バンコク旅行記を読んでいると


バンコクに行きたくなる。知っている場所や食べ物や出来事が出てくると懐かしくなるし,名前は知っているけど行ったことのない場所だの食べたことのない食べ物だのを見ると,うらやましくなるし。


春に一緒に旅行したごとうさんとかおりさんはそれぞれこの8月と9月にバンコクを訪れている。それを思うと一層……くぅぅ,わたしも行きたい。ネタ半分でモントリオールで激辛パッタイを食べるのもそりゃ一興ではあるのだが。


カナダに比べればタイなんですぐそこじゃんという気にもなるし。や,でも,5〜6時間かかるのだから充分遠い。なんせ成田までが遠いし。さすがに土・日で行ける場所じゃない。カナダに比べれば安いじゃんという気にもなるけど,往復航空券だけで5〜7万円ぐらいかかるのだからけして安くはない。いかんいかん。


だいいち,タイにばかり行っているから(今のパスポートになってからタイにしか行っていなかったから)カナダ入国時に不審人物認定されたのではないかという疑惑も,一部にはある。こないだの金曜日に職場で少し話題になったのだが,20代女性・一人・東南アジア方面ばかり旅行していた人,というのは,割に不審がられるのだそうだ(事実未確認。たぶんに根拠のないホラ話だと思いますので念のため)。それってまさしくわたしのことじゃん。1年半で3回タイ。そしてタイオンリー。


もちろん実際にはその英語のできなさ加減の所為だろうとは,わかっておるのですが。不審だからと言うよりも,あまりにとんちんかんな“人の話を聞いていない”受け答えをするわたしに,東洋系男性だったパスポートコントロール係官が「こいつ全く話分かってないからこれ以上話すのめんどくせぇ,イミグレに飛ばしてやれ」という気持ちでイミグレ行きにしたのではないかと今でも疑っている。東洋系だから東洋人に優しいかしらと思ったら全く見込み違いだったわね。どう見ても人畜無害なのに,わたし。


おまけにイミグレでは長い列でさんざ待たされた挙げ句,空いたのが遠くの窓口だったために窓口のおじさんが「Next!」と言っているのを,たった2〜3度聞き逃しただけだったのに,後ろの人に促されて小走りで向かったら着くなり「あんたは耳がついていないのか(若しくはあんたは耳が聞こえないのか)みたいな嫌味までやたらキツイお叱り口調で言われ。近くにいてた係員ぽいおばちゃんも知らせてくれたって良かろう。しかし,その後トロントモントリオール便のチェックインカウンターでも,モントリオールのバスディーポでチケット買うときも,後ろの人に促されるまで「Next!」に気づけなかった。もちろんそのどちらも民間なので嫌味も言われなかったしむっとした顔もされませんでしたがね。近視(乱視併発)で遠くの窓口で人が手を挙げているのなどが見えない上に,耳も遠いのかも……ぼーっと上の空でつったっている時ならともかく,次が自分の順番とわかっていてどこかの窓口が開くのをきょろきょろしながら見ている状態でそれなんだから,ちょっとね。


何が起きたか書いてなかった,そういえば。


カナダ入国時。トロント(ピアソン国際空港)で飛行機下りてターミナルビルについてたらたら歩いて,成田でもドンムアンでもデンパサルでもおなじみの入国ゲートみたいなとこ(名称不明)で,適当に短めの列を見極めて並ぶ。自分の順番が来たらパスポートと搭乗券の半券と税関申告書兼入国カードを係官に渡す。


そこでいつもであれば無言でぽこぽこスタンプ押されて無言でほいっとパスポートその他を返されて終わりなのでそうだろうと思っていたのだが,カナダは勝手が違った。なんと係官があれこれ質問している。なんだか会話が成立している。待っている間にそれが分かって,自分の順番が来るまで冷や汗だった。辞書も何もかもスーツケースに放り込んでいたので。列進むのが遅いからイライラもするしね。


そして不安的中。何を言っているのか殆ど分からない。推測で答えるのが余計タチが悪い。しかし,なんやかしの意味不明なやりとりの挙げ句なんか言われて(意味は分からなかったしもう忘れた。ゆあきでぃんぐとかのーきでぃんぐとか?)解放されたのでゲートを抜けて,飛行機で隣の席だった人が(到着して席を立つあたりで初めて会話を交わしそこから一緒に歩いていた)待っててくださって,彼女が「厳しい〜」と仰るので「やっぱり色々聞かれました?」とかなんとか言いながらバゲージクレームへの階段を下りようとしたら。階段口のところで別の係員に,「イミグレーション行って」と言われて,通路の先の方を指された。当然(?)彼女はスルー。パスポートコントロールとイミグレーションが別々に存在することをまず知らなかったわたしは全くわけが分からず,何の不備があるかも分からず,「イミグレーションへ行け」の意味するところもわからず,イミグレーションという場所があることも分からず,(そもそも,ゲートを抜ける=次に進める,だと思っていた),その辺をうろうろ。3度目のうろうろぐらいで,イミグレの看板をはっきりさされて,初めて,イミグレーションという「場所」が存在することを知った。


