続,一般常識診断(一部ネタばれ),又は貿易統計


予想以上に盛り上がって,みなさまありがとうございました。3択10問×5分野で手軽な感じだったのが取り組みやすさだったのかと(わたしが作ったんじゃないけど)。


経済の問題に中国の対日貿易額一位の品目を問うものがあって,たぶんわたしは間違えた(もう忘れたけど)のですが,正解を見て「そうだっけ?」と気になった。対日はともかく,中国の輸出額全体だと,機械類が高いんじゃないかと思ったので。


貿易統計を調べるにはいくつかあって


・額だけなら,財務省貿易統計で国別,品目別に検索できる。しかしここは相手先・品目を指定しての検索になるので,順位を調べるには向いていない様子。


・ならば,ジェトロ(日本貿易振興機構)の貿易統計データベース。「国別主要品目表」で順位がわかる。


・ここで見ると正解は正解ではなさそう(ちなみに2004年計の1位が「コンピュータ等の部品 」2005年の1位が「携帯用コンピュータ(デジタル式、重量10kg以下)」)


・しかしこれは品目の分類が細かすぎよう(10kg以下のデジタル式携帯用コンピュータって……)ということで,総務省統計局の統計データ。「統計表一覧(Excel集)」→「総合統計書」の「日本の統計」→「第15章 貿易・国際収支・国際協力」→「15ー7 相手先,商品別輸出入額」


いきなりExcelファイルをダウンロードしはじめますが。平成16年では中国(台湾,香港を含まない)からの輸入,1位;衣類・同付属品,2位;電算機類,3位;音響映像機器。だそうです。


この品目の分類の仕方も見慣れていなくて今ひとつ腑に落ちないので,漫画を買いに本屋に行くついでに図会を見てこようと思いつつ,何が言いたいかというと,この種の統計の取り方(品目の決め方)一つで結果が変わるようなものを暗記問題にされてもね,ということです。自戒を込めて。しかし鉄鋼を選んだ自分にはフォローのしようがない。