今朝,いつもよりも早く家を出たら,

通学電車に乗り合わせてしまった。わたしの隣に居た高校生(女子)の2人連れの会話に,朝っぱらから稍不快な気持ち。女子高生がすべてそうだというのではない。同じ車両に他にも高校生(女子)は何組も乗っていたし,話が耳に入る距離にも居たけど,気にならなかったもん。


彼女たちは,まず,「きゃはははは」と意味もなく笑う。とにかくよく笑う。字に書いたような笑い方をする。脈絡無く笑う。すぐ笑う。その高めの声がわたしの朝の貴重な睡眠を妨げる(電車の中で寝ないように)。


つぎに,使っている日本語がなんだか妙。「今回,ドラマおもしろそうなのないよねー。○○くんのもおもしろくなかったし。」「○○くんのって,何だっけ。」「うーん,なんか変なドラマ〜。」


それじゃ説明になってねぇだろ,(説明する気あんのか)おい。該当のドラマは「何?」って聞いてんだよ,普通はタイトルとか内容とかを答えようとするもんじゃないのか? 相手の子はそのあと何のドラマかわかったようなので,一応彼女たちの間では質疑応答が(?)成立していることになるのかしら。(単に,役者の名前をヒントにドラマのタイトルを思い出しただけと推測されたが)。


そして上記の例以外にも「変」が多用される。何がどう変なのか全然わからない。こういった狭い範囲でのみ通用する用語の使い方というのは,別に“誤って”いるわけではないんだけどね。部外者のわたしにわかる必要もないんで。でも隣から聞こえてくるとどうにも「それのどこがどう変だとあなたは感じるのか」と気になってちょっとストレスフルよ。


最終的に,彼女たちの20分弱の会話は,恐ろしいことに,全て後ろ向きだった。それが何より気持ち悪かった。朝っぱらから全部後ろ向きのみで為された会話を隣で聞くのは,あんまり気分良いものじゃないでしょう。宴席の愚痴ならいいけどさ。ドラマはおもしろいのがない,電車の吊り広告になってたバイト代は安い,学校は行きたくない,勉強は今日はしない。多用されてた「変」だって,場合によっては良いニュアンスでも使うけど,普通はどちらかというと悪いニュアンスだし。


しかもしかも。これだけの後ろ向き会話が(後ろ向き会話のみ)為されているのに,コトバを発しているよりも「きゃはははは」の方が多い。この内容で。当然,コトバを発しているときも,口調はけして暗くない(やや甲高い声で甘えた風の話し方だったが声の高さは生まれつきだろう),というか声が無表情。厭そうな話題を厭そうな面持ちと声音で話されてもどんよりとはするけどさぁ。きゃははははとの繋がりがまったくわからんよ。“アンタ達,情緒に問題あるんじゃないの?”って思いました,ほんとに。


やれやれ。(23:40)