ついでなので


タイ語の本がこないだ漸く1冊ほぼ終わった。残る最終章は長文読解演習だがこれをする気はない(たぶん3人とも揃って同じ認識だろう)ので,終わったと言っていいだろう。と言っても内容をマスターできたとは言い難く,出てきた単語の意味(訳)はさっぱり頭に入っていないので,一応一通り説明が終わったという意味でしかないのだが。気づけば,去年の江戸川花火大会からかれこれ1年が過ぎようとしている。


文字を読むだけに1年。馬鹿みたいにとろいが,始めたときはこのテキストの最後までたどり着く日が来るとはとても思えなかったので,たとえ亀ペースであっても,薄いテキスト一冊分は進歩したということか。


そんな話をかなまるにしていたら,彼曰く,「大学の一般教養の第二外国語のロシア語は,アルファベットを読めるようになれば初級が通るそうだから,まあそんなもんじゃない?」。ほんとかよ。ロシア語って誰かいたっけ(あきらくん?)


週に2コマやっててそんなだったら,ロシア語(キリル文字)はタイ語(タイ文字)より遥かに難しいんだろうなぁ。大変だ。


タイ文字も一部英語等のアルファベットに読み方を引きずられるが,キリル文字はもっと似ているのでそれ以上なんだろう。あと,かなまる情報(あやしい)の限りでは,ロシア語には日本語ネイティブの人間には発音しづらい音が多いのだそうだ。


外国語を学習する際の引っかかりどころというのはその言語の特性及び学習者の母語の特性の関係でさまざまなので,そこが面白いと言えば面白い。別件で「格」の話をしていたとき,イタリア語は格変化はしない(はず……たぶん)と言ったところ,驚かれた。彼の弁に拠れば,ラテン語の何が大変って,人称変化と格変化があることなんだそうだ(習ったこともないくせに言うことだけは立派だな)。イタリア語というと元がラテン語のイメージが強いから当然格変化するものと思っていたらしい。はぁ。そんなめんどくさかったらわたしが第二外国語でイタリア語を取るだろうか(反語)。


イタリア語はフランス語やスペイン語や(きっとポルトガル語も)と仲良しなので,ってことはメジャな西欧言語で格変化があるのはドイツ語だけなんじゃないでしょうか。でぁですでんでん,でぃーでぁでぁでぃー。ドイツ語は3回ぐらい初級の講義に顔出しましたがそこで止めたので「格」概念わからず。なんか難しかったのは覚えている。


「でも人称変化はあるんだ」あるんです。あるんですわよ。わはははは。時制が多いのと人称変化するのがロマンス語系の辛いところで,でもフランス語よりはマシだと思っている(書いてあるとおりに読めばいいから)。


格変化がないんだったらどうやって格が決定するの? と訊かれたけれど,何年も前にちょっと習っただけなので,どうやってだったかは覚えておらん。「適当に」とか言ったら,そんなはずがあるかと言われたが。英語ほど厳密ではないなりにだいたい語順が決まっていたような気はするし,前置詞など付けていれば自然とそれなりに自動的に格は分かる仕組みになっているのではないでしょうか(弱気)。っていうか,初級で習うレベルのシンプルな短文の例文だと迷いようもないというだけかもしれませんが。何にしても,イタリア語関連の書籍は辞書以外全部実家に置いてきてしまった。気になるが仕方ない。イタリア語の本を見ても「格」という言葉は登場しないんだけどね。(1:25)