27歳


Vリーグのファイナルを前に,ふと第6回の決勝戦のことを思い出した。大学を卒業した春のことで,その当時の選手や知り合った友人に26歳の人が比較的多かった。まだ100%学生感覚だったわたしにとっては知り合いにも親戚にもいない未知の領域であり,すごく年の離れた大人であり,随分気後れというか緊張もしたものだった。遠い存在だった。


わたしは今27歳で,いつしかその年齢さえも超えている。しかし,自分があの時感じていたような大人にはなっていないのは勿論のこと,周りを見ても,おおかた,26〜27の人間に対してそこまで気後れすることもなかったなとも思うのだった。


何年経っても2者間の年齢差は変わらないから,彼らに対しては今でもおにいさん・おねぇさん感を持ってはいる。しかし,その当時感じていたよりも距離感は縮まっているように思う。少なくとも,ここ1〜2年で知り合った人に対しては,彼らの年代でも(それより上でも)ほぼ同年代・同世代の感覚で付き合っているし,当時その年代で活躍していた選手の多くは今でも現役で,彼らが歳を取っているようには見えない(悪い意味ではなく)。


それはつまり,僅かかもしれないけれど自分の方が追いついている感覚。おそらく,学生かそうでないかの違いとして説明できることではあるのだけれど,うん。でも,一方で感慨深くもある。あのおにーさん・おねーさんの歳に自分がなったんだなぁ,と。尤も下に年の離れた友人がいないので「おにーさん・おねーさん」側の立場というのはわからないままなのだが。