仮託


ケーブルテレビの音楽系チャンネルをたまたま通りかかったら,川本真琴「桜」のPVが流れた。大学時代の前半ですかねぇ。好きだったなあ。mp3も持っていたし(なんか違う)。


当時カラオケでよく歌っていたけれど,この歌改めて聞くとやはり相当難度高いよ。無謀だったものだ。


思い出していろいろ懐かしくなる程度には,人並みに青春時代を過ごしていたということか。


「桜」の前がくるりの「春風」で,このPVが高校生男女の甘酸っぱいドラマ仕立てでたいそうかわいかった。「桜」の歌詞にしても「春風」のPVにしても,自分自身はそこに出てくるような経験はしていないのに,まるで自分の青春時代を振り返っているかの如き気分になってしまう。


とはいえ同世代(同年代)のときも,漫画にしろ小説にしろ歌にしろ,気持ちだけ同調していたものなので,そんなものなのでしょう。