WBC
個人的にほとんど(全く)関心がなかったもので,1次リーグの韓国戦に負けた直後から起きた燕本スレの惨状にはみんな何がそんなに腹立たしいのかと本気で首をかしげたものだが(つーか,いい迷惑),日程と天気のお陰で準決勝と決勝はテレビで観戦。どんな相手でも3回対戦すれば1度ぐらいまぐれで勝つだろう。1回目でまぐれ勝ちすることもあるだろう。とか。そらまあうれしいのはうれしいんですが。
選手を貶めるつもりも勝利を否定するつもりもない。どんな勝ち方(勝ち上がり方)であれ,ルール通りなんだから勝ちは勝ち,それこそ勝ったもん勝ち。2次リーグ他力突破であっても韓国戦が3度目の正直であっても決勝の対戦相手は準決勝で力尽きていようとも。でも,結果はあくまで今回の大会の優勝というそれ以上でもそれ以下でもなく,実力で日本の野球が世界一だと驕ることはわたしにはできん。それを手のひら返したようにやれ世界一だとやたら大はしゃぎしているのはへんな感じ。(もっとも,まがりなりにも世界一決定戦を謳った国際大会で優勝したのにマスメディアに全く相手にされなかったらその方がよほど悲惨だ。ちなみに今日職場でWBCの話題は一切聞こえてこなかった。巷間の関心なんてその程度)。
そんな感じで日本にとってはいい結果に終わったけれど,言い出しっぺの某国の思惑が崩れまくった以上,2度目があるかどうか疑わしい。そしたら最初で最後の唯一のチャンピオンとして歴史にその名を刻み続けるわけですな。予定通りに開催されたとして……何年後だっけ,そのときはそのときでまた一から仕切り直しだろうよ。
準決勝や決勝を見ながら「メンツからして勝つ気がないんだから勝てるわけないじゃん」などと暴言を吐いていたけど,優勝してしまったのでばつが悪いわたくし。プロ野球界総力挙げてとはいかないのにはそれぞれ事情もあることだろうし,ぱっと思い浮かぶ有名選手が顔をそろえることがベストのチームとは限らないしな。捕手だけは城島の不在が残念だったが(別にファンではないが),さすがに呼べんわな。それも里崎ベスト9に選ばれたみたいなんで,結果としては問題なかったのだろう。
なんかのときのためにわんさか(とくに投手)連れて行く必要はあるけれど実際に試合に出るのはそのうちの一部。帯同しても試合出てない人たちは,それはそれでいろいろ仕事をしていたのだろうけれど,自チームでは主力の選手がベンチにいてる(または姿さえ見えない)ってのも不思議な光景ではあった。