土曜の晩ご飯は,前に一度行ったことのあった,

西新宿の「ル・クープ・シュー」。最初に行ったときの,<口に入れた瞬間“おいしいっ!!!”>ほどの感動には至らなかったのは記憶の美化のしすぎと期待のしすぎかな。でも,食後のなんだか爽やかでさりげなく幸せな気分が長い時間持続するのは,おいしいごはんを食べたあと特有のもので,「おいしかったねー」と小一時間言い続けられることはたいへん幸せ。メニューに載っている品数はそんなに豊富でもないし特別珍しかったり凄まじかったりする料理があるわけでもない,ごくごくオーソドックスな料理のプリフィクスコースが前菜+スープ+メイン+デザートで4500円。前菜二品だと5500円。けして安くはないけれど,料理そのものもさることながら,ジーンズでも入れそうなカジュアルな雰囲気と,にも関わらずそれなりのサーヴィスが提供されている点が心地よい。


わたしはムール貝のパン粉乗せ焼き→トマトのポタージュ→焼いた鴨→デザート盛り合わせ,かなまるは,オードブル盛り合わせ→うにグラタン→野菜の入った澄んだスープ→焼いた仔羊→クレームブリュレ。うまうま。初めて飲み物でペリエを頼んだ。炭酸水なかなか良い感じ。