比べてみれば確かに若い

某所(?)で1998年のベストテン初出演時のJUST ONE MORE KISSのビデオを見てたりして。まさに鶏冠頭のこのころ,衣裳だの周囲の女性の髪型だのがどこまでも80年代でなんともオールデイズ。そうやって考えると20年は本当に長い。そして顔も若けりゃ歌も下手だ。下手っちゅぅと語弊があるか。今の方がうまい(当たり前だよ)。
服装だのの流行はループすると思っていて(教えられていて,というべきか),それこそ80年代に多感な幼少期を過ごした自分は,そのころより15年ないし20年前にあたる親の学生時代の写真に見られるスタイルのあまりのギャップにびっくりしていたもので,しかし母は「そのうちはやるようになる」と言ったものだ。その後しばらくして(10年近く経って,といっても今から遡っても10年以上前のことだが),母の予言通り,ほんの一瞬親が若かった頃とそっくりの服が流行ったのは驚いた。
その流れで行くとそろそろ80年代ファッションになっていてもおかしくないころだが,まだあのころの女性の服装や前髪の巻きっぷりにはそうとうの違和感を感じる(パーマはやりで髪をぐるぐる巻いてるって点では近づきつつあるのか?)。一方,近い過去を振り返ってみて90年代後半のファッションからも離れつつあるようには思うので,今は過渡期なのか。としたらその前の動きに比べると随分ゆっくりしているな。景気が落ち込んだからなのかどうなのか。
果たしてこの先ひっくり返った前髪の復権はあるのか。そして男子のニッカポッカ復権の日は来るのか。
そりゃ80年代も終わりになれば,ベストテンも無理があるよ。黒柳徹子氏にあの声で「まー,見事な髪型で」って言われてもなぁ。そりゃ子供心に髪の印象しか残らないよなぁ。

ちょっとした(でもおおきな)ことがあって思うところあって(不甲斐なさとか不甲斐なさを言い訳に夜更かしをしているところとか)そんな時に懐古モードに入ると沈んだ気持ちが余計落ち込んでは行くのですが。