平安神宮


快晴,小春日和,てくてく歩いて平安神宮。高いので入ったことのなかった神苑に入る。いい感じのお庭だったけれど,思いっきり時季外れだった。や,分かってて入っているのだが。桜の季節か杜若の季節がいいだろうな。池の水面に鯉の背びれと尾びれが描く流線に見入ってみたり。


そんなことはどうでもよくて,七五三詣ですよ。右を向いても左を向いても,かわいい振袖姿のお嬢ちゃんや羽織袴のお坊ちゃんでいっぱい。全く予期していなかったので,最初に七五三詣のお嬢さんを見かけたときには「そうか,七五三,今日もいるんだ!」と驚きでしたが,一歩境内に足を踏み入れたらもうわんさわんさとよりどりみどりで。


本気で「むはー」って。鼻息荒い変な人と化していたよ。


7歳の女の子がみんなかわいいんだよね。疲れて寝ちゃってる子やだっこされてる子も多い(つまりまだあんまりわかってない)3歳の子と違って,自分がおめかししていること,今日は大人しくしてるべき日だってことを知っててちょっとおませさんになってがんばってる。だけどまだすれてもいないんで他の子とおべべ比べに目が血走るでもなく成人式みたくけばけばしくもなく。両親や祖父母にかわいいかわいい言われて写真いっぱいとってもらって自分が主役の一日のうれしさが顔に出ていて,なんだかかわいいぞー。天気も良かったしね。振袖に帯を華やかに結ってしごきもつけて,頭も日本髪風のまげつけて,くそぅ,かわいいぜ。はぁはぁ。


さすが平安神宮と言うべきか(貸衣装&着付けプランがあるのね),付き添いのお母様も和服をお召しの方が多く。訪問着が一番多くてあとは小紋か色無地といったところか。主役は娘っこの方だからどうでもいいっちゃぁどうでもいいんだけどついついそっちにも目が行ってしまうわたくし。いいもん見させていただきました。


女の子は着物の子がほとんどだったかな。男の子も着物が多かった(これまた小生意気でかわいい)けど女の子よりはスーツ姿も見られた。んで,グレーの半ズボンスーツにえんじ色のネクタイ(結び下げ),ハイソックスに革風黒靴という激ぷりな男の子がいて……いえ,その,わたくしけしてアヤシイ者じゃないんで。