クラシック音楽と言えば,近頃ホルストの組曲「惑星」が巷で評判のようですが。


あれはどうなん? 幼い頃よく母親が口ずさんでいた「♪きっすはめにしてぇ〜」の親戚? それ自体は否定するつもりはないけれど,あの曲そのものにあまりいい思い出がない。


ホルストの「木星」というと,中学レベルぐらいの吹奏楽部ではメジャな楽譜で,県の音楽会とかコンクールの自由曲とかでよく聴いたものです。うちの学校にも(中学か高校か忘れたけれど)楽譜があって,でまぁフルートってのは吹奏楽だとパート譜だけで主旋律がわかる曲が多いのですが,木星の最初は和音がただひたすら続くんですわ,確か。練習していて,おもしろくないわ正体不明だわ。知らない曲を,できあがりを聴く前にパート譜だけで練習して,合奏してみて初めて全体像がつかめるというのはいつものことなんだけど,そんなわけで(慣れないからか)「木星」だけは個人的にだめだったなぁ。つまり「この曲やりたくない」と。何かの候補でちらっと試しただけだったと思う。結局それきりなのですよ。それもあって。あと,きちんとした音で聴いたことが一度もないまま,何かのイベントの度に1度や2度は必ずお世辞にもレベルが高いとは言えない部活の贔屓目にも巧いとは言い難い演奏をうたた寝しながら聞き続けていたのも良くない。今改めて聴いてみると,壮大で良い感じの曲なのですが。出会いってのは重要ですよ。


なので,歌をきいてもどっちかいうと背筋が寒くなるです。ふふふ。