映画「イン・ザ・プール」


田切氏の出演作品,というだけの事前情報で「わたしも観たい!」と挙手した次第だったが,おもろかった。とにかく笑って笑って,消化に専念したい胃袋(と身体)の邪魔をしてしまったよ。そして小田切さんもめちゃかわいかった(彼の回想シーンで出てくる「3年前」設定が特に)。ベージュの細身のスーツ(セットアップ)がかわええ。


前に劇場で観たのはおそらく「笑の大學」。日本映画ばかりだ。ハリウッド映画が嫌いなのではないが,どうしても(日頃映画と接していないだけに)映画ってのはああいうものばかりなのだろうと決めつけているきらいがあるので,そうでない映画を観るのは楽しい。


以前は,日本映画は,敢えて劇場の大画面で観る必要があるとも思えなかったしいつもタダで観ている人達ばかりが出てくるし,おまけに作品自体もあまり時間をおかずに地上波でテレビ放送されるから,ちょっと勿体ない感(コストパフォーマンス悪い感)を持っていたのだが,今は日常テレビを観ない(テレビドラマ含)ので,そういうがっかりさは覚えなくなったかな。日本人と比べて外国人がエライわけでもないし,逆にテレビで海外ドラマやってるし,意識として「日本物=テレビドラマ,外国物=映画」といった(自分の)固定観念については垣根崩れている気がする。


観たいときに観たいものだけお金払って観る。


キワモノ神経科医と愉快な患者達の物語。とらえようによってはデリケートな素材だろうが,そんなことは気にせず馬鹿笑い。本人辛いだろうとは思うのだが申し訳ないけど笑ってしまう。機会があれば原作読んでみたいけど,でもあれは松尾スズキ氏の為せる部分大な気が。