昨日(一昨日)採り上げた参院選ポスターの女性についてたけぽんが,

白石美帆氏であるとの情報をお寄せ下さった。なるほど,それであれば「スポーツだけですか?」というコピーと共に映っていても自然な印象を受けるな。


指摘されて気づいたが,どうやらわたしは彼女の顔を覚えられないらしい。今年4月期のドラマ(TBS日曜夜9時)に彼女は出ていたけれど,たまたま一度だけそのドラマを見たわたしは,その時それが彼女であると認識していなかった。その後日記サイトやレビューサイトでその女性が白石氏であると知って,ぽん,と膝を打った。


これでも「スーパーサッカー」は放映開始から見ているのにね(誇張:そもそも1993年当初は白石美帆は出てなかったんじゃぁ)。


わたしにとっては,その辺にいそうな顔立ちでありあまり強烈なインパクトを与えない外見なのだと思う。


それにあの二人が並んでいたら左側の人に目が行くしねぇ。


そういえばわたしは野球雑誌もバレーボール雑誌も買ったことがないのに,サッカー雑誌(ex.「サッカーマガジン」)は何冊か買ったことがある。1992年の終わりから1993年にかけてのプレプロサッカーに対するミーハーぶりは,当時の世相をそのまんま反映しているのだろう。ここから先は些か大げさな表現になるが,ワールドカップの予選といえばアメリカ大会だし日本代表といえばアメリカ大会予選メンバー,という意識が随分長い間根底に流れていた。それが払拭されるのは2002年の自国開催まで待つことになるが,とは言え,今でも,日韓大会とアメリカ大会(予選)とどちらのメンバーをよりよく覚えているかというと,きっと後者だろうと思う。12年前ですぜ。


実はJリーグが開幕してからはそれほど盛り上がっていないのだが,それはわたしが中学校を卒業し高校に進学したからでもあるだろう(し,ヤクルトがセ・リーグ連覇したのでそっちに気を取られてもいただろう)。


1992年冬当時,某サッカー好きタレントがパーソナリティを務めるAMラジオのサッカー番組(週1回30分)があって,そのゲストが毎回かなり豪華で,カドノと二人で盛り上がった。それがわたくしのミーハーの原点であり全てであった。


その影響を大いに受けていることと元々の××嫌いとが相まって,わたくしにとってミーハー根性丸出しプロサッカーリーグ産声時代の選手というと,何を置いてもまず井原・中山の筑波同期生コンビの名が挙がる。(ほかにもそういった選手はたくさんいるが恥ずかしいので書かない)。だから街角のポスターなんぞで見かけると,なんだか不必要なまでに動揺してしまう。中学生だった自分を見る気持ちと申しましょうか。


中山と言えば,スーパーサブとかラッキーボーイとか呼ばれ,また,あの甲高い声で冗談ばかり言う広報担当的側面が大きかった。どちらかというと三枚目キャラというか,本流中の本流ではないイメージだったがその後しみじみと,凄い人だと思うようになった。大変尊敬する選手である。


しかし,彼が本流中の本流ではないイメージを持った要因には,プロリーグが発足することとその参加チームが決定した後でサッカーの存在を知ったわたしにとってヤマハ発動機がJリーグチームでなかったことが,少なからずあるのかもしれない。


若干毛色が違うが,若い頃そんなでベテランと呼ばれるようになって案外実力が渋い感じでしかも長い間プレーを続けているのはヤクルトの高津もそうで,だからどうってことはないんだけど,彼もまた尊敬する選手の一人である。