ヨメイリノキモノ
着物二大雑誌の秋号が出ていた。いつも特集は二誌被っていて,今回は小紋。
見ているといろいろあって楽しい。一番自由度高い(指す幅が広い)な。実際に着る機会はそうそうないけど。(気軽に着るにはめんどくさいけど偉いとこには着ていけない)。うっかり欲しくなるけどキリがないってね。
しかしその「うっかり」の所為でけっこう持っている。袷が悉皆屋に預けっぱなしの縮緬菱形びっしりと祖母から借りだした青一色飛び柄(素材不明),単衣は紺地に生成の幾何学模様,ほんで紫地に白の芝草の絽。紬地でも小紋っぽい雰囲気のが2枚(袷と単衣1枚ずつ。どちらも母親のなので袖通したことないけど)。自分で買った古着は気にならないけど母親や祖母のは畏れ多くて着られない。
その特集を見ていて,こないだ書いた「お昼におでかけできそうな浴衣」って,つまりは「木綿地の小紋を半襟なしで半幅帯で素足で着てる」っつー感覚(そういう柄の浴衣が昼に似合う浴衣)ってことに気づいた。絹物に比べてめんどくささが格段に少ない(家で洗濯機回せる)し,色や柄のバリエーションは豊富だから,プリントワンピースレベルまで降りてきてくれる。生地や柄をよくよく選べば夏以外でも着られないだろうか。
あとは「いいとこのお母さんとお嬢さんのツーショット」コーナーが26歳のお嬢さん特集で,年齢が近いので参考になる。訪問着いいなあ。成人式の振袖はさすがにもうついていけん。七五三は言うに及ばず(七五三は寧ろ親側)。
着物雑誌を見ると触発されるので,またぞろ「帯が……ぶつぶつ」。
もしも仮に,結婚するからってんでなんかするとしたら(実際にはしません/する気もありませんけれども),
- 洗い張りした後未仕立てでうちにやってきた訪問着(らしい。詳細不明)に刺繍紋入れて仕立ててもらう(30代想定だから八掛は替えたい。となるとちょっと大がかり)
- ↑に合わせた袷の袋帯(自分で結べないくせに) +小物
- そこそこ礼装用草履(時間かからないから機会ができたときでいい)
- 絽の長襦袢
- 冬のコート
- 雨ゴート
- 単の名古屋帯(勝手に買え)
- 絽か絽綴れの名古屋帯(勝手に買え)
- ポリエステルの小紋(好きにしろ)
こんな感じかな。優先順位は上から。
昨日だったか一昨日だったか,秋雨っぽ〜い中を歩いて帰っていて,わりと過ごしやすい涼しい気候だったので「こんな日は着物も風情があっていいなぁ」などと思ってしまった。雨グッズは爪革付の雨下駄だけは買ったんだけど,そこから先が続かない。