かすぱー起動して過去の文書ファイルを漁っていたら


文書(Jedit作成のプレーンテキストまたは.html)ファイルばかりを納めたフォルダの中に何故か「img」という名前のフォルダが入っていた。開けてびっくり,出てきた画像に,全く心当たりがない。


フォルダの中にはpict(たぶん)画像が3つとその内の2つをjpegに変換したjpeg画像が2つ。そのファイル構成と画質から考えると,デジタルカメラの画像やプリント写真をスキャンした物ではなく,VHSビデオを(それもわたしが自分で)キャプチャしたものとしか考えられない。それはわかるのだが,元となるビデオの出所がさっぱり不明だ。NHK-BSで放映されるVリーグの試合であれば比較的ビデオ録画数も多いのだが,右上に必ず入っているBSマークがないので,そうではなさそうだ。


この週末首をかしげながら過ごしていたのだけれど,今日,真相究明に乗り出した。


作成日を見るといずれも2000年5月13日午前2時半前後。新入社員にあるまじき時間帯だから,土曜日未明だろう。中途半端な時期ではあるが,例年ゴールデンウィークに行われる黒鷲旗天皇杯全日本バレーボールうんたら大会)のテレビ放送という可能性が浮上してきた。黒鷲旗,例年決勝戦ぐらいは地上波(NHKMBSかわからんけど,年によって違うかな)で放映されているので。


証拠物件の画像以外にこの画像に関する何のメモも残っていないから真実はわかりゃしないのだけれど,当時の(黒鷲旗周辺の)日記をひっくり返してみたら,どうやら決勝戦のカードが松下−サントリーだったようだ(で,サントリーが優勝している)。決勝戦そのものは,わたしは大阪府立体育館で生観戦しているので,予約録画していたのか,録画放送だったのか。一度見ている試合をビデオにとって,それを一週間経って金曜の夜にわざわざキャプったってのは,よほど暇人だったのだろう。このころの配置はビデオデッキとパソコン本体が近かったので,比較的容易ではあったにしても(今は部屋の端と端なので無理)。


なんでわざわざキャプったかは永遠の謎だ。日記等によればこの大会ではここに映っている二人に萌え〜っとなっていたようなのでそれはあるかもしれないし,「なんでこの2ショットを1カットにおさめるねん」ということを友人達に伝えたかったのかもしれない。もしくは,この二人の年齢差が面白かったのかもしれない。わざわざjpegにしているということは,サーバに上げるなりメール添付するなりで誰かにこの画像を見せているはずなので。


文字通り前世紀の遺物だ(なんせこの時の女子の決勝のカードはユニチカイトーヨーカドーだ。両チームとも幸い全体移籍(身売り?)できたので日立のような解散こそ免れたけれども,その名は既に無い)。そして,今思えばレアな映像だ。左側の人(白数さん)がマトモに(といってもローテが後衛の時だけ入ってたんだけど)試合に出ているのを見たのは後にも先にもこの時だけのように思う。そしてセッター(右側の人)がうっしーなのは紫和さんが全日本招集中だったからだろう。わたしはコアな松下ファンではないので白数さんがいつ引退しはったのか今ひとつ認識できていないのだけれど,この後それほど時を経ずして(いつの間にか)全日本ジュニアのコーチになり,そして冬にNHKVリーグ中継でたまに解説者姿を見るなどしていたところ,何故か突然全日本(A代表)のアナリストになっていてあらびっくり。去年のワールドカップから今年のアテネオリンピック最終予選までの話ですが。などと言ったところで,コーチや監督と違ってテレビに映るわけでもないんで,ここで「全日本のアナリストだった白数氏の現役時代のお宝画像ですぜ」といっても誰も取り合ってはくれないわけですが(監督やコーチでもとりあっちゃくれないか),えぇと,昔話ができるようなご立派な身分じゃないです,わたし。


掘り起こせばこんなもんも堆積しているのね,と我が家の(ビデオの塔の)地層に想いを馳せた次第。(23:59)