春旅行の幹事をしてくれたふじもりが振り返りを書いているが,
どうして世の振り返りというのはマイナス点ばかり思いつくものなのかしら。これだけ読むと,なんだか楽しくなかったみたいだけど。そうなん?
わたしは,“どうでもいい話してお酒ちょこっと飲むためだけにわざわざ金と時間かけて集まるか”とは思ったけれど,以前と違ってチャリ10分圏内に住んでいるわけでないのだから,“どうでもいい話+お酒”の為にお金と時間がかかるのは仕方なかろう。で,そこまでして集まりたい連中かというと,確かに非生産的な集合ではあるが,人付き合いの薄いわたしにはとても大切な集団なので。
「旅行したくない」という意味ではないからね。
お金に関しては,給料日直後(しかも半年に一度の交通費支給月)且つ家賃引き落とし前というピンポイントに最強期間だったので,個人的には全然気にならなかった。ふじもりの振り返りを読んで初めて,わたしの金銭感覚ってけっこうザルかもって思った。ふだんぶちぶち言っている割に。
ところで。ふじもり言うところの「温泉地らしい温泉地」って,どんな要素が揃っている場所のことを言うの? わたしはあまり旅行していないし温泉にもそんなに行っていないので,よく分からない。咎めるわけではなく。
今回の旅行にしてもそれ以前からもふじもりは「温泉」に拘るが,わたしにはその気持ちが今ひとつわからなくて,飽くまで個人的見解ながら,わたしはこの集団で行く旅行に「温泉」はさほど重視しないのだが。「みんなが一泊二日で行って帰ってこられる」「泊まりがけでしょうもない話をして酒盛りができる」が満たされればいいんじゃないかと思うんだけど。もちろんそこの考え方(優先順位)は個々人で違うだろうから,温泉に拘ること自体にどうこう言うつもりはない。
そもそも,わたしが想像する「温泉らしい温泉」は,少なくともここ数年の国内旅行で行った温泉から想像するに,わたしが優先度高と考えている旅行の要件とあまり(殆ど)相容れない。
具体的には,まず,今回の振り返りでも本人が挙げていた「交通」。次に,10人規模の集団がよっぴいて宴会をすることが可能な宿泊施設。そりゃ,日本は広いし温泉もたくさんあるしわたしは無知なので,きっとこれらの条件を満たすところもあるだろうけど,どうもふじもりが言うところの「温泉地らしい温泉地」はわたしが想像する「温泉らしい温泉」とは違うような気がする。
わたしは「温泉らしい温泉」に浸かるのは好きだけど,それとこの種の旅行は相性が悪かろうと思って諦めている(しかし,みぞべはその前の週末に「温泉らしい温泉」に集団で出掛けたようなので,不可能ではないってことだな。交通不便だったようですが)。そして,温泉らしい温泉でない温泉地らしい温泉地に,わざわざ拘る程の魅力を感じない。いやだからこれは個人的な好みというか優先度の問題ですけどさ。
そんなわけで,選択肢は絞られてしまうと思う。だから毎度同じ場所でいいんじゃないのか。「一度行ったからパス」をしていると,今回の旅行のように,いざ行こうと思っても場所が決まらないだろう。