おなかいっぱいざんす


某所で某出版社(?)のパーティー(?)があり,縁あってこっそり潜り込ませていただいてきた。会の主旨や内容はさておいて,形式・状況は絵に描いたようなそれで,そんな経験後にも先にも滅多にないだろうから物珍しく貴重な体験だった。


会場は西新宿にある某ホテルの宴会場。完全立食ビュッフェ式で,料理は部屋の両端の壁際にずらっと並べられ,フロアには小さ目の丸テーブルが30弱ぐらい散らしてある。飲み物は瓶ビールがテーブルに置いてあって,別のドリンクブースにはビール含めアルコール/ノンアルコール数種類。


料理は和洋中色々ちょこちょこで品数はそれなり(全種類制覇する人は実際にはあまりいないだろうけどその気になれば楽勝,ぐらい)。味はまずますで,どれも普通においしかった。ビュッフェの温かい料理がおいしいってのが初めてだったので驚いた。庶民派ビュッフェ(「食べ放題」とも言う)の料理は温熱器の上でもたいがい冷めていたり味が落ちているものなので。


途中から出てきたデザートが,デザートビュッフェ並のバラエティでうれしかった。オリジナルケーキ含めケーキ数種類,プリンっぽいもの,小さなカップ入りムース系数種,シャーベット数種。などなど。デザートは何故か妙にマンゴー系が多くて,半分凍った状態のしゃくしゃく生マンゴーが乗ったマンゴー味のケーキがたいへんおいしかった。


最初にエライ人の挨拶があって白い発泡ワインで乾杯してしばし歓談,途中ちょっとした演出が入りまた歓談,最後に締めの記念撮影をして正味2時間強という構成もきっとオーソドックス。


こういう場では積極的に色んな人と話をするのがお約束なのだろうけど,慣れないしタイミングを測るのが得意じゃない。知っている人もあまりいないので,たまに顔見知りや同行者の顔見知りの人を見つけたら挨拶する程度で専ら食べていた。というか,ずらっと並んだ料理のほうが気になってしまって(本末転倒/マイペース)。


目下「減量中」のくせに,乾杯の発泡ワインを文字通り「乾杯」した時点であっさりリミッタが外れた。料理で3巡デザートで2巡。3巡目で取ってきた皿をテーブルの上に置いて場所を外している隙にホテルのスタッフの人に片づけられていて,それが今でも心残り。


アルコールでほろ酔いになった所為でどうやら喋る方でもリミッタが外れたようで,たいそうよく口も動いたものであった。