よっぱらい仕様(シークワーサーサワー使用)


文字を,とりあえず読もうと思えば読むことができる(間違っていても意味は分からなくても)のは,読んでみることさえできない文字に比べて安心感は比べものにならない。んだそうだ。


たとえば,タイとベトナムでは,言葉が分からないのは一緒だが,ベトナムならひょっとしたら街角にある案内板の行き先表示ぐらいは読めるかもしれない。行ったことがないのであくまで「かも」だ。


わたしはフォントによってはタイ文字を読むことはできるようになったが,しかしそれで安心感が増したかというとどうだろう,あまり代わり映えしないように感じるが。しかし,異境で地名がさっぱり読めない恐怖って……自分の手持ちの地図と比べてもなー。


現地で使う地図は,現地語での表記が併記されていなければ使えない。たとえ自分は読めなくても,「指さし会話帳」みたいなものなんだよね。なんせタイのトゥクトゥクの運ちゃんは日本語と英語で書かれている地図が全く読めなかった。


6年間の英語教育は,話せるとか使えるとかわかるとかとはほど遠いがそれでもゼロと比べると比べるべくもなく身に付いているものなのだと,折りにふれて感じる。非ラテン系の文字に出会ったときに特に。


文字と言えば先日発見して面白かったのだが,ラオス語。ラオス語を話す人々はラオス国内に約510万人,ほかにタイ東北部に2400万人(東京外大のwebより)。……4倍以上。


どうやら東北地方の言語はラオス語としてカウントされているらしい。タイ語のイーサーン方言ではなくラオス語ね。


どっちも知らないんだからどれぐらい違うのかわからないが,ラオス語で「ラオス語」と書かれているとおぼしき文字列を「きっとこれは『ラオス語』って書いてあるんだろうな」とは,わたしにでもわかったので,きっとその程度の違いなんだろうと思ってみる。つまり,「ラオス語」と書いてあるっぽい文字列を構成している一つ一つの文字はタイ文字と非常によく似ていて,最も近しいタイ文字を探して書くと「พาสาลาอ」となる。


これをそのまま読むと,発音上はタイ語の「ラオス語」とそっくりになる。そのため,タイ語での表記もこれだったっけと勘違いしたけど,確かタイ語では「ภาษาลาว」だったような(違うかも)。だからって「あ,この人スペル間違っているよ」ぐらいにしか思われないんじゃなかろうかとか思った次第。あくまで印象に過ぎませんが。


よく知っている別の文字と似ているとそっちに引きずられるというのはその通りで,キリル文字のRが反対向いているやつなんかは,「Y」よりも「R」の意識が強くてなかなか。


キリル文字はユーザーが多いので,興味を覚えるものだ。けして


( ゚д゚)
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚д゚)


の為に在るんではないんだからして(きっとAAずれてるだろうな)。


指さし会話帳といえば,ニンテンドーDSの「指さし会話帳」出ましたね(体験版フラッシュあるよ)。なぜ第1弾のラインナップにタイ語が入っているのか。嬉しいけど。