日中の暑さから一転,夜から雨。
涼しくなった。寒いぐらい。晴雨兼用折りたたみ傘が手放せない時期。紫陽花もだんだんと色のついたのが増えてきた。
幼い頃はガクアジサイを紫陽花とは認めがたかった。わたしはいつの頃からか紫陽花を好んでいたので,家族に「うちにも紫陽花がほしい」と言ったら「ガクアジサイが一鉢あるじゃない」と母。でもあれは紫陽花じゃない,ふつうのがいい,なんて,言ってましたね。
駅までの道の途中には,ふつうの紫陽花もあればガクアジサイもあるのだけれど,日陰(塀の陰や大きな植え込みの陰)にひっそりぼんやりと慎ましやかに白いガクアジサイは,我も我もと幅を効かせているもこもこ紫陽花立ち寄りも風情があるなあと思うようになった。
どこで見たか忘れたけど,山に自生している品種がいい。あれって植物分類上は別の仲間なんですってね。そうそう,高幡不動尊だったっけ。
こういうのも,大人の嗜好なのかもしれない。自分が大人だという意味ではないよ。タラの芽のてんぷらがおいしいとかってのと似たようなレベルで。(23:17)