調べてみたら、ちょうど今年からXリーグの日本一を決める大会にかわったという。去年のライスボウルが終わった後に、学生対社会人は去年で終わり、今後の試合形式は検討中と発表があったようだ。
曰く、社会人が12連勝中で近年は競ることもなく大差がつきがち。面白みに欠けるだけでなく、学生側からも怪我の心配の声なども出ていた、と。チーム作りの面でも選手のフィジカル面でも、社会人が断然強いということのようだ。

この表を更新していなかったのは、直接的には、VリーグがV.LEAGUEにかわったときにカテゴリ名称がかわって変更が手間だったからだが、いちばんの理由は「関連記事」に書いたように、新生V.LEAGUE初年度にあたる2018年度の天皇杯(2018年12月開催)でV1チームのVC長野と大分三好がいずれもファイナルラウンド1回戦で敗退したことにあった。特にVC長野対早稲田大学の試合は、わたしは対戦前から早稲田大の勝利を予想していて、それ含め「”ジャイキリ”とは……」というもやもやした気持ちになった。

昨日関東大学リーグ歴代個人賞リストの更新の際に対戦結果をまとめたExcelファイルが目に入り、ライスボウルを観たあとだったこともあって懐かしさも手伝って、手を入れてみようと思った。

以上、長い前書き終わり。

本題(天皇杯黒鷲旗対戦結果まとめ 2016−2021)

検索性を考えるとテキストで入れるべきなのだが、表形式にする方法が分からないので、画像で勘弁。
過去記事で2017まで扱っているので2016年と2017年は重複しているが、それも勘弁。

天皇杯

天皇杯ファイナルラウンド2016−2021
注)など。
  • 2018年度(平成30)から、Vリーグが現行方式となったので、Div1対Div1じゃないほう
  • 但し、2018年度はファイナルラウンド直行は旧プレミアの8チームのみで、VC長野と大分三好はブロックラウンドからの出場*2
  • 2019年度(令和元)中止(2020年3月開催予定)
  • 2020年度(令和二)はブロックラウンドなし。ファイナルラウンド出場チームは各カテゴリ推薦による。チーム数も少ない。
  • 2021年度(令和三)1回戦は3セットマッチ。

黒鷲旗

黒鷲旗(男子)2016−2019
注)など。
  • 2018年度はプレミア(天皇杯と扱い異なる)
  • 2020年度・2021年度は中止

ジャイキリスト(2007-2021の途中)

天皇杯

天皇杯:「じゃない方」が勝った試合(2007年以降)

注)など。

  • 不戦勝を除く
  • セミファイナル」があったころはセミを「1回戦」扱いとしている
  • 2018年度(平成30)以降がDiv1対Div1じゃないほう
  • 但し、2018年度VC長野と大分三好はブロックラウンドからの出場
  • 2019年度は中止

黒鷲旗

黒鷲旗:「じゃない方」が勝った試合(2007年以降)


注)など。

  • 2007年度から現行方式(天皇杯新設による)
  • 2018年度はプレミア(同じ年だが天皇杯とは扱いが異なる)
  • 2020年度・2021年度は中止

入れ替え戦(V・チャレンジマッチ)

入れ替え戦 2部勝利試合(2006年以降)

注)など。

  • 「2020年度」であれば2020/21シーズン終了後の入れ替え戦をさす。(黒鷲旗は開催暦年表記なのでずれてます。)*3
  • ソースはほぼWikipedia
  • なぜなら、Vリーグオフィシャルサイトの「公式記録」では、開催されたはずの年の記録が入っていなかったから。枠はあるのに。*4
  • ということで、全体の対戦結果はWikipediaに詳しい。でも、2020/21入れ替え戦はまだ載っていなかった。
  • 2010/11シーズンは開催なし(東日本大震災によるリーグ打ち切り)
  • 2017/18シーズンは開催なし(新リーグ移行に伴い自動昇格)
  • 2018/19シーズンは開催なし(V2側に条件を満たすチームがなかった)
  • 2019/20シーズンは中止(VC長野対ヴォレアス北海道の予定だった)

