きのうのゆかた外出についての覚え書き


そういえば最近は着物の話題がなかったね。


ゆかたを着て外に出たのが2回生か3回生以来だと言ったら,くやまに「着物好きなのにゆかたは着ないのな」と言われたが,わたしが着物着物と言い始めたのはせいぜいここ1年ほどのことだ。一昨年の冬ごろからぴよぴよ言い始めてはいたが,実際にちょくちょく着始めたのは去年の秋以降のこと。だから,今年の夏が実質最初の夏であり,今までゆかたに袖を通していなかったのも何ら不思議はない。


その上でやはりゆかたは着る機会がない。着物はかなり無理矢理着ているが,ゆかたは……夏は暑い。それに,週末ごとにどこかでお祭りや花火大会が催されている東京の夏は,ゆかたを着ていると逆にそれらのイベントに参加する人のように思われそうで,思われたところで不都合はないのだがちょいと躊躇う。


しかし,そのように躊躇するのも,単にわたしの持っている虎の子ゆかたが些か電車に乗って出かけるには些かくたびれ気味だから,という理由が実は最も大きいだろう。その上夏物の紬を衝動買いしてしまったので,昼間に出かけるなら紬を着ればいいじゃないかという話にもなり,ますます遠のいていくんだな(ゆかたより暑いけど,どっちにしても暑いので)。


そんなわけで。電車に乗って表参道に(無謀にも)出かけたゆかたの仕様。4つ折り温泉タオルを1枚背中に挟んで晒しを巻いて,上からキュプラ絽の裾除け。その上からゆかたを着て腰紐+胸紐(伊達締め省略)。半幅帯は黒を表に出してぐるぐる巻いて,適当に二重文庫。帯板は贈答用タオルの台紙になっていたボール紙。北一硝子謹製の硝子の携帯ストラップを根付けでぶらさげ,足元は素足に牡丹色の鼻緒の黒塗り駒下駄。鞄は最初にタイに行ったときに買った籠,と。


髪が長くなってきたので髪をまとめるのが一番困った。もともとアップにするのが(技術的に)かなり苦手なのだ。


電車のつり革持ったときに身八つ口から晒しが見えているのは不格好だろうなあとは思うのが,素肌が覗くよりはマシだろうか。みなさんゆかたの下はどうしてらっしゃるのでしょうか。わたくし学生時代にはごく普通に洋服用の肌着のちょっとかわいげなタンクトップを着て,その上から着ていたものですが。下はパンツ一枚。


透けるような素材のゆかたでなければそれで充分だと思う。これでもつり革持つと身八つ口から覗くので,ゆかた(というか着物)着てつり革を持つことが既に無理があるんだが。要はタンクトップと晒しとどっちが恥ずかしいかという話で。今は面白がって晒しを巻いているけれど,あまり意味はない。胸をつぶせて汗を吸ってくれればいいので,厚手のカットソー素材でちょっと縮んでいるぐらいのタンクトップがあるといい感じかな。


地や色が薄いときには,下も一枚重ねないと,ちょっと怖い。近頃ゆかた用のスリップがあちこちで売られているが,ペチコートというか裾除け替わりまで繋がっているので,そういうのには便利だろう。でも,あれはブラジャーしないわけにはいかないだろうことがちょっとめんどうだな……って,ふだん洋服着ているときにはちゃんとしてますぜ。


そういえば,生茶の広告で白っぽい地色(に緑の柄だっけ)の着物を着ているけれど,前に,雑誌の広告ページかポスターで見た写真が,ゆかたスリップっぽい丈の位置で下の線が透けていて,ちょっとなあ,と思った。普通の人が普通に街着にする分にはそれでもいいのだが,広告だし静止画像だし,まじまじと見てしまうからねぇ。


そそ,花火を見るならビニールシート(もしくはそれに相当する敷物)必携。


きょうはこんなところでしょうか。肩こりと脚のむくみがひどいので久しぶりにお風呂に入ろうと思います。(0:19)