「葬儀」も読み終えたので,

そろそろ「Web日記レプリカの使徒」(森博嗣幻冬社文庫)にとりかかる。何かとはっとさせられることが多く,丸ゴシック系のフォントも読みやすい。しかし横書きなのになぜ「,」でなく「、」を使っているのか,今日気が付いて,一度気が付くと妙に気になる。


本質的には「どっちでもいい」と思っている,ということを前提に書くけれど,横書き日本語の原則は「,」「。」なのよ一応。日本語には正書法は確立されていないはずだし,この原則が一体誰がどこでいつ定めた原則なのか(そもそも原則であるかどうかすら)知らないけれど,小学校の教科書でも「,」になっているし,公立高校入試問題も「,」になっているし(全県そうであるという確証はない。確かめていないから)。


だけど,わたしがFEPの句読点を「,」「。」に変更した2000年春以降,今まで一度だってこの広いインターネットのWebページで「,」「。」を見たことがない(見たことがあるかもしれないが全然気にしていないので気付いていない)。ワープロやパソコンを使って日本語を入力する場合,一部モノカキの方々を除けばほぼ100%横書きオンリーだと思うけれど,みんな判で押したように一様に「、」「。」を使う。某A氏に至っては,わたしがこの主張をすると「醜い」と返してくる。逆に言うと,どんな妙なハンドルネームを使っていようが,「,」「。」で書かれているとそれはわたしである可能性が割と高いということでもあり,なんだか掲示板への書き込みの際に一瞬の躊躇を覚えるのだが。


世の中の限りなく高い割合の人々が「、」「。」を使用している理由は,単純に,各種日本語インプットメソッドがおしなべて初期設定を「、」「。」にしているからなんだろうけど。ふつうわざわざ変えないよね。その上で,森氏は“一部モノカキの方々”であるので,「、」「。」にしておく必然性があるのだが。


ここ数日「必然性」という熟語の登場回数が多いです。


そして,どうしても「日本語はテンとマル」という印象が強いので「,」と「。」の組合せには中途半端感が漂う。横書きであれば(日本語かどうかに関わらず)「,」「.」だろうと考える人も多いはず。横書きの専門書はこの方式がよく見られますね。例の「横書きなんて本じゃねぇ! 読めねぇ!」とハタノが暴言を吐いたともっぱらの噂の<火曜3コマ>言語情報論のレポート課題本「比喩と理解」のように。近いところでは竹家がこれを使う。きっと彼は専門的表記法を用いようと考えたのか単にひねくれものかのどちらかだろう。


時に,森先生の文体は感染力強いので,わたしももう少ししたら一時的にうつるかもしれません。(22:33)