18-set 03:20(+0900)@AC002機内
目的地現地時刻に慣らすために寝ないでおこうと思っていたけれど、機内が暗いと寝てしまうもので。日付が変わる頃まで起きていてその後うとうと。2時ごろ軽食サービス。窓の外は明るくなった。軽食サービスはそろそろ起きろという意味かと思っていたけれど、この文章を書いている間にまた室内灯が消えた。このあともう一度食事が出るらしいのだが、12時間ちょいのフライトで2食プラス間食は多いのでは〜。
日本にいる間からかなりおかしな時間帯で生活をしていたけれど、だからと言って、時差ボケにならずに済むというものでもないだろうな。どこに行ってもその土地の2時3時まで起きているのだろう。観光客は早起きが肝要なのですがね。特に今回の旅は午前中移動が多いのに(自分の力を過信しているらしい)。今日は細切れ移動細切れ睡眠が続いていて変な感じ。
時期が時期なのでこの便は日本からの団体旅行客が目に付く。その内の1つの、年齢層高めな規模大きめ(?)ツアーが席が近いのだが、行き先は外国なのだけれどノリは地方の信用金庫や商工会議所や老人会が主催する「紅葉の京都を満喫」バス旅行とかわらんのではないかという感じでおもしろい。感じが悪いという意味ではなくて。かまびすしくもないですし。参加者の出で立ちがそんな感じなのですよ。
でも、わたしだって旅行であれば国内でも国外でも同じ格好で、スーツケースを預けてしまえば荷物も同じだから、これは単に、これまで国外旅行で(というか飛行機の機内で)団体の年輩客(男女混合、女性多め)を見たことがなかったから、バス旅行みたいな印象を受けるというだけだろうな。なんにしても、「メイプル街道をゆく、ナイアガラ滝と紅葉を満喫するカナダ秋紀行9日間」みたいなツアー名が容易に思い浮かぶものではありますが(実際どんなツアー名かは知らないが)。確かに、京都だろうがローレンシャンだろうが(この団体がローレンシャンに行くのかどうかももちろん知らないが)、所詮紅葉ですしね。先進国ですしね。物価も同じぐらいだし治安も良いそうだし、水も飲めるようだし、メートル法だし、添乗員同行団体旅行であれば入国したあとは貸し切りバス移動が基本でしょうし(道路は車が右だけど)、だから、最初が飛行機というのをのぞけば、実際国内旅行と大差ない。京都なんかよりよほど団体でバスチャーターして移動するのが便利な土地柄(言い換えれば公共交通機関での個人旅行めんどくせぇ)だもんね。
いいなあ。もちろんツアー代金は国内とは比べものにならないし、日程も長くなるし、英語ゼロってわけにもいかないし、参加するには相応の覚悟(と期待)があるとは思うけれど、これぐらいの年代の人がひょいっと紅葉を見にカナダっていうのはいい感じだ。
そんな影響もあってか、乗客は9割以上日本人(ぽい見た目)。ANAとの共同運行便といっても機体・サービスはACAのものだろうに、中身はかなり日本度が高い。映画は日本語吹き替えチャンネルがあるし、機内アナウンスも日本語優先度高い。日本語ネイティブの客室乗務員も3人いて、日本の航空会社の飛行機に乗っているのと変わらない。なんせ機内食が完全に日本ご飯。当然蕎麦付きで、これはもうACAのフリしたANAだ。
というあたりは乗り心地悪くないのだが、「おまけ」にあたるサービスがとことん排除されているので、寂しい部分も。トイレになんもない(エコノミーだからだろうけど、ビジネストイレは利用させてくれないようなので確認できない)し、機内食メニューもどこにも記載されていないし(食事回数は機内アナウンスのみ)、1食目はパックごはんにレトルトカレーのような(コンビニ弁当のようなとも言える)カレーだったし。味は、なじんでいるものだからいいのですが。水を頻繁に持ってきてくれるところはTGよりはマメか。
そうだ。どうでもいいことだけど、イヤホンが耳かけ型。わたくし初体験で当初使用方法が分からず戸惑ったものの、頭にかけるよりも外れにくくて(横座りで寝ていても大丈夫)これはいい。そして(これはイヤホンの形状とは関係ないだろうが)、わりに音がいい(気がするだけかも。イヤホンやヘッドホンで音を聞くのって飛行機の中ぐらいだ)。ステレオだから当然なのかもしれないけれど、ちゃんと(耳の中でなく)自分を取り囲む世界で音が鳴っている。通常、飛行機に乗っている時でさえ機内音楽を聴かない時間の方が多いものだけれど、今日はクラシックでも英語のポップスでも、かけっぱなしにしていられる。
機内が暇なのでたくさん書いていますが、この調子で行くとバランスの悪いことになるか総量が膨大になるか、どっちだ。旅行記としてまとめる予定は今のところないけど、この勢いで書いたものたちを後日一気にどこぞにあげたところで、読む気にはなれんよ。