ここしばらく広義のやおい小説を買っていないと書いたのはつい昨日の事なのに,

明けて今日,何ヶ月,ひょっとしたら何年ぶりかで,その手の文庫本を購入してしまった。嗚呼。話題に出したから気になったというのもあるんだろうな。尤も,遠くから眺めると肌色に見えるタイプの本ではない(版型が大きい方ね。ちなみに未だ手にしたことはない)。中身に大差は無いんだろうけど。某二見書房さんの文庫です。ここの出版社のを買ったのは初めてだ。ははは(汗)


いやなんかこう,電車待ちで本屋をうろうろしていて,目に付いたんでジャケ買いっつぅか。表紙のイラストが気に入ったというんではないんだが。いや,まあ,その……(ごにょごにょ)。


全然知らない作家さんだし,あとがきを見るとどうやら初めて出た本らしい(作品は雑誌掲載が初出)。ふむ。


まあ,おもしろかったです。しかし,もはやエロはどうでもいいです。印象的だったのは,あとがきが縦書きっぽくない文章だったこと。本編は縦書きで読んでもどうってことない普通の小説だったんだけど,あとがきはWebでHTMLで横書きでたくさん転がっているのが目に浮かぶ感じで,創作小説サイトの作者の雑記か日記のようで,文体といい内容といい,この作者確実にわたしより若いな,とか,思ってしまった。読者の対象年齢に合わせて意図的にそうなのかもしれんけど。いやまあ,若くてもなんら不思議はないんだけど。