リアルタイム大河ドラマ再放送

「なんでいっつもオレばっかり子ども扱いなんだよぉ!」と叫ぶ沖田,それを見て「なんでそんなに現代ドラマなんだよぉ!」と叫ぶオレ。ノリもセリフもね。


いやいや,あらゆる意味で面白いです。とりあえず笑いだけは毎回確実に押さえてます。「はい,左之助!」。原田氏がこんなに猿回しの猿キャラに描かれていることについてファンの方々及び縁者の方々は如何思し召しか。


始まる前から,そして始まってからも,“学芸会ドラマ”と呼ばれる由縁は,芝居の上手下手よりも「まじめな」シーンの脚本・演出が学芸会的だからではと思う今日この頃。小学生が学芸会の脚本や演出でつくりそうな感じで,ストレートすぎるんだよな,表現が。ベタすぎるともいう。きっとわざとだろうという臭いがぷんぷんする(わかっててやっているのでなければ,視聴者の対象を一体どの辺に設定しているのかと)。そのわざとらしさが,このドラマの根底に流れているお笑い。その上に,もっとわかりやすく「はい,左之助!」みたいなお笑いが乗っかっている,と。それを合わせ技でやってのけているところは学芸会レベルは遙かに超越しているわけだけど,でもまぁ,普通に見ていると「そこで,その“しゃきーん”はねぇだろぅ。」と突っ込みたくなるものです。面白いからいいけど。深刻ぶって見てはいけません。「京で沖田君の剣の腕が役に立つ時がくるでしょう。」。貴殿の首を斬る時ですか,山南氏。