偶然2,というか,いろいろ


そろそろ本気でサンダルが欲しいのと,夏物の衣類でも欲しい物があるのとで,さすがに今週末にはデパートあたりに買い物に行かなくちゃ,と,思っていたら,バーゲン。


マジですか。もうですか。って,7月に入ったものね。なかなか感覚が追いついていない。カレンダーのすすみが早い気がする。何時の間にやら夏至も過ぎていたさ。日もべらぼうに長いさ。


そういえばウィンブルドンはどうなってるのだろう? なんだか,6月の後半がやたら早かった気がするが,サッカーのワールドカップの所為ではなかろうに。


バーゲン,ねぇ。ますます土曜日のうちに行った方がいいんだろうなとは思うのだが……ああ,気が重い。サンダル一足,うわっぱり1枚買いたいだけなのに……。


性懲りもなく,結婚して名字が変わる際に云々,と,かなまるとやりとりをしていた。もともとはポリティカルコレクトの話から派生したのだが。


彼は,周りでそういう話題になると,相手(たいていは女性)に,「相手に『どうする?』って訊ねてみたらどうですか」とけしかけるのだそうだ。


ポリティカルコレクトがどうこうなどと言って細かな名詞なり代名詞なりの表現を逐一云々するよりもよっぽどほにゃらら(よく知らないカタカナ語だった)だ,と,かなまるは言う。でもそれを結婚を控えた(あるいは意識している)女性に直接言えるのはかなまるだからであって,わたしにはいささか躊躇われる。


場合によっては不要な諍いを生むだけではないかと思ってしまうので。でも,そんな風に考えるのは,自分の頭の中の土台がどうしても旧民法じみているからだろう。


もちろん,今は旧民法の世の中ではないことはわかっているし,わたしも旧民法で生きたいとは思わない。旧民法的意識に則って現状を選択したとするのはかなまるに対してアンフェアだと思う。しかしどうしても意識的に補正をかけている状態にはなりがちなので,結果として出現した事象は同じでも,拠って立つところがかなまるとは違う部分はある。


しかし,今後機会があれば男性に訊ねてみるのは面白いとは思った。以前に,かりかりしながらこの手の話題を出したときに或る殿方から「名字なんて全く気にしないから,自分が変わっても一向に構わない」という主旨のメールを貰ったこともあるので,本当に人それぞれなのは聞くまでもなくわかってはいるんだが。


ところで,「妻の氏」を選択するケースってどれぐらいあるんだろう。1%ぐらいはいるのかしら。たとえばはたのの両親のように,一見妻の氏でも書類上は夫の氏を名乗った扱いになっているケースもあるだろうし。


斯様に少数派だからなのかなんなのか,役所に婚姻届を出しに行ったときには,お役所的事務手続作業の一環といった実に淡々とした口調で,筆頭者になります,と確認された。


あれはあれで,やけにふらふらしてひっきりなしに咳き込んでいる不審な女性が月曜の夕方に1人で婚姻届を持って戸籍課の窓口を訪れたわけで,そうとう怪しかっただろうと今でも思う。婚姻届を持って行った人間は本人確認をされる(運転免許証などで)けれど,その場にいない人間の確認はできない。極端な話,書式さえ整っていれば,相手(もう1人の当事者)の了解を得なくても可能なのだ。戸籍謄本の請求は謄本に記載されている人以外でもできるし筆跡の確認もないんだから,三文判の手に入りやすい姓であれば,第三者に頼んで騙ってもらうことはそう難しい話ではない。今回は証人をかなまるの両親に頼んだので手が込んでいるといえばこんでいるが,一人で妄想脳内結婚もない話ではない。


というわけでかなまるの元には地元市役所(?)から,「あんたの名前で婚姻届が出てるけど,いいの?」という書類が来たとか来ていないとか。さらにそこに記載されていた名字が(ついでにいえば事務処理後に最初に取った住民票の名字も)間違えていたとかいないとか。