さっきから急に具合が。

猛烈に眠くなってきた。メールを書いていたらEudraが落ちるし,漢字変換はバカだし,わたしもぼーっとしているし。3つほど話題を予定していたのだけれど,寝るのが正解だな,きっと。いつもと比べてキーが重く感じる。


わたしが勤務する会社の取引先の会社の商品(というかオマケというか)に,大学入試攻略本の類のシリーズがあって,主要大学がいくつかと十把一絡げタイプのものとセンター試験攻略のものとあるのです。攻略本といっても赤かったり緑かったり黒かったりするようなお勉強本ではなくて情報メインの薄め冊子で(といってもわたしはその本自体をよく知らない),しかし教科・科目別に過去の入試問題の分析による傾向と対策記事などは載っているのだそうです。で。知り合いの人がこれの東大攻略本に一部関わっているそうで,本日のその辺でのちょっとした立ち話。


「東大の攻略本の分析やってるんだけど,大変よ,もぅ。自分で問題解いて,分析して。」

「東大の入試問題自分で解いてるんですか。大変そうですねぇ。」

「そうそう,おまけに,京大の入試問題と比較するとかって。」


はぁ。


思わず,「お互い相手のことなんか気にしてないんだから,比較しても意味ないんじゃぁ。」と言ってしまいましたが。


比較したところでそれが記事に反映されるのかどうかはわからんよ,念のため。(反映されようがされまいが,ここを読んでいる読者に,たまたま通りがかりですら,それが関係してくる人がいるとは思えないので断りを入れる必要もないが)。ただ,片方の攻略本にもう片方との比較を載せることにはあまり意味がないかな,と思って。はなからもう片方は歯牙にも引っかけていない人の方が多いんじゃないかと思うのだけれど実際の所はどうなのかしら。出題傾向を比較検討して志望大を決定する人もいるのかな(高校の時の友人は東大の入試問題は嫌いで京大の入試問題は好きだと言っていたが。わたしは見たことがないのでなんとも言えない)。


東大と京大とを併願する人(併願っつぅか両方に出願するっつぅか)も意外とたくさんいるが,そういう人は本当にいわゆるお勉強ができる人なんだろうなぁと思うし,少なくとも「攻略本」を読む必要はないだろう(偏見)。


ところで,わたしは,大学選びはその大学で何ができるかで選ぶべし,などとは思っていないので。志望大を決定する要素はいろいろあってしかるべしだし,それこそ人によりけりでしょう。偏差値だろうが入試科目だろうが立地だろうが,理由に貴賤はないと思いたいが。大切なのは,入る前に,何がしたいか・何ができるかと少ない(あてにならない)情報のみでうだうだ言うことではなく,入ったときにその環境の中でベストを尽くすことではないかと。どうせ,現役の高校生が公開されている大学案内を見て理解できる程度のちゃちな学問してるわけじゃないんだしさ。名前から受けるイメージと実態に乖離がある(同じ名前でも極端な話研究室単位で中身はさまざまなんじゃないの? 知らんけど)ものだしさ。だいいち,その大学・学部に合格しただけでは,行きたい学部・学科・専攻・研究室に行けると決まっているわけでもないので。いや,もちろん,医者になりたいと思っている人間が医学部のない大学を志望しては意味がないといった最低限の「何ができるか」だけは事前に確認しておかなければなりませんが。


しかし,偉そうに書いてはみたものの,そういうことを言う人間がああいうどうしようもない学生生活を送ってこういうどうしようもない(使えない)会社員になっているのだからして,もし万に一つ運悪くうっかりこのWebページを覗いてしまった受験生及び受験生予備軍がいたとしたら,わたしの話なんぞを信用するな,とは忠告しておく必要があるだろう。何より,こんなところを読んでいる暇があったら過去問でも見た方がなんぼか話が早いですが。