帰りに最寄りスーパーマーケットで明治乳業の「ティアレンス」マンゴー購入


少し前にコンビニエンスストアでも見かけていて,その時は買わなかった。その次にスーパーマーケットで見かけたときもやはり買わなかった。が,今日はどういう風の吹き回しか,興味本位で買ってみた。


単に好みの問題かもしれないけど,食料品にモノトーン系のパッケージデザインはかなりきわどい。洒落ているとは思うのだけれど,いざ購買意欲(手にとって籠に入れる)には結びつきにくい。スタイリッシュとか高級感とか,そういう演出で敢えてこのパッケージなんだろうけど。味はおいしいけどこのパッケージデザインで長生きしそうにはない,かも……。


何が問題って,デザートであることとマンゴー(味)であることは見てすぐにわかるけど,さて何のデザートなのかが陳列されているのを見ただけでは俄には判別つかないってことだ。最初にコンビニで見かけたときにはマンゴープリンかと思っていて,スーパーマーケットで隣に「白桃」があったから「んだばプリンではないのかも」と思い,だからって何かわからんのはわからんまま。買って家に帰ってパッケージ開けたら見た目クリームっぽい。クリームっぽいのの中にマンゴーの果肉が点在している。


「なんだろう……生クリーム系か?」などと思いながら途中まで食べてようやくパッケージ前面に13Qぐらいで書かれた「premium yogurt dessert」の文字に気づいた。言われてみればヨーグルト以外の何者でもない味だが,知らずに食べると分からないものだ(←これはわたしが極端なだけであって普通の人は一口食べれば分かると思います,念のため)。


フルーツ入りヨーグルトのパッケージデザインってどれも似たようなもので,お世辞にも都会的とは言い難いものはある。なのでこのパッケージ,斬新だとは思うし好きだけど……講談社現代新書みたいなものか。内容物の想像が付きにくいものをとりあえず試しで買ってみるかどうか,それはその人の性格にもよるだろうけど,こと食品(それもデザート)に関しては保守的な消費行動が見られるのではないかと。


「ヨーグルトだよ」と書いていないわけではないのだがデザイン上目立たない。いずれにしてもカタカナで「ヨーグルト」とは書いていないから,アルファベット綴りを読めなければ「種類別名称:はっ酵乳」しか判断材料がないわけで,やはり少しわかりにくいとは言えるだろう。だからダメって言ってるんじゃないよ。


ノリ(方向性)としてはコンビニデザート系の装い方してると思う。だから,よくあるフルーツ入りヨーグルトのパッケージデザインだとせっかくのデザートなのにどことなくランク落ちした感があって興ざめ(わびしい気持ちが)するという向きには,適しているかとは思う。(値段も味も同じでも,人の気分は見た目に大きく左右されるものだ)。例えば一部ダイエット中の女子とか。