講談社現代新書の装幀が一新され


今日の帰りに書店で平積になっているのを見たが。う〜ん。


もともと前のカバーデザインはそんなに好きじゃなかったから,単品で見たときには新しい方が断然洒落てると思ったんだけど,いざ書店にずらっと並んでいるのを見るとこれが案外各タイトルの見分けがしにくい。


作者ごとなのかジャンルごとなのかに色分けされた四角形が中央にあって,その上にスミベタのゴシック体でタイトルと著者名,だったかな。シンプルでかっこいいんだけど,中央の大きな四角形の色にばかり目が行って,その上のタイトルが頭に残りにくい(注意がそがれる感じ)。前のデザイン−−地色は卵色一色,明朝系のわやっとしたタイトルにかぶさってなにやら内容に応じたアヤシイイラストが入っている−−の方が一見ごちゃっとしているようでいて実はタイトルの視認性が高かったというのは,ちょっと意外。


今のデザイン(新潮文庫のマイブック2004年版のカバーにイメージは近い)もその内慣れるだろうけれど,現代新書ならではの親しみやすさが薄れ,やや高尚ぶりが見られる。さっそく新装版の「おたくの精神史」とか「キャラクター小説の作り方」が並んでいて,ちょっと笑えた。


http://shop.kodansha.jp/bc/books/gendai/:オフィシャルサイト。新デザインが見られるですよ。