はてなのわたらせさんの吹奏楽小ネタ10(27日付け)を読んで,

何一つ当てはまらなかったわたし。これが東京と地方との格差なのか,所属団体のレベルの差なのか,単に本人のやる気の差なのか。


1の課題曲カットのネタは聞いたことがなかったので笑う。確かに12分に納めるのは大変だったものだ。さいごらへんは,時計とにらめっこしつつ「走るな」と言われつつ,どうせえっちゅぅねんな。


2のドイツ音名……使ったことがない。レアなのかも。確かによその学校ではわりと使われていたようなので。ドイツ音名では半音を「Es」「Dis」などと一音節で言えるので手っ取り早いはずなのだが(一般に「みのふらっと」とか「れのしゃーぷ」と呼ばれるヤツのことね),わたしの所属団体はしゃーぷとかふらっととかを省略して単に「み」とか「れ」とか言っていたわけだ。それでもなんとかなる。ドイツ音名といえば,コナンくんの最新刊(46巻)に出てくる連続殺人事件がね…(ネタばれだよ)。素で読んでいて,何故作中の人物達が皆揃いも揃って(音楽関係者なのに)誤った方の予測ができるのかわからなかったぐらいだ。Cから始まる並びでGの次はAだろう。


そして,吹奏楽をやっていると頭の中がヘ長調なりロ長調なりにカスタマイズされていくので,Hの出現率は低かった。Aの次はBだ(♭シだけが例外的に「Hes」ではなく「B」と呼ばれる……はず)。吹奏楽用に作曲・編曲された曲は♯系でなく♭系の調の曲が多かったように記憶している。金管楽器の基準の音がBだからだったと思う。


だから吹奏楽のチューニングはBで取る(オーケストラがAでチューニングするのは,ピッチの調節を最もしづらいオーボエに合わせていると聞いたことがあるが,吹奏楽部にもオーボエはいるんだけど……)。他の音はわからなくても442HzのBだけはチューナーが脳内に組み込まれてしまった吹奏楽経験者は多いのではないかと思う。


話を吹奏楽部小ネタに戻す。


3朝練。中学校は警備システムなんざなかったし(朝早くに行ったこともないし),高校は朝練の記憶すらあやうい(笑)。


木管の人たちは冬場すぐに楽器が冷たくなって(そうすると音程が狂うので)大変そうだった(わたしも木管楽器に分類されるが既に木管ではない)。冬よりももっと大変なのは夏場の野球部の応援(のクラリネット)で,これは下手すると楽器が割れるんだそうな。この時は木製じゃない似非クラリネットなどが登場するものだった。なんかねぇ。夏の県大会の応援はね……わたしの「応援嫌い」とか「高校野球嫌い」って,実はここに端を発しているものが多いように思いますわ。応援に行くことそのものは嫌っていなかった(寧ろ他の人は行きたくても補習で行けないなか堂々と行けたので嬉しかった)しうちの学校の野球部は好きだったし応援も好んでやっていたので,事は単純ではないのですが。


6の楽譜切るTipsも初耳。ページを捲るような大物を演奏していない上に暇なパートだったからに1票。


7リード楽器の人はリードが割れるたびに<がっくし>な顔をしていたものだなあ。へなちょこ中学にはダブルリードの楽器がなかったので高校で初めてダブルリードを見たけれど,あれでどうして音が出せるのか不思議不思議。楽器ってね。音を出すことすらできない楽器というのがいかに多いことか。ダブルリード以外にも,弦楽器全般,トランペット。などなど。シングルリードも,角度の問題だろうけど,サックスは辛うじて音が出たけどクラリネットはできなかった。かの有名な「♪ぼくのだいすきなくらぁ〜りねっと」の子はうまいと思う。しかしあの順で音が出なくなるのは謎。


8中学時代バリサキしかなかったうちの学校。高校だと辛うじてファゴットが仲間入り。


9のどかな岡山県に出演者証は不要だったのだろうし,中国大会に出られるのは特別なことで,出られないからといってダメな金賞ではなかった(出られない金賞のが圧倒的多数だった。金賞乱発しすぎか)と,思っているのは金賞に縁がない人生だったからだろうか。どこの部活もそうだと思うんだけど,県内でうまいとこって決まってるものでね。うん。あとの2つの用語も知らず,だんだん,ほんとうに自分が吹奏楽部員だったのか,そこのところが怪しくなってきた象。


まだまだ続く。


10。CDやMDで曲を聞くということもしなかったし,楽譜のコピー代がかかった記憶もないし(部費から出ていたのか?),五線譜も買ったことないし,リード楽器でもなかったし。お掃除道具は買ったけど(シルバーポリッシュとありもののガーゼのハンカチ。シルバーポリッシュは高いものではない)。ファイルなどの文房具屋の守備範囲は,高校時代好きだったので苦にならなかった。


花束買った記憶もない。花束ってのはご近所学校の定期演奏会などで贈りあうものなのでしょうか。うち,定演なかったからな。先にちらっとだけ書いた高原先生退職記念演奏会だったか「シンフォニーホールで云々」の時だったか(いずれも定期ではない演奏会だ。定演なんてなかったんで)に,某私立男子校吹奏楽部フルートパートから花束でなくミスドのドーナツ詰め合わせをいただいたときには,たいへんたいへん嬉しかったものですが,おかげで花は贈ったことも贈られたこともなく。花束よりもドーナツ。


フルートパートの人間は大前提として楽器が自前っていうのは,この際置いておいてよいでしょうか……ほんまに金のかかるお嬢はんやったね,わたしゃ。お小遣いためて買ったんなら立派なもんだけどさ。


しまった,オチが無い。しかも吹奏楽ネタに突入してから1時間も経っている。電車を乗り過ごして眠くて仕方なかったのに,どうしてこんなことになったのか。阪神−中日が延長したのがあかんのよ(眠いのに結果が気になってつい見てしまった)。ヤクルトは5連勝で5月以来約2か月ぶりに勝率5割復帰現在セ・リーグ3位。この2試合は帰りが遅くて家で見られず寂しい感じ(1:40)