嗜好品の値段


うちも今日(土曜の昼下がり)コーヒー豆を切らした。普段は200g買っても随分長持ちしてしまうのだけれど,今回はかなまるが来たこともあって消費が早かった。先週末が悪天候で外出できなかったのも敗因で,買っていた200gをあっという間に使い切り,前にかなまるからもらっていた30gの有料お試し版だかのコロンビア(UCCのネット通販かな?)も消費。紅茶はあるけれど最近コーヒーを飲むことの方が多く,特に休日の朝はコーヒーを飲みたいので,明日の朝の為に土曜中に買っておきたかったのだけれど家でだらだらしていたので行けず。明日の朝はコーヒーがない。かなり辛い。


コーヒー豆ならコンビニエンスストアでもスーパーマーケットでも売っているから当座しのぎにそれを買えばいいようなものだけれど,駅北口徒歩5分(?)の自家焙煎のお店で買いだしてからは,ほかで買う気がしない。その店に拘泥しているという意味ではなくて,まず,挽いていない豆の状態(焙煎済み)で買いたい。お湯を沸かしながら手回しミルで豆をごりごり挽くのが楽しいのさ。


楽しいというだけでなく,品質保持の意味もある。上に書いたように200gでも通常飲みきるのに1〜2か月(20杯ということは1週末2杯で10週,4杯としても5週)かかる。ほんとは100g単位で買うべきところを割高になるのと頻繁には買いに行けないのと(たまに暴飲するのと)で200g買うのだが,淹れるたびに挽くからまだ飲めるけど,挽いた豆で開封してその期間は香りも飛んでしまうだろう。


嗜好品というのは恐ろしいもので,鈍感で大雑把な舌のはずなのに,味によって消費速度に露骨に違いが出る。それも無自覚に。1杯2杯なら当座しのぎが有効だけれど,今ひとつ気が進まないのに買った200gの挽いたコーヒーなんて重荷にしかなるまい。


挽いてなければドトールやスタバの類の豆でもいいし,コンビニにも大きなところなら豆のままのもあるかな。でも今日はその時間もなかったから,無理して買うぐらいなら日曜においしい豆を買いに行こうと。


今にして思えば,帰りにコンビニでドリップオンの類のを明日の朝用として買ってくればよかったんだけどな。どうせ職場で飲むんだから。


仕事中はドトールのドリップパック(ゴールデンモカブレンド)を常飲。職場の近くに店があって気軽に買いに行けるからなのだけれど,今し方道楽娘さんご紹介のブルックスのサイトを見ていて「1杯19円」にかなり心惹かれてしまった。ドトールは10%オフでも12パック入り600円。ちかごろコーヒー消費激しいから節約度はかなり高い。


でも通販(というか宅配便)大嫌いだから厳しいなぁ。パッケージが大きくなければ職場に送ってもらってもいいけど,うぅむ。置き場もないし。うぅむ。


そいや,職場の給湯室に1×1のカリタドリッパが置いてあって,持ち込み主に申請すれば使わせてもらえそうなのだけど,やはり挽いた状態と比べると1回分パックの方がおいしいだろうか。どうだろう。1日3杯はかたいので200gが1週間強の計算。キャニスタと濾紙を買うとして,見積もってみるか。


ちなみに近所の豆屋では常に200g720円のマンデリン。インドネシア好き。しかしトラジャは高いのでマンデリン。こないだフレンチロースト買ったらカフェオレがすげーうまかった。んでもドトールは常にゴールデンモカブレンド。なんとなく。


先だって回る寿司を食べていたとき,後からきた常連らしいお客さんが「いつもの」と言ったのを聞いて「かっこえ〜」と思った。残念ながらわたしはごはん屋さんでは毎回注文に迷ってえらい時間をかけてしまうぐらいなのでどんなに常連になっても「いつもの」にはならないだろう。だけど,どうやらコーヒーはかなり「いつもの」な感じのようだ。少しは開拓すればいいのに,ごはんと違って1回こっきりじゃないから冒険しづらい。1回こっきりのはずのドリンク購入もたいていは「テイクアウトでソイラテMお願いします」「コーヒーにお砂糖,ミルクは……」「いりません」ばかりですが。