採血


日付変わって昨日は午前中に健康診断があった。前夜のアルコールが祟って朝から体が水分を欲している。会社に着くや否や500mlのペットボトル入りウーロン茶を購入し,がぶがぶと飲む。


そして健康診断。日曜日の朝と較べて体重が1.5kgばかり重いのはご愛敬(着衣ですし),問題は採血の時に起きた。


どことなし顔色の悪い若い看護師さんがわたしの左腕の肘の裏側をぷにぷにと所在なさげに押している。どうやら血管の位置がわからないらしい。


今まで四半世紀と少し生きてきたけれど,そういうことはなかった。なので割と血管はわかりやすい方だと思っていたのだけれど,どうやら今回は水分の過剰摂取により,体が浮腫んでいたのではあるまいか。


漸く探り当ててそこを片方の指で慎重にマーキングしつつまさに針をつきささんとしたとき,他の健康診断客に声を掛けられる……おばちゃん,タイミング悪すぎ。


「ちょっとお待ちください」とそのおばちゃんに応えて,再び(かなり「どうしよう〜」の顔をしつつ)いよいよえいやっと針をさして……


「……すみません,血管に刺さらなかったみたいで……中で動かしていいですか,ちょっと痛いかもしれません」


はぁ。


ちっとも痛くはなかった(痛点がないのか?)けれどその代わりやっぱり血管は探し当てられなかったようで,通りかかったベテランぽい看護師さんに半泣きで「かわってください〜」。


そのベテラン看護師さんは,しばし右腕の肘裏中央あたりをぷにぷにしていたが,どうやらその辺の血管から採ることはあっさりあきらめたらしく,えらい外側に(普通にしてても見えている静脈ですね)刺してくださった。


教訓。健康診断前日の飲み過ぎは看護師さんを困らせるので程々に。


問診票に「心臓が痛い」と書いたがお医者様にあっさり「ま,大丈夫でしょう」と言われた。「ちくちく痛い?」と聞かれても,「ちくちくってどんな感じ?」って応えるしかないじゃん。わかんねぇよそんな喩え。ちくちくではないと思うのね。


きゅぅっと絞られるように痛いのなら病気の可能性が,などと言われるのだけど,……うーん。それは違うような気がする。でもちくちくよりはきゅぅの方が近いかも。


少し前の話になるが,この件でたけぽんから「肋間神経痛」メールをいただいた。ありがとうございます。