所感

いわゆる「ジャイキリ」ゲームは、天皇杯黒鷲旗とで、10試合ずつ。

試合数は黒鷲旗天皇杯の倍近い。
天皇杯は、V1チームに1回戦免除チームが多く、「じゃない」方は、1回戦で会場練習、試合勘、勢い、などが得られている、という見方があるかも。トーナメントのシードチームが苦戦する、というのはよくある話。
また、大学はインカレ直後でチームとして完成されている。燃え尽きていたり時には新チーム気味で臨んだりということもあるが、インカレでうまくいかなかった借りを返したり、4年生との最後を楽しんだり。
高校も、春高直前で盛り上がっているところ。春高と同会場だとなお良い(なかなかうまくいかない)。
じゃいきらないまでも、おお、という試合になることは多く、最も記憶に新しいのは、今年の2回戦WD名古屋対ヴォレアス北海道。フルセットの大接戦の末に紙一重の差で名古屋が勝った(ように見えた)。名古屋は天皇杯を制したので、北海道は事実上の2位と言えるかも。

黒鷲旗は、試合数やV1側の事情(代表選手不在の年が多い、最大6連戦、新人お披露目や引退試合的なニーズあり)があってなおジャイキリ率は高くなく、学生側が新チームになったばかりという影響は大きい。いつも歯がゆい。
そんな中で2018年の堺ー富士通富士通が2セット先取していた。V1対V2という意味では、黒鷲旗はジャイキリが期待できる……のだが、如何せんV2の出場枠が1チームになったので……

V1側が勝った試合も含めて、つらつら眺めていると、筑波大の検討が光る。

*1:秋里和国「THE B.B.B」

*2:ブロックラウンドの対戦結果は省略。全勝したからファイナルに出ているの。

*3:始まりが入れ替え戦だけ2006になってしまったし、ややこしいのでいつか変更する。

*4:そういうとこやぞ。

個人用覚書:2022初詣の装い(防寒)

書いている本人も日頃存在を忘れているブログに書いて備忘になるかは甚だ疑問。
2年連続で初詣に着物を着た。今時の暖房事情だと着物を着ているときにあまり暖かくしすぎると暑すぎて気持ち悪くなるのだけれど、屋外で長時間過ごす場合は話が別。

天気と時刻

雲があるけれど概ね晴天
午後2時頃から6時半ごろ

肌着

ヒートテックのキャミソール
ガーゼの肌襦袢 袖長め
いつもの綿の裾よけ 
ナイロンの膝下ストッキング(?脚絆)
補整にタオル

そのほか

ふつうの長襦袢(生地の枚数など数えたことがない)
紅型小紋
九寸名古屋帯
ベロア風のポリエステルのコート(膝下丈)
フリース裏の足袋
カフェ草履

防寒小物

織物の和装ショール これだけだと寒かったので
小さめの毛皮の襟巻き
イヤーマフ
指が出るフリース素材ショート手袋
の上に、毛糸のロング手袋
カイロ

感想

待っている間が寒かった。人が多くてまわりが暖かいときはそうでもないが、開けた場所だと寒い。
家に帰ってコートを脱いだら、暖房を入れていたのに肩が寒くて体調を崩しそうになった。

胴回りはいろいろ重ねているので寒くはない。周りが厚手の毛やダウンのコートを着ている中で薄手のコートで凌げるって、逆にどんだけ暖かいの。そりゃ3月下旬の袷が暑くてしんどくもなりますわ。
ただ、肩は寒かったので、中に着ていたヒートテックは半袖のほうが良かったと思った。

腰から膝あたりが寒かったので、レギンス(スパッツ)か毛糸のパンツ的なものを追加したい。
年季の入った裾よけがぼろぼろになってきたので買いたいんだけど、いまどきの裾よけがどんな感じなのか見当がつかない。

足はフリース足袋はとても優秀だけど、それでも少々冷えたので、中に一枚薄手の靴下(五本指の指先だけのやつとか)を重ねられたら良い。足袋自体がもこもこしているので上からの重ね履きは難しそう。
もしくは、ブーツ。
雨草履みたいなドームつきの冬の草履もかわいいけれど、冬場しか履けないので贅沢品。

手袋、すまほ触るために上の手袋を外すと一緒に中の手袋も脱げてしまうので、アームカバーがあれば便利そうだった。

着物を着たのが9月上旬以来だったので、襦袢と着物と帯は着やすさ優先で選んだけれど、見た目は去年の青いほぼ無地の飛び柄の小紋に黒地に刺繍の名古屋帯のほうがお正月らしくて好き。

2022年の三が日

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
今年も、夫と2人で東京の自宅で三が日を過ごしています。帰ってこいと言われなかったので。
Twitterでも書いたのですが、祖母の様子も気になるし実家の様子も気にならないわけでもないし、備前焼にも会いたい気持ちはありますが、夫に全面的に世話をしてもらいながら自宅でぬくぬく過ごす正月が快適すぎて、年末年始の帰省に耐えられる気がしない。

