宮崎あんたほんとに偉いな


明日もとい今日のハンドの試合。


最寄り駅から体育館の間の徒歩30分を徒歩以外で繋ぐ手段として市民ふれあいバスにたどり着くまでに,わたしが一体どれだけのパワーを費やしたか(苦笑)。わたしはこの手の検索は下手な方ではあるが,そうでなくても,ちょっとは骨が折れると思うのね。


したら,今日更新された本人のブログに「ふれあいバス」の停留所はもとより,試合開始に間に合うバスの時刻まで懇切丁寧に貼ってあった。日本リーグ公式webページの会場案内には「最寄り駅徒歩30分」までしか載っていなかったのをしっかり補完。なんなんだこの親切ぶり。個人のブログですよね? オフィシャルwebもあるしそっちのデザイン見た感じでは誰かしら噛んでいるんだろうけど。


ハンドボールメジャー化宣言!革命的プレーヤー『宮崎大輔』!


欲を言えば「土足不可」への対策もいただけるとより助かったのですが。……どうしよう。室内履きなんて持っていないぞ。しかし何か履かないと汚れそうだし寒そうだ。さて。


それにしても,と,休日の昼夜逆転生活の所為でさっぱり寝付けない頭でもって薄暗い夜明け前につらつら思ったものよ。しみじみ,便利な時代になったものだ。


例えばこれが,かの「スポーツマンNO.1決定戦」が初めて行われた1993年だったとしよう。この時たまたまこの番組を見たわたしにとってこの番組は衝撃だったのだがそれはさておき(ちなみに総合優勝は当時ヤクルトスワローズにいた飯田哲也)。ミーハーな中3生ですわ(受験生だったのか)。テレビにかっこいいお兄さんが映っているわ。「うわ〜,この人,超かっこいい」。しばらくは頭がぼーとしていたことでしょう。日記にもずらずらと何ページもつぶして感動を記したことでしょう。


でも,そこで終わりなんよね。感動は,でも次第に薄れそのうち忘れてしまうだろう。将来幸運にも代表の試合(オリンピック予選とか)か何かがテレビで放映されるのを新聞のテレビ欄ででも見つけたら,見るかもしれない。それでせいぜい。


それはわたしが交通不便など田舎で経済力に乏しい中学生をやっていたからではなく,仮に東京都内で安気な一人暮らし会社員をやっていたとしても,テレビ放映された同じ週の週末によその県のそれもベッドタウンっぽい街(きっと)に試合を見に行くことは事実上不可能に近かったと思う。


近々の休日に試合があること,会場が自宅から行ける範囲にあること,競技の基本的なルール,それらの情報を得る手段は書籍が唯一といって過言でないと思う。それも,よほど本気を出してそれなりに大きな書店で探さなければ,近所の本屋では手に入るまい。1冊だけでは済まないだろう。まして,会場最寄り駅から会場までの行き方(「ふれあいバス」の路線と時刻表)に至っては,おそらく都内ではそうそう手に入るまい。


それが今では自宅に居ながらにして,ほんの数時間ですべて手に入れられるようになった。仕事が休みで検索の時間の余裕があったことは大きかったけれど,自分で調べていなくても,こうしてブログに全部掲載された。


旅先のレンタカーで初めてカーナビを使ったときにも,なんて便利なものができたんだと思ったものだ。人の行動範囲は格段に広がった(広がりやすくなった)。それは,単純に考えて,良いことだと思うんだけど,どうかな。もちろん楽しめるかどうかは保証されていないけれど,仮に全く面白くなかった(相性が悪かった)としてもそれはそれで話の種にはなるだろう。明日,家に帰って気が向けば感想書いてトラックバック送ろうと思っている。気が向けばというか実のありそうな感想が持てて且つやる気とゆとりがあれば。なにやらブログは祭りの最中でえらい騒ぎになっているけれど,本人はともかく(本人に自分の存在をアピールする意図ではない)周囲の心ある関係者の目に少しでも触れたら上等……あのノリじゃ無理か。いやなに世の中には奇特な人も一人ぐらいはいるだろう。


しかし,いかなインターネット上でコンテンツが充実していると言っても,ルールについては今ひとつよくわからんかった。そこは書籍には敵わないのか(でも動画が見られる点は書籍より優れている)。今回に限らず時折感じることだけど,初心者が試合を見るために必要な基本の知識をわかりやすく説明したものって,意外とないんよね。初心者向けというのはたいてい競技初心者向けで,それでもだいたいは事足りるんだけどやはり観戦と実戦は若干方向性が違うので,試合観戦のための手っ取り早いあんちょことしては理解しにくかったり過不足があったりする。仕方ないことだが。


ただ,わたしは頭で解決したがり過ぎる傾向があるのであまり良くない。たとえばカードゲームをするにしても,説明書のルールがややこしくてさっぱりわからないゲームでも,既に知っている人に教えてもらいながらだったら案外とっつきやすくて1ゲームもやればとりあえず楽しめるようにはなることは多い。また,メンバの全員が初めてでも,説明をがっちり読み込むよりはとりあえずやってみながらおいおいルールを見ていくもののようで,きっとそれが結果的には一番の近道なんだろう。どうやら運動競技もそういう特性のものらしい。運動音痴(自分ではできない),動体視力や状況把握力が弱い等々のハンデはあるが,ルールにしても,見ながら(やりながら)次第に学習していくしかないんだろうなあ。……といっても参照するものがないと厳しくないか? 中学だったか体育の教科書か副読本に様々な競技の基本的なルールが網羅されていて,定期テストにも出たような。ああいうのが一冊あると便利だろうなあ。ハンドなら載っていそうだ。


時に,世の中にスポーツと呼ばれるものが一体どれぐらい存在するのか考えたこともないがきっと本気で網羅したら基本中の基本のみに絞ってもタウンページもびっくりな家庭の医学並みの書物になってしまうのだろう。


さて。


かねて懸案だった首の後ろ(頭の付け根)の湿疹について,ようやく皮膚科に行った。430円の薬を処方していただき2週間ほど様子を見ることに。どうかあっさり治りますように。


一昨日はテレビの話題ばかり書いていたけれど,実家でひとつ大変興味深いものを見てきた。それについては後日。