前回割り注について書いたら,

今読んでいる「葬儀」(生田耕作訳,河出文庫)に,日本語なのに割り注(しかもパーレンで囲っている)を発見して,おぉ。と感動。文庫サイズでやると,それはそれで読みづらいというか字が小さいというか歯送りいっぱいいっぱいというか,だけど。「ブレストの乱暴者」と同じ方式をとっていないのは訳者が違うからかしらん。残念ながら現在スキャナが使用停止中なので現物をお目に掛けることができず。カメラで接写しても手間と所要時間は大差ない(むしろ最初からJPEGなので早かろう)が,気分的に。


ケイ先輩からメールで,

“パーレンが分からなくて辞書引いた。なんだよ、丸括弧のことかよ! ちょっと、英語で正しいスペルで書いてみてくれ。”

英語なんだー。知らなかったー。と阿呆な返信をしたものでした。辞書に載っているのが少し驚きですが。そういえば,なんで「丸括弧」って言わないんだろう。その辺の用語のほとんどは日本語なのに。


ちなみに,この種の用語の常で,単独で発音するときの声調は平声。