伝統の愛校心
早稲田4−1慶應
六大学秋のリーグ戦早稲田2位で慶應5位(実質最下位みたいなもの?)ならこんな感じなのかしら。慶應の2番手で最後まで投げた加藤が,8回裏に1失点こそしたもののいい感じだった。
早大の武内は2打数1安打で首位打者。3番で左打ちなところといい体型といいやや岩村とかぶりそうなキャラ。打席で落ち着きがないのは早稲田の左打ちの伝統なのか(笑),でもオープンスタンス。
一塁はリグスがいるんで1年ばかり戸田で鍛えてもらおうか。
それにしても今年で102周年って途方もないなあ。全然ピンとこないよ。日本の野球史とそう変わらないんじゃないのか(よく知らないけど)。大学になる前から早慶戦やってたってことになるのかしらん。(私立が大学扱いになるのってわりとあとだよね。でも1903年って日露戦争の前の年だからだいぶ時代下がってるか。どうも明治時代は45年もあるのに流れと時代感がさっぱりつかめなくていろいろ混同してしまう)。
わたしは「客多いな」って思ったけど,解説をしていた両大学の前監督によれば「お客さん少なくて寂しい」っていうんだからね。そりゃ102年の歴史と伝統の前には国鉄スワローズなんてお呼びじゃないよねー。明治神宮球場は大学野球の聖地です。プロ野球なんてこっそりひっそり遠慮しぃしぃ使わせていただいているだけです。ええ。
でも,1年以上ぶりぐらいで(4月の開幕直後にNHK-BSで中日戦放送してたのは神宮だったかもだが)神宮球場をテレビでみたけれど,青いスタンドと芝生が綺麗でいいよ。やっぱり野球は外だよー。建て替えや新球場建設(?)は嬉しい話だけど,ドームはやめてくだされ。ドーム球場ならすぐ近くに巨大な白いメロンパンがあるじゃん。
でも毎年秋に日程がぐだぐだになるし,きっとやる側にとってはドームが何かと都合がいいんだろうなあ。さてどうなることやら。尤も個人的には今時オリンピック招致という発想には賛同しかねるんだが。
時に,大学を卒業してからの知り合い(主に仕事関係)には何故か早稲田出身の人が妙に多くて(逆に慶應はいない),その中でひとり,野球好きではないけれど早慶戦はよく見に行っていたという人がいたっけな。老いも若きも右腕振って都の西北歌っている様は傍目にもすげぇな,と思いましたわ。そんな,ねぇ。
ただ,逆にそのひとり以外からはそういう話を聞いたことはないんで,みんながみんな早慶戦で燃えるわけでもないんだろうけど。あそこも規模の多い大学なのでいろいろいて当然だよね。
個人的に国立マンセーな上にまして関東となると興味関心皆無,関東の私大の人気ランクや偏差値ランク(含む学部格差)も全く知らないし(MARCHなる言葉をつい半年ぐらい前に知ったぐらいだ),六大学の何処が偉いの? って思いもあるわけですが,ただしそのうち7割ぐらいはほんとに無関心だけど残りの3割には僻み(貧乏人の僻みとか不合格だったからとか東京へのコンプレックスとか)要素も含まれているだろうね。もともと伝統とか歴史とかという言葉に弱いし,自分の辿ってきたものや所属していた場所にたいへん愛着を持つから,もしどちらかの大学に行っていたら,何かにつけぎゃーぎゃーやっていたかもしれない。それは否定しない。自分自身には自信がないのに所属や肩書きでえばりたがるところがあるので,そりゃもうえばりまくるだろうな。