「まで」


上述の「代理わたらせ」企画,「4/4(月)まで開催」とあったのでわたしは4/3いっぱい(4/4の0時をもって終了)と思っていたのだが,今日も続いている。あ,もう終わったかな(今4/5の0:03)。


ちょうどつい先日,この「まで」の話が出た。かなまるがそのとき抱えていたなんかの締め切りが「4月1日まで」となっていて,それは1日午前0時を過ぎたら受け付けてもらえないものなのかそれとも4月1日の間は大丈夫なのかわからない,と。(そんなこと気にしなくてもいい時間に提出しろっつぅツッコミはこの際無しで)。


相手が(タイマーセットされたキカイではなく)人間で会社員の場合,「4月1日まで」がたとえ「3/31中」の意味であっても「4/1の0:00以降は無効」ではなく「4月1日の朝に出社したときにあればOK」ぐらいの意味であることが多いと思う。逆に,4/1を含んでいても,だいたいは「4/1の営業時間内」の意であって,4/1の23時とかは想定していないと思う。


斯様に,この「まで」という言い方はごく自然に使われているわりに,解釈が分かれる曖昧な部分を含んでいるように思われる。時刻で指定されればそこがお尻とわかるのだが,時間で指定された場合(=幅がある)にその時間を含むのか含まないのかがわかりにくい場合がある。


どうなんだろう,普通含むのかな。自分が指定するときは自然に含んでいる気がする。展覧会とかイベントとかの会期の場合は含んでいるよね。日常で頻繁に使われているからには,普通の人は悩まない(スタンダード解釈がある)ということでしょう。それとも他に適当な代替表現がないだけか。


正確を期すなら「●月●日の●時まで」のような時刻指定に越したことはない。または「当日消印有効」とか。だけど,「代理わたらせ」企画のヘッダ告知みたいなキャッチっぽいものにいちいち時刻入れるのも冗長だし。


わたしが依頼文書に期限を書くときには,そんな悩みが無駄に作用して「●月●日AM中までに」といったわけのわからん表現をしてしまうことがしばしばある。「●月●日中までに」とかね。それって「まで」は不要なのではという話。「故障中」の「中」みたいなもので,よくよく考えるとオカシイ。いや,よくよく考えなくてもオカシイ。バリエーションとして「●月●日午後イチで」とか「●月●日AM中を目処に」とか。それなら日本語としてはおかしくない,はず。