参考:cana.hatenablog.jp

初詣

去年と同じコース。時間帯もほぼ同じで、ニューイヤー駅伝が終わってからのんびりと。が、行く先々で去年よりも遙かに人が多くて、やはり皆さん去年は初詣も自粛されていたのだなあと。今年は東京脱出した人もいるだろうことを勘案しても、めちゃめちゃ多い。
なので、東京の自宅でぬくぬく正月が快適な一方、初詣だけは、懲りました。ご近所のちっこい神社で30分待ち。なにか(納められたお札?)焚いてたけど寒かった。
大國魂神社は4時半過ぎに最後尾についてからお参りまでに1時間半以上かかりました。人が多いから寒くはないんだけど、びっくりですよ。どこの人気遊園地の人気アトラクション(大筋では同類)。
大國魂神社の参道左右には昨年はなかった露店がずらり。申し訳程度に「テイクアウト専用です」といった、この場で食べないでね旨の掲示が出ていたけれど、そこはまあ、お察しで。
お参りを待つ間に流れてくるおいしそうな香りにお腹が鳴る。なるほど、いつもはこういう感じなのね、と。このところこの手のお店が出る場所に縁がなかった(ここ2年はそもそもイベントもない)ので、いまどきのお店の種類が新鮮で雰囲気だけでも楽しかったです。
しかし、お参りのころにはすっかり真っ暗になりました。
引いたおみくじは大吉。夫婦揃って大吉。ふたりとも大吉なのは初めて。
良い年になりますように。

食べた物

昨年の反省を踏まえ、夫が年内から正月食材を調達してくれた。有り難い。昨年と異なり、年の瀬も比較的食材が残っていたという。一緒に29日の夜に寄ったスーパーマーケットのお惣菜売り場でも、おせちに入っていそうなお煮染めセットが少人数分そのまま食卓に出せるパックに詰められて売られていたりと、スーパー側でも今年は、自宅でやる気無く過ごす民に対応した商材が準備されていた。

お雑煮と鯛の塩焼き、昆布巻き一切れ、数の子一腹、黒豆10粒くらい、紅白かまぼこ数切れずつ。慈姑1・2個、田作りともがい少々、お煮染めはにんじんとだいこんと干ししいたけ少しずつ。高野豆腐と酢蓮は好きなのでちょっと多めに。海老が1匹いるとおめでたさがアップ。

今年用意されたのは、丸餅1パック、煮小豆の缶1つ、田作り1パック、紅白なます1パック、ミニ昆布巻き1パック、数の子入り松前漬け(甘い)1パック、栗の甘露煮1パック、黒豆1パック(たくさん)、練り物セット(紅白かまぼこ・玉子焼き(甘い)・伊達巻き(甘い)・なると(雑煮用?)が、半本ずつ)お煮染めセット(五目煮、高野豆腐とがんも、酢蓮と昆布、筍とこんにゃく、里芋と椎茸)、それから、小ぶりの鯛をふたりで一匹。

これで2日はもちそうと言っていたのに、たくさん入ってたお煮染めセットは元日の昼と夜でほぼ食べ尽くした。甘い甘いと文句を言いながら、あるとちくちく食べちゃう。よくない。笑。でも、お正月らしいものが食べられて楽しかった。

お雑煮は、きょねんと違ってお雑煮セットは調達できなかったので、昆布と鰹で出汁を引いて(我が夫ながらじょうずだった。おいしかった)、具は白菜とかまぼこに三つ葉

お雑煮は元日2日の晩ごはん。あと、元日2日とも夕方におやつでおぜんざい。

2日の昼(朝は寝てる)は、野菜炒めを乗せたサッポロ一番味噌ラーメン。夜はお雑煮のほかに、にぎり寿司とみかんを買ってきたもらった。あいているスーパーマーケットのありがたさ。
3日(今日)は何を食べようかな。

過ごし方

今年はノープラン。昼まで寝て(ニューイヤー駅伝箱根駅伝の往路)観て。
今日は朝ドラがあったので8時に起きて、そのあとずーっと箱根駅伝つけてます。由緒正しい三が日の過ごし方や。
お掃除やお片付けは、何もしてない。これを書くにあたって去年の記事を参照していて換気口の掃除をしたことを知り、今しがたいちばん汚れてるリビングのフィルタを交換してもらいました。夫は毎年のことですが盆暮れのない、むしろ正月が勝負おしごとなので、隣でもりもり仕事をしていて、わたしがしょっちゅう邪魔をしています。
溜めてた本でも読もうかね。