HDD-DVDレコーダを買いましたよ。


新宿西口駅の前〜のお店。ここで家電を買ったのは初めてと見た。でも,さく○やもビックカ○ラも,一昨年の暮れに財布を盗まれたときにポイントカードは無くしてしまっているので一緒(持っていたところでどのみち有効期限は過ぎているわけですが)。8万4千円でした。高い。


先日「買おうかな」と書いたときには,実はここまで高額な商品だとは思っていなくて,1万円そこそこのものだろうと思っていた。どうやら,DVDプレーヤと勘違いしていたらしい。


レコーダでも安いのは3万円台ぐらいからあったのだけれど,売り場にたどり着いた時点で十分すぎるほど疲れていてそれ以上いろいろ考えるのが面倒だったので(←出た),店頭で「オススメ1位」と書かれていた機種を買ってみた。そんな鴨葱,じゃないや,都合のいい客でいいのか,俺。9月24日発売の割に新しいものだったし,そりゃ高いよな。無駄に地上波アナログチューナが2つついた機種,というだけで分かる人には分かるかもしれませんが,えねるぎーとえれくとろにくすのたらちゃんなメーカの物です(疲れています)。


いやしかし,面白かった。結果的にはそのメーカの物を購入しているのだから戦略としては間違っていないのかもしれないが,このメーカ(以下C社と示す)のパンフレットデザイン及びリモコン&設定画面のユーザインタフェイスの悪さが,感動的なまでに破格のシロモノなのだ。今回,対立候補としてB社の製品も検討したのだが,B社はまずパンフレットがわかりやすい。白物家電風というか,AV機器よりは電子レンジや冷蔵庫の商品パンフレットのノリのデザインで,もともと或る程度の知識がある人間にとっては「それは違うよ」と言いたい部分や説明不足の部分もあるのかもしれないが,“なんとなくVHSから乗り換えよっかな”層にとっては,VHSビデオとの違いを含めて「何ができるのか」「どこが便利なのか」がわかりやすく配置されている。それに比べてC社の,“得られる効果の具体的説明よりも専門用語の方がQ数が大きい”あたりは,売る気があるのかどうか。一応盛り込むべき内容は全て盛り込んでみました,と言わんばかりで,C社の機種ごとの「できる」「できない」も巻末の解説ページと読み比べないとピンとこないし,B社とC社の機能比較なんてしづらいったらありゃしない。そもそもA4パンフの本文Q数が10Qっていうのはね(笑)


そしてその違いはパンフレットに止まらず,リモコンを使った各種操作のしやすさにも如実に表れている。リモコンのボタン配置がでたらめで直感的に使いにくい上に,画面に出てくる「このボタンでこれができる」という説明も今ひとつ分かりにくい。主立った機能ごとに最初に押すべきボタンが違うので,その機能を終了して別の機能にうつるときにどうすればいいのかも分かりにくい(ホーム画面みたいのがあってほしいわけ)。


家電的に使いたいのであれば,絶対B社の方がオススメだ。使い勝手がよさそうだし,外観のデザインもシンプルでコンパクト,なんたって起動速度とコピー速度が(C社に比べて)圧倒的に速い。


それでもC社のを買ってしまったのは,結局Wチューナがそれだけ魅力だったからなのだけれど。実際ほとんど録画したり見たりしないわたしがWチューナを使うほどにたくさん録画するのかという疑問は,残るわけで。あとは,C社の製品はパソコンからLAN経由でいろいろ操作できるというのが魅力ではあった。どんなにリモコンや操作画面が使いやすいと言っても,やはりWEBブラウザとキーボードの方が使いやすいに決まっているので。というわけで,文句ぶーぶーのリモコンは,使わない方向で。


この機械の導入に伴って,ケーブルテレビ(含むNHK-BS)の放送を,HDD-DVDレコーダ経由でないと見られなくなってしまった。家に帰って野球を見ようと思うだけで15秒ぐらいかかる。ちょっとぐはぁ。