その先は,まぁ。何で自分がここにいるのかわからぬままなかなか進まない列が進むのをちんたら待って,順番が来たら上記嫌味を言われたけれど,パスポートと搭乗券とその先の航空券一式とを見せて,おっちゃんが最初の宿の予約を見せてと言うからプリントアウトして持参していたメールを見せたら,なにやらフムフムと読んでいたけれど,それだけで(それ以上の尋問はされず)釈放された。


この出来事でわたしが,待っている間もそして今も心残りになっているのは,隣の席だった女性に何も言わずに離ればなれになり,それきりになってしまったことだ。わたしが戸惑ってうろうろしていた間は待っていて下さっていたので,その後も長い間待たせてしまったのではないかと。彼女はカナダ2回目(前回はバンクーバー)と言っていたし在トロントの友人がいるとのことだったので,いずれわけはわかってくださっただろうとは思うのだけれど。イミグレに行けと言われた時点でわたしが何が起きたのか分かっていれば,「じゃ,ここで」という挨拶ができたのに,それすらできなかった,と。バゲージクレームで少し探してみたけれど,当然のように姿は無かった。


もう一つ後悔しているのは,彼女と同じ列に並ばず空いている列に並んでしまったことだ。同じ列に並んでいれば,やう゛ぁい,と思ってから自分の順番になるまでの間に,「よくある質問と回答」や対処法を聞いておくことができたのだ。


それ以前に旅行ガイドブックをちゃんと読めっちゅぅ話もありますがね。でもさぁ。ほんと。パスポートコントロールで係官と口頭でやりとりしたのすら初めてですもん。どこにでもFAQは書いてあるしそれを知ってはいても,実際に訊かれないのがこれだけ続けば(たぶんEUに入ったとき@ヒースローも無言だったはず),そういうもんだと思っちゃうじゃん。さいとしーいんぐ,ないんでいず,とろんと・もんとりおーる・けべっくしてぃ,が限度ですって。それ以上きかないでってば(日本語で訊かれたのなら答えられますが,もちろん)。


すんなり入国させて貰えなかった(英語以外の)要因として,9日間の旅行だけどカナダ滞在期間は8日間なのにわたしが入国カードに9日間と書き,口頭でもそう言ったということも捨て置けない。イミグレのおじさんに最後の最後で「9日間じゃないでしょ,8日間でしょ」と指摘されて初めて気づいたんですが。長いこと「金曜から土曜までの8日間の旅行」と思い込んでいたのを保険の申し込みの時に9日間であることに気づいて,それが逆に頭に残りすぎていた。9daysと書き,そう言い,でも見せた航空券(全部だよ)によれば8日間だった,と。で,コイツはアヤシイと。


だからって,わざわざイミグレーションに飛ばさなくてもねぇ。イミグレで新たに見せた物は最初の宿の予約確認メールのプリントアウトだけだし。おっちゃんにさんざ色々つっつかれただけだったよ。ほんとにね。


北米恐るべし。それでも最後まで「入国しちゃダメ,ここで帰って」となる可能性があることに気づいていなかったあたりがお気楽すぎるか(M氏に指摘されて気づいたのよ)。


西武−日ハム,劇的な幕切れ。すげー。


場内満員。盛り上がっているなぁ。プレーオフいいなぁ。あと7試合ばかり消化試合の残っているまったりした気分をなんとかしてくれ……。


途中テレビ見たりごはん食べたり休憩したりで,書き終わったら外は真っ暗(ちょうど6時です)って,どういうこと。それにしても日が暮れるのが早くなったなあ。雨降りとは関係ないだろう,これは。真っ暗だ。6時なのに真っ暗だ。先々週の日曜日の夜6時はまだ夕暮れが始まってもいなかったというのに(サマータイムの上カナダ東部時間帯の中でも西の方だったという背景はあるけれど),この落差は何。


体調はほぼ恢復。しかし結局一日室内で過ごしてしまったな。晩ご飯どうするかなぁ。明るくて雨も降っていなければ食事がてら外出したい気分だが。めんどくさいけどコンビニ(徒歩7分ぐらいか)ぐらいは行くか。コンビニエンスストアごはんではなく普通にごはんを食べたい気分なのだが。普通にごはんを食べさせてくれるところや食材を購入できるところ(つまり駅前)まで行くのが遠い感じ。といっても12分ぐらいだからあまり変わらないかな,いや,違う。


この週末にやろうと思っていたことを1つ思い出した。アパートの賃貸契約更新。すげー重要じゃん。リミットは15日。って,早いよね。11月30日ぐらいからなのに。


今度の三連休で大丈夫なので,土曜日にでも。