きのうは,幕張にあるアウトレットショップに出かけた。

うちから実に1時間半以上(片道800円)の大冒険。場所も知らずに電車に乗ってみたら総武線本八幡よりさらに東に行ってから武蔵野線で南下。帰りは京葉線に乗ったところ,舞浜よりも何駅も千葉よりだった。なんて遠くまで来たものよ,としみじみ。さすが1時間半。


JR海浜幕張の駅を出ると吹きすさぶ風。もともと風が強い日ではあったようだが,さすが海の近くと感心。といっても実家は海の近くだが海風はない。千葉マリンスタジアムの最寄り駅であり幕張メッセの最寄り駅でもあった。(幕張メッセは察しが付くが,千葉マリンはしらなかった。ほんとに海の側にあるんだね。横浜スタジアムとちょっと似ている? 風強そう)。こういう都市近郊の海沿いの埋め立て地って,近未来的というか現代的というか,なんだか独特の人工臭に少しぞわぞわした感じがする。


アウトレットモールはお店は多くて品揃えもよくて,楽しかった。ただ,自分から行こうと考えて準備をして行ったのではなかったこともあり,購買意欲はそれほど湧かない。価格はまとも(普通にお店で売られている価格は不当だ)だし,自分のワードローブに想いを馳せるに必要性の高いアイテムはたくさんあるのだけれど,いざとなると,なかなかね。物が増えるのが嫌症候群とか,似たような商品がたくさん並んでいる中で1つを選ばなければならないのが面倒だとか。


ただ,デパートの洋服売場と比べてスーパーマーケット的であり,フロアが広く同じメーカの複数のブランドが一同に会していることから,複数ブランドを一緒に比較検討できるのは便利。客もデパートなどに比べて少ないし,店員さんも付きまとわないし。自分で好きな物をゆっくり選んでゆっくり買うことができる。買いやすいのは絶対に買いやすい。ここまで遠くなければいいんだが。


11号が多いのが,今時の若い女性の体型を反映している。同じサイズ表示でもメーカによって大きさは微妙に違っているので,物によっては9号でもがばがば。そもそもわたしは腕が短いので,上着はどれも袖が長いのが困りもの。考えてみれば,古着の着物の裄がわたしにぴったりということは,普通の女性にとっては随分ちんちくりんなんだろうな。(その代わり既製品の襦袢のMサイズは裄が長すぎてどうにもならん)。母親や祖母の着物と裄が合うので,手足が短いのは遺伝かな。


結局,ブラウスを一枚だけ買った。「かわいいから」というどうしようもない理由で買ったために,手持ちのスカートで合うものが思い浮かばない。こらこら。春物のスカートとジャケットが欲しいと前々から言っているのに,なぜそうなる。